風車にリベンジ

UPし忘れた記事。10月に風車を求めて惨敗したのだが、クリスマスイブの日は朝から快晴だったので、波崎ウインドファームへリベンジに行って来たのだ。例によってスライドショーになっております。

From Hasaki

この風景、本来言うことなしのはずなのだが、残念なことにゴミが...。海水浴場から少し離れているせいかもしれないが、不法投棄や目立つ。あと、海岸沿いの道路が私有地にかかっているとかで一部通行止めに。波崎海水浴場は過去「環境省選定 日本の水浴場88選」に選ばれている。頑張って元の風景を取り戻せば結構観光客も呼べるんじゃないかなあ。

公開情報
ちょっと古いが日本全体がわかりやすい。
夜には東京へ戻れたので、ケーキはちゃんと食べますた。

ゆくGoogleくるGoogle

ゆくGoogle
くるGoogle
とりあえず、元記事のみ紹介。明日にでも追記します。

*追記*
Predictionsはこんな感じ。

GDriveがローンチされる(確率80%)
Google Video、Picasa Web AlbumやDocs&Spreadsheetsなど実質的に既にWebベースのいろいろなストレージサービスがGoogleから提供されてて、あとはデスクトップから集中的にそれをアクセスする仕掛けだけがない。そこへWindowsファイル共有と同じ仕組み(SMB:Sever Messsage Block)をエミュレートするSAMBAの開発リーダーである、Jeremy Allisonをノベルから雇ったということから。

Google TVがローンチされる(確率40%)
9/5に書いたオンライン広告の戦略が変わる?という話と、GoogleとAppleがiTVについて会話しているという話から。

大企業向けGoogle Apps for Your Domainの登場(確率100%)
電話サポート、アカウントとデータを管理するためのAPIの提供などが予定され、任意のレベルでそれらにフックをかけて介入できるとのこと。変なコードを仕掛けると、昔のMacのExtension読み込み時みたいに爆弾マークが出るのかしらん。

GoogleとNASAの協業が実を結ぶ(確率80%)
やはり、この話でしょうな。

Medical Scrapbookがリリースされる(確率75%)
これって自分用の医療個人情報カードみたいなものと思ってるけど。日本では医療カルテは個人情報として個々の医療機関で厳しく管理されるはずのもの。米国は個人情報保護法がなくプライバシー法があるが、スコープが違う。で、連邦法としてHIPAA法(Health Insurance Portability and Accountability Act:医療保険の相互運用性と説明責任に関する法律)ができたわけだが、それと大きく関係していそうだ。

Google Checkoutがインターナショナルに(確率80%)
これは早く対応してほしいが、日本語サポセンも必要だろうな。あとPayPalに対抗するにはPeer to Peerの送金にも対応してほしいところ。

Wishlistの方はイマイチ。僕はもっと過激なDisruptionを期待するが、とりあえず
  • Google Phone (GMail, Calendar, News, Maps+GPS, Blogger, etc付)
かな。

The Top Social Networks of 2006

年末ともなると総括や予測を兼ねた記事が増える。Mashable.comのSocial Networking Awards - The Top Social Networks of 2006で、今年の総括をやっているのだが、1年で様子がごろっと変わったというか、増えましたねえ。知らないサイトが多い。

カテゴリごとに、「Mashable.comが選んだサイト」「読者が選んだサイト」「来年ブレイクしそうなサイト」が挙げられている。ひとつひとつは紹介しきれないので、個別にチェックしてみてください。僕は、Pageflakes, ReverbNationが気になった。satomi氏オススメのSlide.comも入っているな。

カテゴリ
読者が選んだStartups
MainstreamMultiply
Widgets and Add-onSlide.com, Zwinky
BookmarkTrailfire
PhotoTwango
VideoGotuit
Start PagePageflakes
MusicReverbNation, MOG
ShoppingThisNext, Etsy
Niche
Dogster, LibraryThing,

これを書いてて思ったのは、先日読んだ、梅田望夫氏と平野啓一郎氏の「ウェブ人間論」に書かれている「島宇宙」という言葉。DogsterやLibraryThingなんてそのものじゃないかな? 知恵として、現実社会を離れ島宇宙でサーバイブする生き方。

これは現実社会を牛耳る側からみれば、勝手にガス抜き機構ができて、予定調和アリガトーってなるだけではと思える。メディアとか一部の業界以外はさして変わらずに済む。若者はますます政治に参加しなくなる。結果、組織票を持つ宗教団体と宗教並みのイデオロギー政党を利することになる→現実世界はますますオカシナことになる→さらに島宇宙への脱出者が増える、という際限ない循環に陥って、最終的に皆は仮想世界に生きるマトリックスに...。

ところでこの本、梅田氏と平野氏の年齢が逆では?と思うことがしばしばあった。The Internetならぬ、The Outernetの世界の経験も多い梅田氏だからこその言い分はわかるのだが、アメリカ的個人主義も影響しているのかなと。人は何のために生きるのか、と大上段に構えるつもりはないけど、OLPCKivaやような方向性が議論されなかったのはやや物足りない感じがしたな。

ウェブ人間論
梅田 望夫 平野 啓一郎
新潮社
売り上げランキング: 95

アンディ・マッキー



ソノ筋の方には有名なフィンガースタイル・ギタリスト、アンディ・マッキーによる、とても珍しい形の12弦ギターでの「The Friend I Never Met」ライブ演奏。彼が所属するCandyRat RecordsのYouTube Channelに投稿されているやつです。ハンマリング・オンオフとハーモニクスだけなんだが素晴らしい響きだ。

MySpaceでも彼の演奏を聴けます。この顔で27歳(26?)かよ~。去年、日本に中川イサトらとのライブで来てたとのこと。実物はかわいい人らしいです。

CandyRat Recordsはギター中心のレーベル。フィンガースタイルのプレーヤーだけでなく、悟り兄やエリックジョンソン、ジミヘンまである。アルバムはCDでもMP3でも購入できる(MP3はCD版の約2/3の価格)。FM音質での試聴もFlashプレーヤーなので軽いし、PayPalで支払えるし、ユーザー本位の姿勢に好感が持てるね。

Amazing Christmas Lights 2006

昨年のブログでAmazing Christmas Lightsというド派手なのを紹介したんだけど、おー、今年もやってる!と思いきや、別の方が挑戦してました。



やってるのはHaydenworldのPaulとElizabethで、場所は五大湖近くウィスコンシン州のココ。YouTubeやGoogleVideoにもPaul自身が5本くらいアップしているが、彼らのサイトに多くの写真ビデオがある。

FAQによれば、
  • ライトの数 → 約25000本
  • いつから準備を始めた? → 去年のクリスマスの翌日
  • どやってライトをコントロールしてるの? → コレ。16チャネルのを3個使って、48チャネルで制御
  • プログラミングに時間かかった? → もちろん。1曲5時間から60時間
だそうです。

オンライン・フォトエディタの進化

Picasaもお気に入りなんだけど、AJAX花盛りになりつつある時代。オンライン・フォトエディタも既にいろいろ出回っている。評価の高いのは、Phixr

Phixr

これが優れているのは、
  • デスクトップのフォトエディタ並みの編集機能
  • メールによる写真アップロード
  • 複数の写真の合成
  • JPEG,PDF,PNG,GIF出力
  • OCRイメージからのテキスト抽出
  • エフェクト実行前のプレビュー
  • サインアップもメールアドレス登録も不要
  • シンプルなユーザー・インターフェース
  • OpenIDへの対応
ちょっと残念なのは、無償アカウントでは写真のサイズが1280ピクセル*1024ピクセルまたは1.3MBに制限されている点。ま、無償なので仕方がないだろう。

話が逸れるが、最後にあるOpenIDというのは、Aサイトが信頼するxpotechiさんならBサイトもxpotechiさんをそのまま無条件に信用しちゃいましょう、という認証の譲渡、というか、いわゆる汎用SSO(シングルサインオン)のメカニズム(Aサイトがxpotechiさんをどうやって本人確認したかどうかは関係ないことに注意)。

一方、Fauxtoはオンライン・フォトエディタの新参者だが、こいつはちょっと質が違う。今までのオンライン・フォトエディタは既存(或いは他のサイトの)の写真を取り込んで編集するだけだったが、FauxtoはFireworksやPhotoshopみたいにスクラッチから画像を作ることができる。実際に試してみたら、AJAXではなくFlashアプリだった。操作はかなり軽快で、結構なレイヤー機能もあるし、まんまPhotoshop気分だ。

Fauxto

注意しないといけないのは、CTRL+ZでのUndoができないことくらいか。Office2.0というか、WebTopの時代を感じさせてくれる一品だ。下手をすると、入門版で名高いAdobe Photoshop Elementsなんかはヤバイかもしれないと思わせる。

*参考*

GoogleがSOAPにトドメを刺した日

GoogleがSearch APIでSOAP(Simple Object Access Protocol)をサポートしなくなった。GoogleのProduct Managerである、Tom Stockyは新規にキーの発行をしないだけで、現在、SOAP APIを利用しているアプリケーションには影響はないと、Google Group内の議論でコメントしている。

soapapi


新規にSearch APIが欲しければ代わりにAJAX Search APIを使えってことなんだけど、AJAX Search APIのわかりやすい解説は既に出ているのでそちらを。

開発者らは歓迎というわけではなく戸惑っているようだ。何故、AJAXなのか、と。Yahoo!にはREST APIが、Live SearchはMS提供だけにSOAP APIがある。AJAX Search APIはSOAP APIの代替ではなく、これからWebサービスを勉強しようとしている者には悪い知らせだと。本当はGData APIで代替したかったが、間に合わないのでそのための時間稼ぎかな?

このあたり少し調べていたのだけど、今回のSOAPサポート廃止には伏線があって、11/19にGoogle Web APIに携わっていたNelson Minar(今はGoogleではない)が、Pete Lacey’s Weblog :: The S stands for Simpleという傑作な記事に対し、こんなことを述べている。
Why SOAP sucks:
There's an amusing dialogue floating around about how simple SOAP is. As someone who bears some past responsibility for well used SOAP services (Google's APIs for search and AdWords) let me say now I'd never choose to use SOAP and WSDL again. I was wrong.
彼はここでは、自分はREST / HTTP+POX(Plain Old XML)の道を行くだろうって予見している。XML自体は災いだともバッサリ。で、約1ヶ月経った12/18にGoodbye, Google SOAP search APIという記事を書いているが、O'Reilly Radarはこの記事を参照しつつ、サポ停はGoogle Answersの廃止など一連のサービス見直しの一環政策によるものであると同時に、SOAP規格争いはそれをコントロールしたがっているIBMやMicrosoftの政治的なフットボールと成り果ててしまっていることがあると指摘している。

SOAPが(標準としては)死んだ云々は新鮮な話ではなく、SOAP is Comatose But Not Officially Dead!に代表されるようにかなり前から「もはや死に体で、死亡宣告が行われていないだけだ」という見方はあった。ただ今回、Googleが実質的に息の根を止めたというように受け止めましたね、僕は。企業アプリケーションではSOAPは連携手段の1つとして残るだろうけど、Web 2.0界隈ではもはや出番は無さそうだ。

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*Updated*
下の記事を読んだのだけど、SOAPを辞めた理由のひとつには、バッチ処理的な使われ方を抑制するという狙いもあるのではないかな。現在、API Keyあたり、1日5万回のCall(毎秒1.73回)という制限があるが、AJAX Search APIに比べると、SOAPの方がサーバーサイドでDBへのキャッシング・プログラムを作るとかやり易い(Javascriptでもできるけど)。

*Updated 3/26/2007*

NASA+Google=iEarth

NASAとGoogleが協業を発表した。最初の協業は、リアルタイムの気象情報、月や火星の高解像度3D地図、さらに将来は人工衛星やスペースシャトルのリアルタイム・トラッキングなど。
NASA - NASA and Google to Bring Space Exploration Down to Earth:
MOFFETT FIELD, Calif. - NASA Ames Research Center and Google have signed a Space Act Agreement that formally establishes a relationship to work together on a variety of challenging technical problems ranging from large-scale data management and massively distributed computing, to human-computer interfaces.

As the first in a series of joint collaborations, Google and Ames will focus on making the most useful of NASA's information available on the Internet. Real-time weather visualization and forecasting, high-resolution 3-D maps of the moon and Mars, real-time tracking of the International Space Station and the space shuttle will be explored in the future.

NASAとGoogleがタッグを組むのは初めてではない。Google Marsの時とかあったしね。しかし今回は包括的であると同時に、iEarthと呼ばれるソフトがGoogle Earthと共に来年4月にリリースされるらしいのがポイント。書かれている内容からすると、これはリアルタイム版Google Earthっぽい。スポットを選ぶとあるので、丸ごとリアルな地球がグルグル回るわけではないにしろ、これはすごいことだ。
NASA overwhelmed by climate data - earth - 15 December 2006 - New Scientist Environment:
Called iEarth, the NASA software scours EOS databanks for information and converts it into a file that can be viewed via Google Earth. Choosing a spot on the planet's surface will prompt iEarth to display ground-based measurements for that location, as well as data relating to the atmosphere and space above it.

今年のPerson of the Year

「きみ、藻前、アンタ、あなた方」だそーです。TIME誌恒例のPerson of the Year。
TIME.com: Person of the Year: You
The answer is, you do. And for seizing the reins of the global media, for founding and framing the new digital democracy, for working for nothing and beating the pros at their own game, TIME's Person of the Year for 2006 is you.
やるねえ。

今週号はYouTubeのPhotoエッセイもある。なーんと、あのメントスネタも出ているじゃないかえ。

森林公園

紅葉は終わってたが、電車に乗って国営武蔵丘陵森林公園に行ってみた。フツーの森林と違うのはところどころに案内板があって、迷子にならないということ(笑)

沢山の落ち葉が道を覆っている。こうやって堆肥の元ができ、虫の幼虫やミミズ達やバクテリアがゆっくりと堆肥化を促進する。雨や雪は余分なカリウムを流す。土壌改善も行われる。人間だけが見事な自然の営みを無茶苦茶にしているということに改めて気がついて、あちゃーという感じがするな。たまにこういう所へ来たからって謙虚な気持ちになるのは歳のせいか(汗)

From Shinrin Koen

Google Phone

Google Phoneかあ。Om Malikもこれに呼応して「iPhoneは忘れて...」なんて記事書いてる。英国の巨大携帯電話会社であるOrange社とGoogleが、Google Phone開発に関する何十億ドルかのパートナーシップに関して、かのGoogleplexで打ち合わせたってことらしい。デバイス自体は台湾のHTC社製で革新的ではないが、Googleが開発するというソフトウェアがミソのようだ。2008年以降になるとはいえ、英国がうらやましい。
The future for Orange could soon be Google in your pocket | World | The Observer:
Google is on the move. The internet giant has held talks with Orange, the mobile phone operator, about a multi-billion-dollar partnership to create a 'Google phone' which makes it easy to search the web wherever you are.
今や日本ではPCよりケータイ画面眺めている時間の方が長いという人々が多数派だろう。僕もケータイ版DQで遊んでましたがムーンペタでこんなこと言ってもらって喜んでたりする。でも、Bloggerケータイとか、vloggerケータイとか、YouTubeケータイとか、SNSケータイとか、パケ代気にせず誰もができるようになるためにはDisruptionがもっと起きないとねー。

dq2

Spresent

Spresent.comというサービスができているみたい。ちょっと試してみたよ。Flashでできている。


日本語はなんとか使えるんだけど、Bloggerに埋め込む時はembedタグがちゃんと処理されない。結局日本語は取り去る羽目に(泣)それにFlashにしては重い。もう少し軽々と動けば使い道もあるんだけどな。

via clipmarks

ふたご座流星群

今夜はふたご座流星群が最も活発になる夜だったが、生憎の雨。でも、アーカンサスではよく見られたみたい。明日は日本でも見ることができるかなあ。今年のギャラリーはここだ。
Spaceweather.com: 2006 Leonid Meteor Shower photo gallery:
GOOD GEMINIDS:The 2006 Geminid meteor shower peaked this morning, and the first reports are in: It was a good show. There were "lots of meteors and fireballs, " says Alex Conu near Bucharest, Romania. One Geminid over Ozark, Arkansas, "produced shadows more intense than during a full moon!" reports Brian Emfinge: gallery.
流星は彗星から流れ出した固体粒子が彗星軌道付近を浮遊し、この近くに地球の軌道が近いと、毎年その近辺を地球が通過する際に地球の引力に吸い寄せられ、大気圏で燃えて消滅するのが流星。大きさは平均で1グラムもないそうだ。大きなので燃え尽きないで地球に落ちると隕石。

Brock1
Source : science@NASA

いろいろ読んでいると、Spaceweather PHONEというのがあるらしい。
Spaceweather PHONE:
Spaceweather PHONE is an astronomy alert service from the creators of Spaceweather.com. Sign up for our service --for yourself or as a gift for someone else-- and we'll phone you when things are happening in the sky.
うーん、いいねえ、a gift for someone elseって。これで宇宙天気情報をもらってだな、
「どうしたの?こんな時間に」
「ヨーコか? 空、見てみな」
「え?」
「流星さ。じゃな」
というシナリオ。キタ、脳内彼女ヨーコ(笑)。でも月額US$4.95だって。iモードで月額300円で同種のサービスやらないかな。今からでも今年のふたご座流星群観測をしたいヒトは以下を。場所はオリオン座の近くみたい。僕も明日の夜晴れていたらどこかへ出かけようっと。
で、今夜の曲はもちろんこれの1曲目ね。

永遠の生の始まり

写真を撮りだして悩むのは保存。紙のアルバムに整理するという発想は写真が珍しかった時代を引きずっているのだろうと思う。デジカメ全盛になった今、膨大な数の写真はどう残せばよいか。写真を厳選し「残すべきを残す」という考え方はある。でもそんなのはあまり写真を撮らない人か余程マメな人でないと無理。

DVDやCDに焼いても紛失したり火事になればおしまい。自分が生きている間はいいが、その後はどうなるかわかったもんじゃない。また、ここ数年で「100年プリント」が自宅のインクジェットプリンターでできてしまうようになったが、本当に100年持つかどうかはわからない。1000年は無理だろう。

僕はPicasa Web Album(やっと日本語版も出たね)に、つまり、Googleに写真データをどんどんアップし出している。Googleという会社は100年後あるかどうかわからないが、デジタルデータは劣化させずに複製できる。Googleが無くなってもデータは別の企業が引き継いでいくだろうと思う。今のGoogleが200年前をググれるようにね。

記憶域の容量だが、Mooreの法則ならぬ、Kryderの法則というのがあって、「ストレージ容量(厳密にはbits per. unit area)は13ヶ月毎に2倍になる」「10.5年で1000倍になる」というのが一時期、WikiPediaにも記されていた。しかし、「合意が得られていない」ということで、10月に削除されたようだ。その経緯はdiscussionにある。Kryderの法則に触れる代わりに今は、Seagate社の上級副社長インタビューにある以下のくだりが引用されている記事がいくつかある。
Seagate Outlines the Future of Storage:
HWZ : When do you think we can break the Terabyte barrier?
Chirico : Well, we're shipping a 500GB drive now. The Tera barrier would probably be within two to three years time. Since we're on a projected growth of areal density of about 40% a year, so in about two to three years, we should be in the area of about a 900GB to a Terabyte.
ここの毎年40%という数字を使って、Google SpreadSheetsでちょっとシミュレーションしてみた。
今年のパーソナルレベルのディスク容量を仮に400GBとする。2009年には1テラを超え、2030年には1ペタを超える。個人でだ。この表は2030年までだが、計算では2036年か2037年くらいには、人間の一生に相当する時間のハイビジョン録画を個人で記録できる程の容量になる。2050年くらいには1人で100人分を超える人生をハイビジョンクオリティで記録できる容量を持つことができる。22世紀にはお墓の概念もすっかり変わって、ネットにその人の記録と共にお墓があるのが普通になるかもしれない。

もうちょっと身近な例として、こんな例えを出す人もいるな。
Feature: The Future of Digital Media:
If Kryder’s law holds, the iPod of the future should hold one year of video by early 2012 and essentially all commercialized music by 2015.

Kryderの法則が成立するならば、未来のiPodは2012年初頭に1年分のビデオを記録でき、2015年までには、全ての商用音楽の1年を本質的には保持できるべきだ。
ところで、1年半前に「はてな」でこんな記事を書いた。
Seven Degrees@hatena - サーチエンジンとか:
大げさかもしれないが、サーチエンジンはヒトの生死にも影響する。「人間は2度死ぬ、1度目は本人の死、2度目は当人を知るものが全て死んだとき」という話は聞いたことがあると思う。そして第3の死が「記録の消滅」だ。これは今までごく限られた人々 - 犯罪者も含め、歴史上に名を残した人 - だけのものだったが、これからはサーチエンジンのキャッシュから消える時というのが第3の死に加わるだろうね。
これは少し認識が甘かった。3度目の死である「記録の消滅」は遥か未来にDelayするかもしれないということ。実質永遠の生を得られるってことだ。怖いことでもある。Picasa Web Albumはその始まりかもしれない。うーん、壮大すぎかな?

なんちゃってロケ敢行

ついに手を出してしまった、SL(D51-498)撮り。シャッタースピード間違えてピンボケ多し。やっぱり難しかった...。

From SL Days

あいにく初日は雨だったが、名古屋から来た人、BMW5シリーズで颯爽と乗り付けた人、ジャンパーの懐にさりげなく高級機を入れてきた人、年季の入ったオヤジ、酔っ払っている人、いろんな人達がいた。しかしマニアさん達の機材はすごい。カメラバッグってなんであんなに大きいのかと思っていたが、理由がわかった。カメラバッグ以外にジュラルミン・カバーのケースを2箱担いでいるツワモノも、てゆーか、こっちが素人だった(汗)。

ストイックなマニアの方々と違って、こっちは気軽に日帰りのつもりで行ったのだが、疲れたので急遽予定を変更して近くの伊香保温泉へ(笑)。結果2日のロケ敢行、と日程だけはマニア並みでした。
  • SL Days(Picasa Web Albumスライドショー)
今や汽笛の音を生で聞くことはSLイベントのある沿線でない限りは難しい。子供の頃にC58を見たことがあるが細かくは覚えていない。記憶に残っている音はTVドラマや映画の中に出てくるやつだったりする。しかし、何十年ぶりかで聞いた汽笛はド迫力&感動だったと同時に新たな発見! それは音に「タメ」があるということ。泣き系のギターアドリブを知っている人は、チョーキングのときのあの「タメ」だと言えばおわかりか?「ポーッ」ではなくて「プゥゥゥォォォオオオオーッ」みたいな感じ。時折むせび泣くような感じがするのはそのせいかも。次のWebサイトのSLえちご阿賀野号ってところで同タイプの音を聴くことができる。
汽笛って、人を不快にさせるというより、むしろ風景と一緒になって癒す音。信号が鳴りだすはるか以前に遠くで汽笛の音がするので、あっ、もうすぐ来るなーってわかる。未だに多くのファンがいたり、SLに魅せられて全国を渡り歩いている人もいると聞くが、なんとなくその気持ちがわかるような気がしましたねー。

おまけネタ。
2日目に散歩した津久田駅前に、何故か例のダイドーのしゃべる自動販売機があって、中学生の女の子達が「はい、こんにちは」と挨拶していたのが妙な感じだった。恐るべし、ダイドードリンコ。

月に住む

NY Timesによれば、NASAは2020年までに月面上に恒久的な基地を建設するようだ。2024年までには180日までの滞在が可能になり、2027年までには、気圧コントロールされた乗り物で遠出も可能とのこと。まず米国がロケットと宇宙船を開発、その他の国や商業資本は、科学やその他の目的のためにこれを拡張することができるとのこと。
NASA Makes Plans for Permanent Moon Base - New York Times:
WASHINGTON, Dec. 4 — NASA announced plans today for a permanent base on the Moon, to be started soon after astronauts return there around 2020.
さて、宇宙に人間が長時間滞在したらどうなるか? 面白い対談があったので紹介しておきます。

MSの次なる野望?

OLPC(One Laptop Per Child)の生みの親、ニグロポンテ氏がNetEvents conferenceで明らかにしたとのこと。MicrosoftはOLPCでWindows XPを走らせようと試みていると。ちなみに試作機はLinuxだ。技術的には、SDスロットだけしか搭載しないのでこれをどう克服するか(Windowsを如何にコンパクトにできるか)ということと、もうひとつ大きな障害が。それはオープンソースにしなければいけないということ。MSは後者で葛藤しているとのこと。
ニグロポンテ氏は「OLPCにWindowsは不要」と言い切っている。

OLPCが現実化するにつれ、Microsoftは是が非でもWindowsを持ち込みたくなる(持ち込まねばならない)のはわかる。Googleにやられる前にね。

Web 2.0のトリレンマ

情報処理学会でこういう発表があったようだ。
性善説に基づく点が弱さというところまではわかるとして、「リテラシー向上を地道な啓蒙で」だけではちょっと寂しい。この先が真の問題ではないかという気がする。「企業価値が」とか「キャッシュフローが」とかまでいかなくとも、企業のグローバリゼーション・基本要件となった内部統制(金融商品取引法、会社法)との関係に踏み込まないと1年前のTim O'Reillyの"What is Web 2.0?"のレベルからあまり進展しないし、それ抜きには広告モデルによるビジネス事例紹介というデジャブから抜け出せないと思う(kivaのようなのもあるが)。「情報処理学会」だし、聴きに来ている方の目的も違うので止むを得ないんだろうけどね。

僕は、山形氏が経済のトリセツで紹介したShellの予測本に出てくる3軸の関係(効率性、セキュリティ、社会のまとまり)とか、開放経済下のトリレンマ(open-economy trilemma)と同じようなパラドックス含みの話になるんではないかと思っている。実際には4軸とか5軸になるかもしれない。

例えば、「開放経済下のトリレンマ」は、
(1)国境を越えた自由な資本移動、(2)為替相場の安定、(3)国内均衡(完全雇用)を実現するための金融政策の独立性、という三つの金融政策の目標のうち、完全に両立しうるのは最大二つまでである。
だが、これをこう定義し直してみる。
(1)企業を越えた集合知の活用、(2)会社法・金融商品取引法を満足する内部統制の実現、(3)企業情報戦略の独立性、という三つの情報化政策の目標のうち、完全に両立しうるのは最大二つまでである。
「Web 2.0は気になる、しかし他の2つを優先しているので今は手を出せない」、企業の悩みはそんなところだと思う。今後、どうシフトするか(或いはしないのか)? 僕も含めてこれに悩んでいる人は多いのではないか?ただ、話のレイヤーが違うので同じセッションでやるには無理があるかもしれない。経済学者とか企業経営に関わる方による、この領域の話というか、理想的にはテクノロジー・事業戦略レベル・企業経営・マクロ経済の垂直4点セットになっていればかなり聴き応えがあるのでは、と思った次第。

参考:

Google Picasa2によるビデオ作成

前の記事で触れた「Google Picasa2を使って複数の写真をムービーにする方法」の紹介です。念のためっちゅうことで、超簡単に紹介。

1. Picasa2で、ムービーにしたい写真群をShift+Clickとか、Ctrl+Clickとかで複数選択しておく。

2. Create → Movieを選択

PicasaMovie1

3. 写真を切り替える時間間隔を指定。1秒では短すぎると思います。僕は2秒にした。

PicasaMovie2

4. 圧縮方法を指定。既にPCにインストールされているコーデックが表示されます。このあたりは人によって違うはず。僕はDivXを指定。持ってない人はここでドゾ。

PicasaMovie3

5. あとはOKをクリックして生成されるのを待つだけ。先ほどの記事のは5MBくらいのムービー(拡張子は.avi)になりました。YouTubeにアプするなり、Google Videoにアプするなりして楽しんでくださいませ。

銚子電鉄紀行

久しぶりの晴れの休日。乗ってきましたよ、銚子電鉄! 今回はPhotoをGoogle Picasa2を使ってムービーにしてみました。さらにこれをYouTubeへ。では、ドゾ!



濡れ煎餅もいいけど、やっぱり乗車するのが直接的貢献だろうということで、1日フリー乗車券を620円で購入。予想通り日中はかなりの人で、ちょっとしたラッシュアワー並み。何度か途中下車しながら楽しませていただきました。

印象的だったのは駅によって表情が全く違うこと。如何にも鄙びた感じの駅やアメリカ南部っぽいのとか。犬吠駅にいたっては自称「ポルトガル風」なんだそうだ。終点の外川は朝市の名残が。

From Choshi

君ヶ浜駅はソテツと白亜のアーチが目印。写真を見てもらうとわかりますが、ホテルカリフォルニアっぽい(笑) で、犬吠崎灯台が見える海岸まで散歩。キャベツ畑を越え、小さな林を抜けるとそこが海。デート・コースにはとってもいいんじゃないかな。スライドショーを是非ご覧ください。

濡れ煎餅は品切れかと思ったがなんとか購入。途中の千葉駅のKioskにも売っていたけどね。普通の厚めの煎餅を醤油に浸したもの。月島の胡萩堂で売っている濡れ煎餅は薄くて超濃い味なんだけどそれとは対照的。濡れ煎餅といってもいろいろあるわけだ。

*Related post*

エンタメのLong Tail

Bear Stearnsのアナリスト、Spencer Wang氏による、エンタメの世界にロングテールを当てはめたらどうなるか、という分析。
11/15のYouTube Top 20のうち、75%がUGC(User Generated Content)だったという話や、お仕着せのコンテンツから無限の選択肢への流れ、利用者におけるフィルタの必要性などを、図表を使って順番に説明し、
  • ビデオ需要は増す
  • 皆の嗜好はどこかで食い違うので、ニッチコンテンツにも居場所がある
  • 旧タイプのクリエーターは、古いコンテンツを再配布することはできるけれど、UGMにシェアで負けるかもしれない
  • 新しい競争者としてのStartUpsは現れるだろう
  • 集約とブランド価値は、コンテンツの選択部分で急激に高まる
という、まとめに導いている。TechMemeでも、YouTubeがケータイ向けにビデオ配信するぞ(YouTube Coming Soon to Cellphones)ニュースと合わせて、プチ人気。偶然、タイミングが一致したのだろうけど、別記事の、
も合わせて読むと、いよいよ来年あたりから、Disruptionのうねりが来るかな、てゆーか、来てほしい。だってTVはもう手放したし(笑)。UGCが蔓延する「企画コンテンツ」を超えるという分析はさもありなん。企画とやらせは紙一重。インフォマーシャル的な企画や視聴者をバカにしたような企画は2chなどで即やらせ認定される。やらせに対する大衆の反動は、ブログ炎上やTBSの件などを見ればどうなるかは想像がつく。

前述のTechCrunch記事にもあるが、もはや「いつ」という時期だけの問題なので、大手広告代理店など既存権力はどう準備しているのだろうか。彼らは国家権力の中枢まで入り込んでいる。裏社会とも通じていることも想像がつく。先日も元公安調査庁の部長ビデオで裏社会と芸能関係が関係していることは明言されたところだ。こういう勢力を含めた既得権側は必死で既得権を守ろうとするのが自然なので、法整備も含め、ありとあらゆる策を講じてくると思える。ダウンロード、海賊版は禁止 政府、著作権法改正を検討という24日のニュースも、そういうことを見越しての動きだったりして。で、それを破壊してくれるのは、既存の与党でも野党でもないだろう。出でよ、第3勢力って感じだな。

おまけ
CGM(Customer/Consumer Generated Media)という商売っ気アリまくりの言葉よりも、UGCという表現の方がいいね。去年のWeb 2.0カンファレンスでそっちがメジャーになったと思っているんだけど、日本ではCGMの方が多用されてるな。

My World - Sick Puppies

10月3日に紹介した、ハグ男ネタで流れてる曲のバンドSick PuppiesのMy Worldのビデオ。5曲入りのEPもiTunesでダウンロードできるようになったし、母国オーストラリアでのツアーも決まったようで、ノリノリのようです。



Posted By:SICK PUPPIES - EP now on iTunes

Kansai Days

久しぶりに関西へ帰る。今回はカメラマンと化してました。
From Kansai Days

大阪には「立ち飲み」ならぬ、「立ちたこ焼き」が何軒かある。客層は老若男女カンケーなし。店によっては、ネギマヨなんていうメニューもあって、これがなかなかイケます。梅田界隈にお立ち寄りの際はぜひ。そういえば、こんな記事が。
Sankei Web > 社会 > 立ち食い文化花盛り なにわ新顔、パスタ店登場(11/22 15:28):
 立ち食いは17世紀半ばの江戸の屋台が発祥といわれる。江戸時代のすしは「立ってつまむもの」だったといわれ、江戸前すしのカウンター席も、屋台で立ち食いすることの名残だ。

From Kansai Days

おかきで有名な播磨屋大阪店の「あんころぼたもち」。なんと263円だ。ほかにも驚くことが...。これは行ってのお楽しみ。
From Kansai Days

今までブログに載せる写真素材はFlickrを使っていました。Picasa Web Albumは最近使い出したのですが、写真の整理と公開・共有が簡単だしBloggerとの相性もいいので、今後はPicasa Web Albumを使うことが多くなると思います。FlickrはSNSとしての機能が充実してるし、ちゃめさんも最近友達の輪に入れてくださったんですが、どーしてもYahooよりGoogleブランドに惹かれてしまうのであった(笑) すません >  ちゃめさん。

ぬれ煎餅のハイプ

銚子電鉄の件で「ぬれ煎餅」がかなり話題になってるね。IT Mediaが報じるわ、save the銚子電鉄 @ ウィキなんてのもできて、祭り状態かも。

銚子電鉄

テクノラティで「銚子電鉄」への言及ブログを調べるとこんな感じ。
Technorati Chart

また、この件での初めてのブログエントリーは11月14日付のこれだと思われる。
夜行快速/低空飛行 - 銚子電鉄の苦境について:
銚子電鉄は、鉄路を維持するためにありとあらゆる努力をしてきました。トロッコ列車の運行や記念乗車券、グッズ、煎餅の販売はもちろんのこと、携帯電話の代理店や宅配便の受付、切手の販売、ロケ場所の提供、朝市の開催…その努力ぶりには目を見張るものがあります。おそらく、日本に存在する中小私鉄の中で、ここまでの営業努力を重ねているところはそうそうないでしょう。
本日、22:00現在で3000件の注文だそうだ。昨日は1000件ちょいだったというから、今日だけで2000件くらい? 納期も20日だとか。単に「経営が苦しいから買ってくれ」ではなく、必死の営業努力をしているというのが伝わったからだろう。24名の職員や関係者の人もさぞや嬉しい悲鳴を上げていることと思う。今度の飛び石連休は銚子電鉄に乗りに行く人が結構多いかもね。

ま、ここは「地方経済の落ち込みは...」なんて野暮なことは言わず、ぬれ煎餅を買って応援することにしよう。まさか電通あたりのヤラセではないだろうな、と祈りつつ...

*Update*
ブログができたみたいね。

OLPCの試作機が完成

OLPC(One Laptop Per Child) の試作機(モックアップじゃなくてちゃんと動くやつ)がついに完成したようだ。できあがったマシンを開封しているところの写真もある
One Laptop per Child Community News:
Many put in Herculean efforts and as scheduled the first build of X0 was begun on Tuesday afternoon November 14th. About 35 operators assembled the laptops with the over-site of the entire technical team from Quanta and Mark Foster and Mary Lou Jepsen from OLPC and David Woodhouse from Red Hat on hand. The first laptop was started with its motherboard, and ran most of the way through the line alone ―with every operator idle except for the one, each operator successively doing his or her job. After Laptop #1 had made it through about 20 operators, Laptop #2 was started. 221 laptops were built on Tuesday and an additional 600 units on Thursday; many are still in run-in and final test.

たくさんの人々が超人的な努力を行い、X0の最初の製作が予定通り11月14日の火曜午後に始まった。Quantaからの技術チーム、OLPCからのマーク・フォスターとメアリ・ルウ・ジェプセン、およびレッド・ハットからのデヴィッド・ウッドハウスらが張り付いた状態で、約35人のオペレータがラップトップを組み立てた。最初のラップトップはマザーボードから始められ、各自が自分の持ち分以外はアイドルになりながらも単独ラインで(シリアルに)作業を行った。ラップトップ#1が20人のオペレータで作られると、ラップトップ#2の番だ。火曜日に221台のラップトップが作られ、追加分の600台が木曜に作られた。多くはまだ評価と最終テスト中である。
OLPC WikiにはBIOS, EC codeやブートローダに始まり、いろんなモジュールへの貢献者の名前が記載されている。Sugar's web browserはMozillaのGeckoレンダリングエンジンを採用してて、つまりfirefoxと一緒。あと、EToysで御大アラン・ケイに続き、大島芳樹氏の名前が。この方は、はてなに日記を持っていらっしゃる模様。
大島芳樹のカリフォルニア日記:
http://laptop.media.mit.edu/laptopnews.nsf/latest/news?opendocument=
にEToysチームの人として名前が載っていましたが、名前の順番だけではなく山宮さんやScottの名前がないのは片手落ちではなかろうか。
へぇ、他にも日本人が貢献してるのか。とにかく歴史的な貢献と思います。まずは、おめでとうございます、と言いたいですね。大島さんの日常生活のページにはAlan Kayと秋葉原に行く(1998/ 7/18)というのがあったりするな。

D50初撮り

Picasa Web Albumをちょっと使ってみた。

From D50 First Take

ソーシャル化したNing

Ningでは、登録されているWeb 2.0タイプのアプリケーションやソースコードをコピーして自分のサイトで使ったり、Google MapsやFlickrとマッシュアップ・アプリケーションを作ったりすることができる。Netscapeで有名なマークアンドリーセンが立ち上げたサイトだけに最初は注目を浴びたが、やはり登録されているアプリケーションの数が思うように増えず苦戦していたようだ。原因の一つにはphpソースしか受け付けないというのがあったようで、.netアプリとかJavaアプリも登録できるようにすると言っていたが、未だにphpだけのようだ。

どうなるのかなーと思っていたら、開発者よりもソーシャル・ネットワーク化の方へシフトしたみたい。トップページのキャッチも「Ning - Create your own Social Websites!」となっている。つまり、典型的なソーシャル・アプリを用意するから、どんどんコピーして自分のサイトを作ってちょうだいねと。サブドメイン名も好きなのを用意してあげましょうと。

現在、
  • Flickrのようなソーシャル写真サイト(Ning Photos)
  • YouTubeのようなソーシャルビデオサイト(Ning Videos)
  • VOXやMyspaceのようなソーシャルネットワーク型サイト(Group)
といったキラーアプリがあり人気を博している。物は試しということで、sevendegreesphotos.ning.comを作ってみました。3分で作れるよ。

Ning Photos

基本機能はかなり充実しているので単純にコピーするだけでも十分使える。さらにカスタマイズも可能だし、凝れば相当なWeb 2.0サイトを手にすることができると思う。仲間内での写真やビデオ共有サイトならこれで十分じゃないかな?

無論、以前からの機能(開発者によるソースコード付アプリケーションの提供と共有)も存続している。はてさて、今回のソーシャル化はNing起死回生の一発となるか?

Related posts:

Google Earthでタイムトラベル

Rumsey Historical Maps1

9月13日に続いて、11月1日にアップデートされたGoogle Earth (Release 4 - BETA)では、
  • 描画ツール
  • 新しいアイコン
  • 3D描画が速くなった
  • 印刷の改善
  • MSIインストーラー対応
といった新機能追加や改善が無償版に施された。さらに、Google Earth Proではプレミア機能だったwmvムービー書き出しをサポートするなど、着々と機能を拡張している。

そんな中で、イチオシはこれ。historical mapsだ。レイヤーパネルにあるFeatured Content→Rumsey Historical Mapsで見ることができる。江戸なんか、「yedo」ですぜ。

Rumsey Historical Maps2

Via Google Earth in 4D

First post from Google Docs

WritelyBlogger Betaから直接、投稿ができるようになったようなので試してみたよ。

下はついに買ってしまった、デジタル一眼レフ。Nikon D50 本体とSIGMA 18-200mm F3.5-6.3。 昨年6月発売なので、かれこれ1年半になるし、画素数も610万画素と最近の1000万画素機種に比べると見劣りしますが、まあ、素人ですから地道に入門編からやってみるということで。写真なんか撮れればいいし、多少色とか悪くてもPhotoshopでレタッチできるわい、なんて思い込んでいた日々がウソ のよう(笑)

お世話になったサイトはコチラ。


D50

*Added*
Google DocsからPublishすると、HTTP 500のエラーになり更新できなかったんだけど、Flyoverで指定していた日本語を消したらエラーが無くなった。でも、別のポストで試してみたらFlyoverでの日本語は通る...。まだバグが少しあるのかもしれない。

20年後のTop Gun

speedangeles2003年に女性ディレクターのペイトン・ウィルソンは、米海軍戦闘機パイロットの世界に入った。彼女は軍の前例のない配慮により、コックピット写真などかつてない映像を撮影できた。そして、F-14トムキャットのパイロットになることを夢みてきたJayとMeaganという2人の男女パイロットに出会い、彼らを2年半に渡って追い、ドキュメンタリーDVDを作った。

Trailerやクリップ集はここ。
「Dogfight」なんて観てると、まんまTop Gunみたいだ。あれから20年近い歳月が経っているにもかかわらず、あんまり変わっていないのは妙な感じがする。F15なんかだとまた雰囲気が違うんだろうけど。

Jayは23歳にして2度目の人生。彼は高校の時に顔に銃弾を受けて九死に一生を得て、その後海軍に。MeaganはTop-Gunが大好きだった。しかし彼女はマーヴェリックとデートしたいとは思わなかった。マーヴェリックになりたいと思ったらしい。

しかしこれは映画ではない。彼らは個性豊かで感情的で生々しい。そうして彼らはやがてイラク戦争に直面してゆく。このドキュメンタリーは彼らを通じて全てのパイロット達の物語になっているとのこと。作成するにあたっては、相当の忍耐が必要だったそうで、DVDは来年の1月30日に発売される。Amazonで入手できるなら見てみたい。

2006 - 11/01 - "Speed and Angels" Movie Premiere:
Wilson says her favorite part of the film is Jay and Meagan’s struggles with the reality of their professions. “But if you want more specifics, you gotta see the film,” she adds, laughing.

Tribute to Trainrider



ドイツ・フランクフルトのある21歳の若者が今年のはじめに白血病で亡くなった。彼の名は「Trainrider」。彼は危険なTrain surfingが子供の頃から好きだったようだ。

Train surfingとは走る電車の「外側」に乗る遊び(貧困でやむを得ずというケースもあるが)。落ちて足を無くした子供もいるし、BBCでも南アフリカでのTrain surfing問題を報じている。
これを読んでみると、子供が自分の存在を主張したい、或いは、死を恐れないほど「楽になりたい」と思う気持ちが強いといった、子供を取り巻く社会的・家庭的要因も背景にあることがわかる。

このドイツの若者はどうか? 彼は死を覚悟した昨年、時速330kmで走るICEにも「ライド」している。「一番好きなことをやりたい」と言った結果がこれだったそうだ。上のビデオもそうだが、彼が亡くなった事を報じているYouTubeビデオには、いろいろな列車でサーフィンする彼の楽しそうな彼が映っている。

(当たり前だが奨励しているわけではない、為念)

2025年予測本

山形浩生氏のはてなダイアリー「経済のトリセツ」で紹介されてた、シェル石油による2025年までの未来予測本。ベタ褒めだったので「本当か?」と月曜日に注文してたのが届いた。一見、デザイン本かと思わせるような、上質紙にカラー印刷された分厚い会社紹介風の装丁。裏を見るとDesigned by Grundy & Northedge, Londonとある。デザイナであるPeter Grundy氏ってBloggerユーザーみたい。

著者はJeroen van der Veer氏となっていて、Royal Dutch ShellのCEO。Executive Summaryはこのサイトで読めます。自社のステークホルダに「我々は将来をこう考えている」と、こういう本をリーズナブルな価格で出版するのはすごいことだし、公開企業として理想的な姿と思える。日本の企業もWeb上のIRページだけじゃなくて、こういうことをやってほしいもの。

とりあえず読み始めます。どこまで理解できるやら...。

Mouser



これ面白ーい。キーボードを使って二分探索(Binary Search)方式でマウスポインタ位置を絞り込んでいって、左右クリックとかのマウス操作をさせることができる。薄いブルーで絞り込んでいく様子がわかる。最初は難しいが、慣れると結構操作できて楽しいよ。

Mouser.exe
  1. 上記のexeをダウンロードしてクリックするとタスクトレイにMouserが常駐する
  2. Ctrl+Mでアクティベート
  3. "i"(上)"j"(左)"l"(右)","(下)でポインタを追い込んで、"k"(左クリック)"r"(右クリック)。矢印キーも使える
  4. 脱出はescapeキー

実際にやってるところをハードコピーしようとしたが、PrintScreenキーが効かない。仕方ないので、ソースであるLifeHackerで紹介されてたYouTubeビデオを貼り付けておくね。

Via Hack Attack: Operate your mouse with your keyboard

Office 2.0カンファレンスで学んだこと

Ismael GhalimiによるOffice 2.0カンファレンスの補足。Office 2.0についてずっと書いてきた彼ならではの意見を少し紹介しておきます。3週間くらい前の記事ですが、いいこと書かれているわりにあまり紹介されていないようなので...。
What I learned at the Office 2.0 Conference:
Who is it for?
Individual users and Very Small Businesses (VSB). On one hand, Office 2.0 is not ready for the enterprise, and it’s a good thing. Trying to make Office 2.0 work for the enterprise today will strip the concept off all the good things that make it interesting. The enterprise needs reliability, scalability and security, and such attributes take some time to implement.
....

誰のため?
個人ユーザーと極小ビジネス。他方、Office 2.0は企業向けではない。そしてそれはいいことさ。Office 2.0を今、
企業向けに適合させようとしたら、それを面白くさせているいろんなことが概念上すべて取り払われてしまう。企業は信頼性、スケーラビリティ、セキュリティなんかを必要とし、そういう属性はインプリするのに時間もかかる。
....

Why does it matter?
Because without it, Nicholas G. Carr is right in saying that IT doesn’t matter. The IT industry is not growing anymore, mainly because IT customers cannot gain any measurable productivity gains from their traditional IT investments anymore. Sorry Nick, nobody wants you to be right on this one for too long.
....

なんでそれが重要なの?
Office 2.0抜きでは、ニコラス・G・カーが言っている「IT doesn't matter(邦題:ITにお金を使うのは、もうおやめなさい)」が正しくなってしまうからさ。IT産業はもはや成長しない。顧客は従来型のIT投資からは、測定可能な生産性向上を増やすことができないのがその大きな理由。ごめんよ、ニック。Office 2.0上においては誰も君(の言っている事)が正しくあってほしいとは望んでいないんだよ。
....

Whose lunch will be eaten?
Nobody’s. If you think Office 2.0 will eat into Microsoft’s Office business, you’re missing the larger picture. The introduction of Office 2.0 onto the marketplace will do to the Office 1.0 market exactly what the introduction of the PC did to the mainframe market: nothing. When the PC was introduced in 1981, the mainframe market was not growing much anymore, and it did not grow nor shrink significantly since then. Instead, introducing the PC just increased the overall market, by an order of magnitude or two. The same will happen with Office 2.0.

The reason for this is pretty simple: the bulk of the IT industry is focused on the enterprise today, especially within high-income countries.
....

誰のためのランチ?
誰のでもないよ。キミがOffice 2.0がマイクロソフトOfficeビジネスのエサだと思ってるなら、大きな状況を見落としてる。Office 2.0の導入がOffice 1.0市場に対してするであろうことは、メインフレーム市場へのPCの導入がやったことと全く同じことさ。何もなかった。PCが1981年に導入された時、メインフレーム市場はそれ以上成長していなかった。それ以後も成長もしなかったし、(しばらくは)劇的に縮小もしなかった。その代わり、PCの導入はマーケット全体を一桁ないし二桁増加増加させたのさ。同じことがOffice 2.0によって起こるさ。

この理由はかなり単純。IT産業の大半は企業にフォーカスしてるからね、特に高額所得の国々では。
....

他の記述も「そうそう」「ふーん、なるほどね」と頷く部分が多い。僕は、彼(Ismael Ghalimi)のIT|Reduxというブログが結構気に入っていてよくチェックしています。SAPやBPMとかBAMとか、この世界では珍しく、エンタープライズとWeb 2.0の両方を理解していてバランスがいいと思う。彼はあれからブログを更新してないんだよねー。彼にとっては一世一代のイベントだったようなので、さすがに疲れたのかな?

彼も書いてますが、Office 2.0って何という方は、是非、Office 2.0 setupとかから始めてみてください。しかし増えたなあ...。

Google Custom Search

右側にあるブログ検索をTechnoratiからGoogle Custom Search Engineに変更してみました。Google Custom Search Engineの「Create a search engine」ボタンを押して必要な項目を埋めていくと設置用のコードを簡単に作成することができます(日本語は使えないみたい)。

Google Custom Search

これ、以前紹介した、Google Co-opの機能を使っているのですが、Google Makerと併用すれば、自前の検索ボックス用ロゴも置けるし、検索結果表示ページを用意したり、カテゴリ別検索とかいろいろできそうです(但し、先にCustom Search Engineを作っておくことが必要)。それに、Blogger Betaだとダイナミックコンテンツだから、即反映されてレイアウト含めいろいろ試行錯誤できるのも良いね。

Technoratiは他のブロガーがどんなキーワードで書いているかなど、ブロゴスフィア全体の傾向がわかりやすくて利用価値はあるけど、検索速度に限ってはGoogleには敵わないなあ。結果表示が瞬時だもん。

ThinkFree Online

数日前に「グーグルアプリに強敵登場?」というタイトルキャッチで、CNet JapanがFlash製アプリ「Scrybe」を取り上げていましたね。YouTubeにアップされたデモムービーもあって見てみたのですが、操作性がいいとかオフライン機能があるのはわかるけどClosedなイメージがつきまといます。FlashなのでAPIを公開することもできないし、僕的には「よく作りこみましたねー」という印象以上でも以下でもないなあ。

これで思い出したのが、Java Applet製のThinkFree Online beta。IT-Proが春に簡単に紹介してます

thinkfree

厳密に言うとデスクトップはAjaxで、各ツール(ワープロ、表計算、プレゼン)はJava Appletです。しかもOffice2003そっくり。使ってみると本当に似ているので、ちょっとびっくりします。ThinkFree OfficeというMS Officeの競合品を出しているだけあって研究し尽くしてるんでしょう。.docや.xlsでの保存は勿論、Office2.0時代っぽく、PDFへの保存とかブログ投稿(Blogger,TypePad, WordPress,Squarespace,MovableType系など)もできるようです(Blogger Betaはダメだった)。文書の共有はCreative Commons対応。メニューも日本語化されてるし、フォントもローカルのMS明朝とかちゃんと選択できる。

Appletロード時は少し待たされるが、後は速度も思ったほど遅くない。OpenOfficeもいいけれどこれの方がより好ましく思えるなあ。但し、正真正銘のbetaのせいか、外部アプリから日本語テキストをコピペすると文字化けするとかまだ若干の不具合もあるのは残念。

Google Docs&Spreadsheets等によって、Office 2.0というキーワードの露出が多くなってきたけど、ThinkFreeが他と違うのは、Java Appletのことではなくて、前述のThinkFree Officeとのシームレスな連携、つまり「Web版とデスクトップ版のハイブリッド・アプローチ」にあると考えられる。Microsoftもこの戦略のようだ。
Pure Web Approach : Google, Zoho, その他多くの Office 2.0 startups.
Hybrid Approach : Microsoft, ThinkFree.
となるのかな。以前、Web2.0に足りないもので紹介したように、「オフラインアクセス」と「暗号化されていて且つ検索可能なストレージ」が鍵だと言われているので、この点からはハイブリッドは一見現実解のようにも思える。しかし、企業内部統制の観点からはかえって中途半端で魅力がないんだよねー。

日本でも金融証券取引法(J-SOX)を狙ってか、NECがThin Clientを発表したり、これからこの領域の話題が盛り上がってゆく気がするね。

Getting Real

O’Reillyの新しいレポートが読むに値するかどうかは他の方にお任せするとして、Timのブログには「$375は高すぎる」との非難コメントが。口火を切ったMattってあのMatt Cutt??? 一方で最近、37Signalが出したGetting Realは16の章と91のエッセーから構成され読み応え十分。オンラインで読むのはタダだし、PDF版は$19だ。Web2.0型自費出版サイトのLuLuから出ているpaperbackでも$29。げー、こんなんが出ていたとは....これと比べるとまあ割高感は否めないな。

さらにGuardian Unlimitedで面白そうな特集を発見。冗長かつ叙情的な気軽な読み物という感じなんだけどね。
A bigger bang | Weekend | Guardian Unlimited:
Everybody sitting at a computer screen is alone. Everybody sitting at a computer screen is at the centre of the world. Everybody sitting at a computer screen, increasingly, wants everything to be all about them. This is our first glimpse of what people who grow up with the net will want from the net. One of the cleverest things about MySpace is the name.
Web 2.0 specialという特集が組まれていて、NetvibesのTariq Krim、Del.icio.usのJoshua Schachter、DiggのKevin Rose、Blogger/OdeoのEvan Williamsといった著名なstartupsの起業家達に
  • What is Web 2.0?
  • What is your big idea?
  • The next big thing?
といった質問をぶつけて記事にしている。FlickrのCaterinaタン(笑)も出演中。

O'REILLY's new Web 2.0 report

Tim O’ReillyとProgrammable WebのJohn MusserとO’Reilly RadarチームによるWeb2.0レポート、Web 2.0 Principles and Best Practicesが出版されたようだ。pdfでUS$375。目次はこうなっています。
Executive Summary
Section i:
Market Drivers of Web 2.0
Six Key Market Drivers
Section ii:
Ingredients of Web 2.0 Success
The Eight Core Patterns
Web 2.0 Patterns and Practices Quick Reference
Section iii:
Web 2.0 Exemplars
Web 2.0 Proile: Amazon.com
Web 2.0 Proile: Flickr.com
Section iV:
Web 2.0 Assessment
appendix A:
Web 2.0 Reading List
appendix B:
Technologies of Web 2.0
endnotes
抜粋版を見る限りでは普通のコンサルレポートっぽい。「Web 2.0アセスメント」なんて、ちょっとねえ...。一般のユーザーは個々のStartUpsというより、Disruptionに関心があって、企業関係はEnterprise Web 2.0というか、Office2.0みたいなところに注目していると思うので、そういう部分でなにか面白いことが書かれているといいんだけど。

*Updated*
内容はさておき、$375というのがかなり不評みたい。この続きは次記事で書きます。

外房

DSC00606

新しいロゴが決まった祝いというわけではないが、思い立って房総半島を一周してきますた。内房より外房が趣がある。秋の夕暮れはナカナカ雰囲気がよかったです。

勝浦で本鮪の佃煮をゲト。

maguro

南総と言えば滝沢馬琴の里見八犬伝。てことは、僕的には里帰りしたようなもんか(笑)
初里見氏之興於安房也徳誼以率衆英略以摧堅平呑二総伝之于十世威服八州良為百将冠当是時有勇臣八人各以犬為姓因称之八犬士...

(はじめ里見氏の安房に興るや、徳誼を以て衆を率い、英略を以て堅を摧き、二総を平呑して之(これ)を十世に伝う。八州を威服して、よく百将の冠たり。この時に当たりて勇臣八人あり。おのおの犬を以て姓とす。よりて之を八犬士と称す)...
馬琴は途中で失明するも、息子の嫁お路に文字を教えて口述筆記させつつ28年かけて完成させたらしい。資料性が高いサイトを見つけたので、ご紹介しておきます。
馬琴はすごいのだが、文字を教えられて書くことを引き継いだお路ちゃん(知り合いではないが)もすごい、とある。確かにそうだ。文字を知らない状態からちょっと勉強したくらいでこの怒涛の漢字は書けないだろう、フツー。それに旦那ではなく、義理の親父のためにだ。現代ならあり得ないなー。

Links for 11-04-2006

ScobleShow: Videoblog about geeks, technology, and developers
Hotwired Japanの編集長だった江坂健さんのブログ経由。6月のBill Gatesの引退発表前にMicrosoftを辞め、PodTechに移ったRobert Scobleが、Videoブログをやっているというのは知らなかった。続けてこの記事を読んで、ああ、アカンと思ってしまった自分。

新しい千葉県ロゴの作成について
千葉県の知り合いがたくさんいるので、連休明けにでも感想を聞いてみたい(笑)

[K] 私の「統計のウソを見破るカギ」
健康食品の効用とか、某新聞社の「電話での聞き取り調査」とか、なんでそんなものを信じるのかねー。そういえば、先日、ある事柄に関する全社規程の草案を法務関係の方にチェックしてもらっていたんですが、「NOT (書かれている記述)」をことごとくチェックされて、科学ではないけど、反証主義的なテクニックを使うワケねーと妙に感心したり。

Why I'm giving up reddit - Arve Bersvendsen
やはり、ソーシャル系もエントロピーみたいなものがあって、それが増大してこうなるのか。起業について話をしていたとき、「始まったものはいつか終わる。大抵は終わりをどうするかは考えないので、その領域が実はビジネスチャンスなのだ」という意見で何故かまとまる。

船のいろいろ

昼飯時にナフサなんかの積載重量をどうやって測定するか、という話をケミカル関係の方とお話していたのですが、タンカーというか運搬船っていろいろあるのですよ。
タンカーとか乗ってみたい。Googleなんかのニュースを読んでいると情報の価値を思い知りますが、現実にはモノが動かないと人は生活できない。養殖マグロの棚卸しはどうするか、とか聞いているととても面白いものです。
日本船主協会:海運のことをしりたい方へ:
わが国の経済と暮らしを支えて活躍する日本の海運の姿が一目で分かるようを写真やグラフを主体に説明・解説しています。
ヒト・モノ・カネを知り、情報を知り、と願うわけですが、なかなかバランスよくはいかないものです。ベラヌールあたりまでは結構楽して辿り着いたが、ロンダルギアに向かう洞窟でボコボコにされてるの図に近い、今日この頃。

日本でもGoogle独自ドメインサービスが始まる

報じられている通り、日本でも Google アプリ 独自ドメイン向け が開始された。Exchange Serverやサイボウズなんかも苦しくなるだろうなあ。なんせ、Googleはタダですからねえ。スパム対策やバックアップ対策なんかもなまじ自営するより、ずっと安全・確実。皆さんが予想するように、Google Docs&Spreadsheets(WordとExcel相当)も近々、これに乗っかるだろう。

ライセンス売りの商売をしているIT関係者には激震必至。いくら「コモディティとなったシステムを開発したり、所有することに興味はないんですよ」とITベンダーやSierの方々に説明してもなかなかわかってもらえなかっただけに、僕的には少し嬉しかったりする。

Related Post:

で、ついでに書籍の紹介。「グリッド」とあるが、それは後半のみで、前半はSaaSというか、Google独自ドメインサービスに代表されるサービス利用型社会についての解説となっている。ITビジネスはもはや「ニーズ」ではなく「リスク・コンサーン」だというくだりには思わず頷いてしまった。

Reddit買収 orz...

redditRedditがWired digitalに買収されたわYO、と、satomi氏より、タレコミあり。
Wired Digital Acquires Reddit
Wired Digital has purchased the personalized social news aggregation website Reddit, the company announced Tuesday.
で、確認。あ、ほんまや。ちょっとショックかなー。

Wired digitalはCondéNet社が所有している。CondéNet社は他にも、Epicurious.comやStyle.comやLipstick.comを立ち上げた会社だそうだが、メディアコングロマリットであることくらいしか、知らない。Business 2.0のOm Malik氏によれば、GigaOMでの「次はどのニュースサイトが買収される?」の5択投票では、Redditは16%で3位というか真ん中。1位2位はBoing BoingとGawkerだったそうだ。

Redditって、diggとちょっと違って、ユーモアというか、シャレが通じるソーシャル・ニュース・コミュニティだったと思うんだけど、これからどうなるんだろう。Reddit2.0と称して、こんなモックアップが公開されてて期待してたんだけど。

*Updated*
てなこと書いてると、JotSpotから「Google has acquired JotSpot」のメールがGMailに入っていた。一瞬、eyespotと間違えて「お、GoogleVideoとYouTubeのマッシュアップ機能が誕生か?」と早合点。JotSpotはそうじゃなかった。コラボ系というか、WikiベースのLotus Notesみたいなもんです、はい。ITMediaが8月に紹介していましたね。GoogleはJotSpotの買収により、Docs&SpreadsheetsやCalendarばかりでなく、外部サービスも相乗りできるプラットフォームを提供しようということかな。

衛星トラッキング

Satellites

上の画面はNASAが提供する、Java Applet製衛星追跡アプリケーション。データベースに登録されている、900個以上の衛星を追跡できる。リアルタイム表示の他、100倍速、1000倍速での表示もある。

頭ではわかっていたが宇宙って結構混雑しているんだねえ。

しかしこれで驚いてはいけなかった。これには使命を終えた衛星や爆発によって飛散した破片 (スペースデブリ)は含まれていない。一定の大きさ(直径 10 cm 以上[低高度]と直径 1 m 以上[静止高度])だけでも8000個以上、1cm以上なら60万個以上、1mm以上のもので数えれば350万個あるというから驚きだ。尤も宇宙飛行士の手袋の忘れ物なんかも入っているらしいが。

ひどいのはProject West Fordという1961年から1963年にかけて行われた米軍による実験。グローバルなラジオ放送を狙って、ラジオ電波を拡散するモノとして、2cm針を衛星軌道にバラ巻いたらしい。無知とは恐ろしい。観測されたデブリと衛星の初衝突は1996年で、フランスの衛星Ceriseだったようだ。こういった爆発は膨大な数の新たなデブリを生む。

デブリの様子もNASAで公開されている。

debris


デブリの速度は静止軌道のものでさえ、秒速3kmくらいらしいので、時速に換算すると1万キロ。鉄砲玉から大砲の弾丸がビュンビュン回っているのが宇宙ってことで。おー、こわ。

海辺

NEC_0019

いろいろ行き詰ってるので、秋の海辺で脱力してきますた。

NEC_0024

VOX

MovableTypeで有名なSixApart社のSNS型ブログサービス「VOX」が開始されたようなので、早速試してみた。デザインやレイアウトのセンスがいいな、というのが第一印象。言語も日本語が選べる。Web2.0っぽいのは、YouTubeやFlickr、Amazon(us,uk,jp,etc.)などから動画、写真や書籍をバンバン紹介できること。公開APIを最大限利用しているのだろう。

MIXIのあの金太郎飴のような画面と違って新鮮な感じ。

VOX

安全な使い方やよくある質問と答えは、チームVoxのブログへ。もう少し遊んでみることにします。

堅牢なシステムとは

1年以上前のネタのようだが、Windows 2000でのとんでもないエラーメッセージ。
Your password must be at least 18770 characters and cannot repeat any of your previous 30689 passwords. Please type a different password. Type a password that meets these requirements in both text boxes.

パスワードは少なくとも18770文字で、且つ、30689個前のパスワードのいずれかを再使用することはできません。異なるパスワードをタイプしてください。両方のテキストボックスにこれらの要件を満たすパスワードを入力してください。
MITのケルベロス・ドメインへの認証を設定しようとすると発生し得る不具合だったらしいが、これは笑える。システム開発に余裕があれば、こゆのを表示してみるというのもよろしいのではないかと。あくまで自己責任で!(笑)

Firefox 2.0 Released

Firefox 2.0がリリースされたようだ。すっごく混んでる。

ftp://ftp.mozilla.org/pub/mozilla.org/firefox/releases/2.0/

多分、日本で一番早い案内と思う(笑) → 1時間前にブログに書いている人がいた(泣)

Free Hugs story


Free Hugs story on Ten News Australia

先日、書いたハグ男の件、MySpaceにこんなのがあったんで紹介しておきます。それにしてもバックで流れている「All The Same」は何度聴いてもいいねえ。

ソーシャル・ブクマク・アイコン追加

Blogger BetaではLabel機能がついたので、それはそれでスバラシイことなんですが、老舗del.cio.usやreddit、はてブなど、他のソーシャル・ブックマーク・サービスを使っている読者向けのアイコンとかテキストを置きたい人も多いはず。

テクノラティだと、こんな感じ。
<a expr:href='"http://www.technorati.com/cosmos/search.html?url=
" + data:post.url' title="Add to Technorati" target='_blank'>
<img border="0" alt="Technorati" src="[画像のurl]"/></a>
考えるのが面倒臭い人は以下へ。
手順は
  1. 「Expand Widget Templates」チェックボックスをON
  2. テンプレート内の"post-label"を検索して、その後のspan終了タグの前に挿入
という感じでしょうか。エディタの画面を載せておきます。

editor

Blogger Betaに移行

ついに、Blogger Betaに移行しました。今まで移行案内が来なかったのだ。本日、以下のようなメールが来てて、書かれている通りにSign outしてSign inし直したら、移行できるようになった。スパム嫌疑から解放された優良ブログってことだな(笑) テンプレートCSSが前とは全然違うので、暇なときにでも調べて手を加えていきますね。
Hello,

Your blog has been reviewed, verified, and cleared for regular use so that it will no longer appear as potential spam. If you sign out of Blogger and sign back in again, you should be able to post as normal. Thanks for your patience, and we apologize for any inconvenience this has caused.

Sincerely,
The Blogger Team
こうやって見ると、だんだん月間ポスト数が減ってきているのが丸わかり(汗)。1月~3月くらいって結構な勢いで記事を書いていたんだねえ。月間20くらいをなんとかキープしたいものです、はい。

Thrillerのパロディ

昨日の続きで、YouTubeでパロディものを探していたら、こんなのがあった。うーん、どっちも凄いゾ。
趣が違うが甲乙つけ難い。2つ目は是非ともアメリカの人々に観てもらいたいね。

Don't Download This Song



数サイトを除いて、誰も取り上げる気配がないのでここで書く!

ダウンロードするなと言いながら、公式サイトで"here, here, here ..."と、MySpaceやら独自ドメインやらのダウンロード・リンクを並べ立ててるこのヒト...
The Official "Weird Al" Yankovic Web Site:
DON'T DOWNLOAD THIS SONG!
Well, actually, you can download this song... for free... here or here! And you can see the video for 'Don't Download This Song' - directed by the great Academy Award-nominated animator Bill Plympton - here, here, here, here, or here!
"Weird Al" Yankovic - そう、あのアル・ヤンコビックだ。9月26日にリリースされたアルバム「Straight Outta Lynwood」からシングルカットされた曲。これに先立ち、8月22日にBill Plymptonのアニメによるミュージックビデオが出ていて、上のビデオはそれをアル本人が投稿したものだ。何げに「We are the world」に似ていて覚えやすい。歌詞はこのあたりでドゾ。歌詞自体はマジメに「MorpheusやGroksterやLimewireやKaZaAなんかのファイル共有サイトからダウンロードしたらいけないよ、CDを買うんだよ」と切々と歌い上げているのがイヤミ丸出し(笑)

「ちょっとハズしてるんじゃない? それって5年前の状況じゃん」というツッコミにはこう答えている。
"Weird Al" Yankovic: Ask Al:
Yeah, you're absolutely right. It's a completely dead issue - people stopped illegally downloading songs off the Internet years ago, and the RIAA is no longer taking legal action against P2P sites or criminalizing people who share files. What was I thinking? Thanks for setting me straight. By the way, don't forget to e-mail Neil Young and ask him why he's still writing songs about Iraq on his new album. I mean, come on... that war is so 2003!
確かにRIAAはファイルを共有するP2Pサイトや利用者を摘発するようなことはしなくなったけど、ニール・ヤングだってニューアルバムで終わったはずのイラク戦争のことを唄ってる、と。まあ、アルはシニカルに「問題は終わってないんだぜ、実は」と言っていると理解した。

ところで彼は今年の6月に、James Bluntの大ヒット曲「You're Beautiful」のパロディ「You're Pitiful(キミは哀れ)(mp3)」も出している。本人もパロディを許可。James Bluntの元歌は自殺をテーマにしてるし、さらに「Goodbye My Lover」は葬式用の曲1位になったとかのニュースがある。そういう暗~いキャラだけに、かえってパロディの存在がいいのかもしれないな。
で、YouTubeには「You're Pitiful」のパロディが溢れる始末。とにかく、アルは押しも押されぬ筋金入りのパロディ王だ。彼をスターにした懐かしい「Eat it」など、今でも笑えるおススメを紹介しとく。しかし、かれこれ20年以上くらい活躍してるわけかあ... 最初にパロった本家マイケル・ジャクソンより、したたかかも。顔も老けたどころか若返っているような気もするし、すごいことだね。
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Google Tubeの訴訟リスクの余談

Google Tubeの件で、訴訟リスクをどう見るかについての磯崎さんの見解を読んだ。
isologue: GoogleのYouTube買収と有限責任性:
もちろん、「訴訟する側がGoogleを訴えるなんてことがありえない」ということじゃありません。
YouTube にVCが投資した資金は、Forbesの記事などを読むと、たかだか数十億円のオーダーのようですので、YouTube自体は金もってない。むしろ、池田 さんのおっしゃるとおり、コンテンツを持ってる側の弁護団は、当然、なんとかGoogleにも責任が及ぶという理屈をつけてGoogle本体を訴訟できな いか、と頭をひねると思います。
訴訟リスクによる損害をどう見るかは専門家に任せるとして、関連した話を。

Googleは上場企業なので、SOX法(米国企業改革法)、つまり、Sarbanes-Oxley Act 第404条の対象になる。報道によれば、GoogleはSOX404を既にクリアしているわけだが、子会社になったYouTubeの提供するサービスにおけるビデオ投稿行為は、次回のSOX法監査時期までにコントロールされなければならないということになるのではないか。承認行為なしに投稿ビデオを公開することは、莫大な金額を要求される新たな訴訟リスクを抱える危険性が高い。投稿されるビデオそのものは会計トランザクションではないけど、財務諸表に影響する企業リスクとしては株主や債権者は無視できないでしょう。従って、この「業務プロセス」に対して何らかの対策を講じなければならないのではないかと僕は想像するわけです。

さらにこれは、YouTubeの面白さである「確信犯的ビデオ即時公開」ができなくなる(つまり検閲を伴うGoogleVideo方式にせざるを得ない)という可能性があるのではないかと思えるのだが...。それとも削除要員大量雇用で対応するかな?

監査法人のヒト、間違ってたら指摘してね...あ、監査・コンサル同時提供禁止だったか(笑)

コミュニケーション力 = 現代国語力?

国語の先生ブログの続編です。

「東大国語」入試問題で鍛える! 齋藤孝の 読むチカラ」には、「著者 - 受験生」ではなく「出題者 - 著者 - 受験生」の関係を構築しろとある。

これを
  • 意図(Why) - 対象(What) - 自分(Howを考える立場)
と置き換えてみると、この関係の構築力は、今、ビジネス現場で足りない、あるいは企業が採用したいという人材に求めているものズバリではないか。そうしてグレーゾーンにおける「間主観性」(それぞれの主観性の中で落とし所を見出す)を鍛えることが現代国語の目的だという話には非常に共感を覚える。

仕事でいろいろな顧客・同僚・関係部署相手にどう接してゆくか? 「オレはこう思う」の主観だけでもだめ、「一般的にはこうだろうねえ」の客観だけでもだめ。PM(プロジェクト・マネジャ)でなくてもステーク・ホルダとの関係性構築は仕事において基本動作の部類に入ると思う。但し、相手の能力が高いと(すごく頭の回転が速い人とかを相手にすると)、この関係性構築ができるかどうかは現代国語能力にかかってくる。「1,2,3,4,5...」というステップで会話が進むと思っていたら、「1,3,うっ 4,7,5 アレ? 8, 10...」というケース。コンテキストを理解できなくて結構辛かったり、逆に刺激を受けてアドレナリン出まくりという経験は誰にも多少はあるのではないだろうか?

最近、コミュニケーション力とかいうけど、結局はこのことなんだろうね。だから企業は新卒・中途にかかわらず、それが求められる職種では東大式現代国語(→著者曰く、最後の良心らしい)の筆記と面接をしたらいいのではないか?と思う。無論、そんなことより技術の深さあるのみとか、そういう職種もあるだろうから何でも現代国語というわけではないだろうけど。但し最低ラインみたいなのがあって、それに達しない場合は「空気嫁ない奴」ということになるな。英語力を試すのも大事だけど、優先度的にはこっちでしょー?


さてさて、普通の記事ですと、ここで実際に出題された文として島崎藤村の「朝倉だより」から「樹木のことば」なんぞを引用してみたいところなのだが、どうもそうはいかないのだ。そう - 著作権のこと。
入試過去問と著作権を考えるblog - 著作権問題が市場に及ぼす歪み:
もし僕が受験生であったのならば、「評論の載っていない赤本」よりも、「評論の載っている緑本」を買うだろう。当然、「日本ビジュアル著作権協会」に従 わない出版社は市場のおける競争において、決定的に不利な条件を背負うことになってしまう。現在、教育・出版の世界では「日本ビジュアル著作権協会」様に 跪き、膨大な金額を上納したものだけが、商売を許される状況が今生まれつつあるのだ。
JASRACだけかと思ったら、日本ビジュアル著作権協会なんてのもあるらしい。受験産業などが営利目的で著作を無断利用されることを保護する。それはまあわからなくはない。但し、著作権法では教育に関わる領域には制限が加えられている。
コピライトQ&A(著作権相談から):
学力その他の能力を試験したり、検定するために作成される試験問題は、その目的上、事前に知られてはならないという特殊性があります。著作物を利用する 場合には原則的に著作権者の許諾が必要ですが、試験問題を作成する場合には、このような特殊性から著作権者に連絡を取ることも困難です。そこで、著作権法 では、公表された著作物を試験問題として複製する場合には、著作権者の許諾を得なくてもよいことを定めています(36条1項)。
と、このようになっているらしいのだが、議員さん達は「知財保護」と称して新たな動きをしようとしてるみたい。
JVCAニュース 第4号 -JVCA 日本ビジュアル著作権協会:
同議連は海部俊樹元首相(自民)や羽田孜元首相(民主)、鳩山由紀夫元民主党代表、前田雄吉衆院議員(民主)、大田昌秀参院議員(社民)が発起人となっ た。発足の趣旨は、「青色発光ダイオード」発明対価を巡る訴訟などで、特許権や著作権、商標権などを含む知財への関心が急速に高まる中、国内の知財を保護 する法律を整備し、「知財立国」を促進しようというもの。
おっと、菅直人前民主党代表も入っている。教科書・教材出版会社の業界団体にメスを入れるんだとか。しかし、教育に関してはもう少しおおらかに考えてはどうなんだろう。教育は国家百年の計。昔よりひどくなったのなら昔程度に戻せばよいのであって、営利目的外ならOKとするとか(そういいながらン千万のカネを著作権団体に払えば掲載可になるのもどうなんだろうね)、なんとか教育面を配慮して欲しいね。そもそもインターネットではほとんど日本文学の類をググれないのが気になる。Googleなどが図書館の書籍をスキャンして、検索可能にし、公開すべき知財は積極的に全人類に公開するように努力していることと比べると(もちろんビジネスのこともあるが)、目線の違いが気にならないといえば嘘になるな。

2020年までのインターネット予測で触れたが、2020年においては、著作権侵害やDRMがネットワーキングやデバイスにおいて最大の摩擦になるという予測をJohn Browning氏(エコノミスト誌やWiredのライターであり、First Tuesdayの共同創始者)が述べている。
John Browning, co-founder of First Tuesday and a writer for The Economist, Wired and other technology/economics publications, sees many improvements in networking and devices in the next 15 years. “[The system won't be] perfected and perfectly smooth, but certainly more, better and deeper than today,” he wrote. “The biggest change will come from widespread and reliable identification in and via mobile devices. The biggest source of friction will be copyright enforcement and digital rights management. There will be much innovation in devices to match form and function, media and messages.
まあ、既得権ホルダー達との長い戦いが続くということだ。既得権持ってる人が悪いということではなく、純粋に保護されるべきものと、JASRACみたいに天下りや著作隣接権で甘い汁を吸う奴らとは区別されなきゃいけないということね。

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霧の向こうで見つけたモノ

霧を探してたどり着いたのがココ。あー、デジタル一眼レフがますます欲しくなってきた...。

fog

このPhoto Galleryはだいぶ前からあるのだけど、Photo Galleryからリンクされている。しかし秘密がある。ギャラリーで参照されるURLは
http://xxx.gallery.sytes.org/
なのだが、xxxは実はFlickrのタグと連動している。但し、変なのは表示されないから、何がしかのフィルタリングは行っているようだ。「2ch」で試してみると、

2ch


次に、先ほどメイドツーリングの記事でぶっ飛んだので、「maid」でやってみた。

maid

思いついたキーワードとか自分の名前とかで試してみて。たぶん、出てくるから。Flickr API使ったremixサイトなんだろうけど、ちょっと面白かったので取り上げてみました。

さらにこのサイトは、http://sytes.org/というサイトの一部になっているんだが、これもなんか怪しげ。

*Today's song*

64GB USB flash drive!!

ネタかと思った、64GBだって。NAND Flashメモリーを使っているので高価。プライスは$5,739.99、なんと68.5万円だ。重さは0.3オンス = 8.5グラム。個人用というより、業務等とというか、リース料金も明示されている。月額21,000円($178.17/month)。
CDW Product Overview: Buslink USB 2.0 Flash Drive PRO 2 Series - USB flash drive - 64 GB:
Take your secure data anywhere with password protected BUSlink USB Flash Drive. It features blazing speed at 20 Mb/s read and 15 Mb/s write and sturdy, ribbed metal alloy case.

The ultimate 'storage on the go' device in the world! Carry gigabytes of data with you - right in your pocket. Smaller than a pack of gum and virtually weightless! This BUSlink USB Hi-Speed BusDrive is the next evolution in portable storage data.
「80GBiPodが16台買えるやないかー」という声もあり、大量に売れるとは思えないが、ムーアの法則が続くなら64GBが8グラムで持ち歩ける時代とかディスクレス・ノートPC(もう出てるけど)全盛時代がすぐそこまで来てるというワケかあ。

国語の先生ブログ

味わいのあるブログを発見。
吹風日記 - ブログはいつ死ぬのか、ウェブの噂も75日、光もともに運ばれて行く:
佐藤佐太郎の歌にこんなのがあります。「中空の無数の星の光にも盛衰交替のとき常にあり」。ブログもそういう世界なのかもしれません。
吹風日記 - ブログはいつ死ぬのか、ウェブの噂も75日、光もともに運ばれて行く:
どうも、この歌の世界はウェブの世界に似ているような気がする。この歌が気づかせてくれることは、停止している時間、さらには死が、世界には必ずあると いうこと、そして、その静けさ、なのではないか。2chでF5連打したり、ソーシャルブックマークで最新ニュース探したりして、時間のスキマを埋めようと 必死な我々は、だから、この歌に虚を衝かれるのではないか。
この方、fukikaze.johnnyさんというのですが、「風に吹かれて豆腐屋ジョニー」と関係があるのかどうかはよく知らない。自己紹介で、
理系出身国語教師のネタ置き場です。日記中の引用は、すべて中学・高校受験の国語入試問題から行っています。
と書かれているが、入試問題からスラスラ引用できるとは恐れ入る。その一方で、「当然読んでるよね?」的に教養をひけらかすような感じがなく、自然体なのもなんか気に入った。

こんな国語の先生が居たら学生時代はもっと国語を勉強していたかもしれない。最近、仕事で「要旨」と「本質」を短時間で読み取る・聞き取る能力の重要性を痛感することが多く、反省することしきり。直球はともかく、変化球に弱いんだよねえ。お仕事で相手する人は癖球を投げる人が多くて(笑) 頭悪いと言われれば、ま、そうかもしれんが。

「現代国語」という科目は、単に日本語のお勉強とかではなくて、これの登竜門だったのだと自分なりに最近気がついた。で、「声に出して読みたい日本語」の齋藤孝氏の読み書き関係の本を何冊か注文。例えばこんなの。

*Update*
同一著者の別本を紹介したのだが、こっちの方が面白い。

「東大国語」入試問題で鍛える! 齋藤孝の 読むチカラ
斎藤 孝
宝島社
売り上げランキング: 21,797
おすすめ度の平均: 3.83
1 適当に書き流した本
4 「読む力」を考え直す
4 面白い!

Google DocsをBlogger用表ツールとして使う

logoGoogle Tubeの興奮さめやらぬ中、Google Docs & Spreadsheetsがリリースされた。Google SpreadSheetsに、買収したWritelyのワープロ機能が統合されたということ。Google Puts Lid on New Productsにあるとおり、新サービスばかり立ち上げないで混乱してるユーザーのこと考えろってオファーが経営陣から出たばかりなので、これもタイミング良すぎ。

詳しい紹介はTechCrunch日本語版とかでやるだろうから置いておくとして、僕は気に入った使い方はズバリ、Blogger用の表作成ツールとしての利用。WordやEXCELで作った表をHTML保存して使うと、フィルタ後でさえ余計な指定が多すぎて使い物にならない。勝手にフォント指定とか入れるなよって感じ。で、今までは手組みしてたんだが、Google Docsを使うとほれこの通りWYSIWYGですな。余分なHTML指定が入らないのが気に入っている。


列タイトル1
列タイトル2
行タイトル1
111111
2222
行タイトル2
33333
44444

Google Docsで表を作成しているところ。Edit HTMLタブでHTML画面に切り替わるので、それをコピペすればよい。HTMLエディタ使えばいいんですが、面倒くさいしBlogger記事用にはこれで十分なのだ。

docs

*Update*
なんだ、直接、BloggerとかwordpressにPublishできるじゃん。注意力散漫...