Bridges

Long Tail Worldでゴールデンゲートブリッジ特集をやっていたので、こっちもブリッジネタを。

Google Mapsっぽいけど、そうではない。プロットされている箇所をクリックすると、QuickTime VRで世界のBridge Watchingができる。

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世界一高いのは、2004年にできた南フランスのMillau Viaduct。いやー、いろんな橋があります。

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Googleが古典小説などを無料でダウンロード可能に

Google社は米国時間8月30日から消費者にパブリックドメインにある無料で古典小説と、多くの著作権のはっきりしない書籍をダウンロードして、印刷可能にする予定だ。
Google to allow free downloads of books:
AUG. 29 8:28 P.M. ET Google Inc. on Wednesday plans to begin letting consumers download and print free of charge classic novels and many other, more obscure books that are in the public domain.
Googleブックサーチサービスを利用することで、ダンテの「インフェルノ」やイソップの「おとぎ話」を捜しているウェブサーファーは、後で読むために本のPDFファイルをダウンロードしたり、キーワード検索を行ったり、印刷することができる。今まで、ブックサーチサービスでは人々が著作権対象外の書籍をオンラインで読むことができるだけだった。

Googleは、検索結果ページ上で小さなキーワード生成のテキスト広告を表示することでサービスをサポートする。ダウンロード・イニシアティブは著作権で保護される書籍も含めない。これらの書籍は出版者から許可がない限り、基本的な文献情報と、多くの場合、検索語を囲んでいるテキストの小さな断片を示すだけだ。それは一部の出版者を怒らせたけれども、Googleはテキストの小さな断片が公平な使用を構成すると主張している。

Googleブックサーチサービスは、オンライン検索可能にするために世界中の主な図書館から本をデジタル化するという「Books Libraryプロジェクト」の製品だ。パートナーは、ミシガン大学、ハーバード大学、スタンフォード大学、オックスフォード大学、カリフォルニア大学とニューヨーク公立図書館が含まれ、米国議会図書館で試験的プロジェクトも行っている。

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ちゅうことで、Diggから知ったわけだが、Project Gutenbergや米Microsoftが提供している、eBooksなんかも取りざたされている。でも、日本語の文献はまだまだ先だろうなあ。

参考

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Revolutionary Wealth

P505iS0008519782富の未来」を読み返しているという話を書いたが、元がどういう記述になっているか気になり、原書を買った。

この本、絶賛の評価がある一方で、読みようによっては、小学校の社会科で出てくる「第1次産業(農業)・第2次産業(工業、建築など)からこれからは無形の第3次産業。最先端は無償サービスで、具体的にはこんな事象が起きてるでしょ(2005年に第4次産業という概念も既出)。」だという当たり前のことを危機感煽って言ってるだけとか、1980年にトフラーが出版した「第3の波」を検証している以上のものではないという意地悪な見方はできる。。また、海外の書評でも「タイトルを"In praise of Volunteerism"にすべきだ」とか、反進化論(インテリジェントデザイン派)や環境保護活動家に厳しい見方をしていることから「偏っている」と批判されているようだ。

個々のトピックスの扱いは1ページから数ページと短く、誰もが頷く事例を簡単に紹介し、深く掘り下げるわけでもなく次のトピックスへと移ってゆく。そういう訳で読み易いことは確かなのだけど、個々の記述に内容の深さを求める人は物足りなさが残るだろう。フリードマンの「フラット化する世界」の方がしっくりくるという人もいる。

それでも僕が気に入ってこの本を読み返している理由を考えてみた。それは「俯瞰のし易さ」だと思える。これを読むとWeb2.0も教育の崩壊も労働組合の破綻も内部統制対応も起こるべくして起こっていることがわかる。トフラーは「第3の波」を書いただけあって、「うねり」のようなものを感じさせるのが上手いのかもしれない。ハワイのノースショアの動画を見ていると、大波に飲まれて砕ける人、うまくやり過ごす人、全く影響を受けない人などがいるが、その瞬間までわからないわけではない。「ああ、あのサーファーはうまく波をやり過ごすな」とか「あの位置にいると波に飲み込まれるな」とかスローモーションを見ているように「予測」できるはずだ。あの感じ。そして暴力的な波がそこいらのものを押し流してしまう様子が、既得権が幅を利かせる現代への厭世感と重なって気持ちいいと感じるのかもしれない。勿論、不安も混じっているけど。



いくつか印象に残ったフレーズを挙げておく。
  • 老人が尊敬されていたのは過去ではなく、未来を知っていたから
    the old were respected not, as we are so often told, because they knew the past but because they knew the future
  • アメリカ経済の7分の1が天候リスク
    one seventh of the entire $10 trillion economy in 2001 was subject to weather risk
  • いまはようやく生き残れるだけの極貧の生活をしている数十億人が世界的な情報経済に短期間に組み込まれたとき、生産性にどのような変化が起こりえるかを経済専門家の多くはおそらく理解していない
    Finally, perhaps, they are missing teh potential productivity impact of bringing several billion people who are currently living at subsistence quickly into the world information economy
  • 経済はもっとも深い水準で、数十億の親が行う報酬のない生産消費活動に決定的に依存している
    at the deepest level, production is life-and-death dependent on the unpaid exerions of billions of parent prosumers
  • 知識のすべてに結局のところ、賞味期限がある。ある時点で、知識は古くなり、「死知識」とでも呼べるものになる。
    every chunk of knowledge has a limited shelf life. At some point it becoms obsolete knowledge - what might more appropriately be called "obsoledge"
  • 危機というのはみる人の目にあるともいえるし、自己利益のために劇的な変化を要求する人が意図的に使う言葉にすぎない
    Crisis, it may be said, is in the eye of teh beholder - or in the rthetroric of self-interested parties demanding dramatic change
  • やせ衰え、年齢以上に老けた両親の肉体労働に頼るのではなく、子供の頭脳の力に頼る地域に変えていくのである
    regions no longer dependent on the muscle power of the emaciated. old-before-thier-time parents but on the brainpowerof their children
OLPC(CM1)をずっと追いかけているのも、なんとなく自分の中でつじつまが合う。何度か紹介している、Julius Caesar(カエサル)の「libenter homines id quod volunt credunt (Men willingly believe what they wish)」を裏付けているというか、超えられないとも言えるけど(汗)。

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Links for 8-28-2006

1つ目はサッカーネタ。ストリーキングのゴールがスバラシイ!
2つ目はWiredから。
  • Wired News: Supersonic Private Jets
    新世代のプライベートジェットは、轟音無しに豪華超音速フライト・ブームの引き金を引くことができた。これら豪華プライベートジェットは最大マッハ1.8で飛行し、シアトル-東京間を9.5時間から約5時間に短縮する。
新幹線で東京-博多間と同じくらい? シリコンバレー1泊2日とか日帰り出張も夢ではないということか。別にそんなことしたいわけじゃないけどねー。

3つ目はそっくり人形ネタ。

お詫び

ショック。文字化け対策をある時期からしていませんでした。日本語が表題に含まれているような記事が、IEの方には真っ白なページとして見えていた可能性大 orz.....
クリボウの Blogger 入門: 文字化け対策、エンコードのこと:
エンコード方式が正しく選択されていても、ページがまったく表示されないという場合があります。これはページタイトルに日本語が使われている場合によく起こります。
クリボウさんのこのTIPS、最初はやったはずなんだけど、テンプレート入れ替えたりしてるうちに元に戻っていました。申し訳ないです。どうりで、IEの来訪客が少ないわけだ。

それと、IEでの表示が変なので今日は何度もPubishしてしまいました。RSSで同じ記事を受け取った方、ごめんなさい。

Google Office 1.0

Gmailって「[at]gmail.com」というアドレスだけではないことは、日本では知られていないのではないか?実は今年の2月に「Gmail for your domain」、つまり、自ドメインをgmail.comにマッピングしてくれるサービスがベータで始まっている。メールサーバーを自前で持つ必要はない時代になってきてるってこと。

そして待たれていた最終兵器がついにリリースされた。

Google offers hosted communications applications Tech News on ZDNet:
Google plans to announce on Monday a beta version of Google Apps for Your Domain, which includes Gmail with 2 gigabytes of storage, Google Calendar, Google Talk and Page Creator.
もはや、メールだけではない。Google Calender、Google Talk、Google Page Creatorが自ドメイン専用に取得できるのだ。

Google SpreadSheetsやWritelyはまだだけど、遅かれ早かれという感じか。Information WeekではMSのSharepoint 2007とのコラボレーション・バトルが起きると書いている。

In Depth: Google Discloses Plans For Long-Awaited Office Suite, First Components Due This Week - Software News by InformationWeek:
Collaboration Battle
Microsoft's Office products generated $11.7 billion in revenue for the fiscal year ended June 30 and nearly $8.3 billion in profit. The vast majority of sales came from the company's core desktop suite. Microsoft is trying to reap more revenue from Office-branded server software such as SharePoint Server for hosting project Web sites, and Live Communications Server for managing phone calls, E-mails, and instant messages from a common in-box. Jeff Raikes, president of Microsoft's business division, acknowledged at an analyst meeting last month that Google is 'dabbling in Web-based productivity' and expanding its presence in corporate intranet search software. Microsoft's answer, he said, will be its upcoming Office SharePoint 2007 product.
ちなみに、もうアクセスできるようになっている。 Sign upしてマッピングしてほしいドメイン名を登録することがまず必要だ。詳しくはZDNet日本語版など国内メディアも報じるだろうから、まずは速報ってことで(笑)

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CM1参上

CM1One Laptop Per Child Newsによれば、OLPC(One Laptop per Child)プロジェクト"CM1"(The Children's Machine 1)という名称で、いよいよ発展途上国での試作機テスト段階に入ったようだ。
$100 laptop trials begin within weeks - ZDNet UK News:
Project leader Nicholas Negroponte tells us that widespread field tests of the portable computers will start next month, with working devices set to roll off the production line in November
オリジナルのスペックはこれだが、試作機では、
  • 400MHz AMD Geode processor(元は366MHz)
  • 動画・静止画のためのPCカメラ搭載(解像度不明)
  • SDスロット
  • VoIP対応マイク・スピーカージャック(IP Phoneソフトは不明)
  • 1.7ミリ厚のプラスティック筐体(元は1.3ミリ厚)
といったあたりが変更になっている。OSはLinux。オリジナルのスペックの方に書いてあるけど、ダイバシティアンテナ搭載の無線LAN、3基のUSB2.0コネクタ、ステレオスピーカーなどはそのまま。

電源はニッケル水素バッテリを使うようだ。リチウムイオンは例の爆発事故の件など安全性などの面で課題があるので採用されなかった。あの象徴的な手動発電用のハンドル(クランク)はどうなったのだろう? これについては、Wikiに書かれている。
Hardware specification - OLPCWiki:
Where's the Crank? (you are asking...) Human power is still a major program priority! Inside the laptop isn’t always optimal as human power is not always required. Human power stresses components. The crank is great symbol, but not the most efficient for actual generation. We are performing human motion studies: legs are stronger than arms, but arms may be free while walking to school. AC Adapters are already located on the ground/ and floor. Several types of generators are under development, including one integrated with AC Adapter. More freedom of motion will allow for optimum power generation.
クランクは主たる問題として取り組まれている。人間の力は部品への圧力がかかり壊してしまう危険性があるので人間の動作を調べているところだとか。CM2では搭載されるのかな?

価格は$100ではなくて、まずは$135~$140くらいになりそう。このCM1は僕らでも購入できるようだ。選択肢は3つ。
  1. pledgebankで署名する。「10万人が賛同するなら、$100PCを$300で買う」と宣誓に署名することが条件。差額の$200は子供たちのための$100PC購入資金に充てられるというわけだ。
  2. 転売してもらう。子供たちだけでなく多少の大人もこれを入手する。ギフト用にいいってことで盗まれたりとかもあるだろう。そういうのがeBayで売られるのを待つ。
  3. CM1は子供達というより、発展途上国向けの標準セットになる可能性がある。だとすれば、1年かそこらしたら、CM1の一般消費者向け高機能版(Win?)が出るだろうから、それを入手する。
1が面白いので僕も署名しようとしたんだが、日本では使えないかなー?と考え中。それに、10万人中、3144人しか署名してなくて、あと96856人分足りないのだ。期限は10月だからダメっぽい...。日テレなんかは「24時間テレビ 愛は地球を救う」とかでアンガールズ走らせて見世物にしてないで、こーゆーのを支援したらどう?って思う。ま、ああいう番組に金を出すスポンサーもどうかと思うが。Profit目当ての広告であっても、大きくはCSR(Corporate Social Responsibility:企業の社会的責任)に制約される、という方向にならないかなー。ニッポンの現実的には特定企業(この場合はPCメーカーかな)を結果的にであっても攻撃することになるような活動はなかなか難しいらしいが(2輪の2スト→4スト化支援なんかも同じ理屈)。


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GmailのMP3プレーヤー機能

Google Gmailにmp3再生機能が加わった。
New Gmail Player at pasteler0:
Google’s Gmail just made one nice update. Now it has a mp3 player built-in. So now when you receiver a .mp3 file in your email, you can listen to it before download. This is very useful for those who send/receive a lot of mp3.
下はGmailの画面でメールを開いたところ。日本語モードのGmailは機能が古いので未対応なのでmp3再生機能はない。よって「設定」タブでGmail表示言語を「English(US)」にしている。勘違いしている人が多いのだけれど、表示言語が英語でも、日本語のメールのやりとりは問題なくできる(表題も含め)。英語か日本語かはあくまでメニューユーザーインターフェース部分の話なので、余程の英語嫌いでない限りは英語表示にしておいてはいかが?

gmailmp3_2

「Play」をクリックすると再生用Flashプレーヤーが表示される。

gmailmp3_1

*Updated 23:31 8/23/2006(JST)*
ごめんなさい。このプレーヤーを単独でブログとかに埋め込む話を書いていたのですが、Google BlogoscopedのPhilipp Lenssen曰く、GoogleVideo Playerを埋め込めるようにしているのは、広告をいつでもそこに出せるからであって、このMP3プレーヤーを含めるのはオフィシャルな話ではないとの見解。それにVoiceメールの時にリファラをチェックするためにGoogleは自前でswfを用意したということも述べています。確かにそんな気がするので、現時点では不適切ということで削除しました。

Flash MP3プレーヤーを埋め込むには、XSPFのように自由に使えるものがいろいろあるので、それらを利用するということで。置き場所はGoogle Pagesあたりを利用すると費用もかかりませんし。




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HTTPanty

キタ(゚∀゚)ッ!! US$7.99だってさ。Pinkのは最強だな....(笑)
ThinkGeek :: HTTPanties:
We thought it sure would be handy if life came with status codes, but since it doesn't, we did the next best thing and printed them on stuff you wear. But not just any old stuff - we had to try something different, and print them on undies. So we bring you HTTPanties for the discriminating woman who would prefer a web-savvy and somewhat-direct approach in the romance department.
*参考*

他にも面白いのが売ってます。でも、これとかこれはいかんやろー。意味わかってるのかな?
Seven Degreesらしからぬネタですが、たまにはいいっしょ。

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Working at home

はてブにあったネタ。
NIKKEI NET:主要ニュース:
NECや日本ヒューレット・パッカード(HP)などIT(情報技術)大手4社が本格的な在宅勤務制度を導入する。育児中の女性などに限定せず、システム部 門全体や全社員を対象とする。企業の情報化投資の拡大で技術者不足が深刻化しており、勤務体系の多様化で人材確保につなげる。先行する日本IBMを含めた 大手5社の従業員の半分にあたる約3万人が在宅勤務を利用できるようになる見通しで、他業界にも広がりそうだ。
在宅勤務はかなり昔から言われているけど、やっと本格化しだしたということか。ブロードバンドやMetaframeなどのシンクライアント環境(クライアントにデータを置かない)の整備は主要な要因だと思うが、団塊世代のリタイアが始まってきているってのが結構インパクトがでかいんじゃないか? 在宅勤務への最後の抵抗世代だと思うし。

窓際に机を並べ、机の大きさや配置でちょっとした優越感を与える手法は、多くの会社で行われてきたと思う。まあ、これからはそういうのが無意味になるということだ。まさにフラット化する世界富の未来でいう非同時化(de-sync)だ。

通勤者が減れば被害を受けそうな対象をちょっと考えてみた。
  • 鉄道、バスなど交通を担う企業
  • 売店などターミナル・周辺の各種施設
  • 会社の周りのメシ屋など各種施設
  • 社内の売店など福利厚生施設
  • スーツ、くつ下、パンストなどオフィス通勤用衣類
  • 化粧品
  • 電力会社(冷暖房効率、自動ドアの開閉、エレベータ利用など)
  • 生命保険や投資などオフィスに出入りするビジネス
  • オフィス関連消耗品
逆に恩恵を受けそうなもの。
  • iPod類
  • IP電話
  • PC
  • 無線LAN製品
  • 大画面ディスプレイ、2台目ディスプレイ
  • PCカメラなどPC周辺機器
  • 音楽コンテンツ
  • 携帯電話利用
  • 快適グッズ
  • 検索エンジン、情報サイト利用トラフィック
  • ソフトドリンク
  • スナック菓子類
  • カフェ、喫茶店利用
2、3年でどうなるとか思わないが、10年単位ではこういった分野にかなり変動があるのではないかな?

在宅勤務は米国では「Working at home」、英国では「Working from home」。日本では国土交通省を中心に関係省庁が連携して「テレ・ワーク」という呼称で推進している。社団法人で日本テレワーク協会というのがあり、いろいろな資料がある。これの一環で、総務省が今年2月にかけて試行をおこなった報告PDFがこれ。IT的にはシンクライアントが体感的にストレスがないというのが予想通りかな。Webアプリ以外でシンクライアントといえばMetaframeというくらい、Citrix社のMetaframeが有名なんですが、実際に経験した人って少ないんじゃないかな。想像以上にスムーズで、64Kbpsくらいの帯域でも結構実用になる。ましてやブロードバンドなら速度的には何の問題もない。実行モデル的にはまんま1970年~80年代のダム端末ですが。

*参考リンク*


Kiko and BizDev 2.0

Googleの第2四半期は前年度比で77%の収益向上だとかで、ますます存在感が強くなる中、Web2.0 StartUpsのひとつ、KikoカレンダーサービスがeBayで売られているというニュースがアチラでは話題になっている(開始価格はUS$50000なので安い買い物かも...)。GoogleがCalenderサービスを出したので勝てないと悟ったという見方がある一方で、いや、彼らはGoogleに買収してもらうことを考えていたけれども(GoogleがCalenderサービスを出したことで)意味が無くなったからさ、とか、単にビジネスモデルがまずいのさという見方もある。そーゆー一方で、Robert Scoble氏は"The bubble is back!"なんて言ってるし。

そんな中、Kiko共同創始者の1人、Justin Kan氏は「Actual lessons from Kiko」という記事をアップ。
jkanstyle » Actual lessons from Kiko:
Today I listed the main asset of our startup, our web calendar Kiko, on eBay (see the auction). Since we put the eBay post up, there has been much buzz on techcrunch, reddit, etc about Kiko going under. Many people have speculated heavily on why we failed, and, to my amusement, some have even blogged about lessons we can learn from Kiko.
ここで、彼は学んだこととして、
  1. Stay Focused(いろいろアイデアが膨らんでもブレるな)
  2. Hire Slow, Fire Fast(できるだけ雇うな、雇うなら短期間で)
  3. Cute hacks can cost you time(安易なハックは高くつく。最初から作れ、マジで)
  4. Make an environment where you will be productive(便利だからと言って在宅勤務は考え物)
  5. Get your investors involved(投資家をインボルブしとけ)
  6. Build incrementally(一度に作らず雪ダルマ式で)
ということを挙げている。で、これを追うようにHindsight 2.0: Lessons From A Failed Web 2.0 Startupという別のブログ記事が書かれたのだが、「Google Is The New Microsoft」とか「Even With Web 2.0, Popularity Won’t Save You(人気やPageRankなんか関係ないのさ)」いう悲観的なトーンがこれまた議論を呼んでいる。
これと関連すると思うのだけど、じゃあどうやってビジネス始めるねん?という疑問に対して、Flickrの共同創始者Caterinaタンが「BizDev 2.0」という概念を提唱。同意する声が結構ある。
要するに、アニメーションぐりぐりのパワポ作ったり、まずいコーヒーを飲みながら窓の無い部屋のカンファレンス出て、「シナジー」に似た言葉を探したり、超忙しい人にメールで返事くれと頼んだり、とかじゃない。Flickrを使った印刷サービスのQOOPの時みたいにAPIキーを提供して「あとはそっちでやって」というのが、時間をコストとして考えると2.0 的でしょと。顧客サービスもこんな感じで彼らはやってるわと。

また、Socialtwister 2.0 » Blog Archive » BizDev 2.0 - The Wet Edgeでは、「そうそう、Web 2.0ワールドのウエットエッジ(にじんだような効果がでる描画ツールのこと)はOpen APIだよな。開発者は表面積を増やし、ウエットエッジ下地(非Web2.0システム)との接点をうまく融合させるのさ」と述べている。

ちょっと感想。

でもねえ、データが必要でしょ。データを供給しないAPIなんて意味が無い。"Data is next Intel-inside"。だから、"Open API & Dataで時間を節約 - これぞ、BizDev 2.0。トフラーの時間税のこととモロにかぶってる気がする。それにEDIやSCMはBizDev2.0とは言わないのだろうか。B2Bが語られないのがどうにも気持ち悪い。接点(Contact Point)という意味では同じだろうに。

*余談*
Caterinaタンが「blogworthiness」って言ってるなあ。「ブログに書く価値がある」ってことか。*-worthinessって言葉はどれくらいあるんだろう? Credit-Worthinessは聞いたことあるけど。

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Googleに望む機能 Best 10

pollGoogle Blogoscopedで8月16日に「あなたが一番欲しいと思うGoogleの機能」というアンケート(投票)があり、その結果が2日後の18日に掲載された

投票数は481件(今日現在は503件)なので参考程度にしかならないが、Google Blogoscopedを読んでいる人は相当のGoogle好きか、気になるという人達だと思う。そういう人達の答えがこれ。

  1. Google Mapsにおけるさらなる詳細表示
  2. 検索結果におけるもっと高度なスパム排除
  3. もっと良い翻訳
  4. 本当に探しているものを理解するような、スマートな検索AI(人工知能)機能
  5. 検索語への部分ワイルド・カード
  6. Googleサービスの横断的な検索
  7. イメージ比較を用いたイメージ検索
  8. 検索結果の日付、サイズなどによる並べ替え
  9. Picasa Webアルバムの容量アップ
  10. より早いタイミングでのWebページのインデックス化
うーむ。僕は「Web2.0に足りないもの」で書いたように、
  • 暗号化した状態でのデータ検索と保存(Searching on and Storing in Encrypted Data)
  • オフライン処理(Offline Access and Permanent, Client-Side Storage, Syncronization)
と思うけど、答えが予め用意されている選択式だから仕方ないか。

Canon rock for your iPod

昨年末から4回も取り上げているJerryC氏アレンジのCanon Rockですが、最近はデュアル演奏や1.3倍速、1.5倍速演奏とかもう無茶苦茶になってきてます。それはさておき、YouTubeで楽しむのもいいけど、iPodでAAC/MP3で聴きたいって人は意外に多いのでは?

ってことで、これを。やっぱり最初のがオススメ。ストリングスもちゃんと聴こえます。モノラルのは消されたときのための予備ってことで。
元記事にも一応追記はしておきました。
原曲が良いせいもあるけど、アレンジがいいねー。satomi氏も「ぎゃー」とか言いながら取り上げてくれました。

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A mystic searcher

forbidden chatさん経由yukotan hourさん経由で、適職診断プログラム『しょくアン』なるものを知る。おもしろいわ、これ。さっそく試してみた。
  • xpotechi - 「ワールド ヒットマン」 うーむ、危険な香り

    しょくアン

  • 実名(漢字) - 「お笑い 賢者」 どっちやねん
  • 実名(ローマ字) - 「ミスティック サーチャー」 神秘的な検索者....キタ(゚∀゚)コレ!!

    しょくアン2

OBONで心も体もボケまくっていた矢先に、Long Tail WorldでBlogger Betaの記事が書かれていて、ちょっと「ヤバ」と焦ってたのだ。早速テストするブログ名を考えていたところ。ちゅーことで、作ってみた。作るだけなら誰でもできるか(笑)

geriatric1927氏の決意

2週間ほど前からイギリスの片田舎に住む79歳のおじいちゃん(ピーターさん)がYouTubeにgeriatric1927というハンドル名でビデオ投稿を始めた。Video Blog、つまりVlogを始めたってことだ。独身で話す相手がいないからちょっとやってみたらこれが大反響。Telling it all part 2で「This YouTube experience has been one of the major changes and breakthroughs in my life」と本人は言っているが、まさにその通り。今日現在でもうpart 8になっている。

ところがロイターがこのことを8月13日に報じてからが別の意味で面白いのだ。
British pensioner becomes surprise YouTube star | Tech&Sci | Internet | Reuters.com:
NEW YORK (Reuters) - YouTube, the popular online home video site, has an unexpected star -- a septuagenarian British widower -- whose soft-spoken, humble manner has won the hearts of users of the youth dominated Web site.

和訳記事はIT Mediaが8月15日付で報じている
この報道の結果、おじいさんはある決意をした。それがこのPart 7である「Telling it all 7」。



テレビ、ラジオ、新聞、フリーランスの記者などのメディアがおじいさんにコンタクトを図ろうとした結果、2000通近くのメッセージがメールボックスに溜まったらしい。おじいさんは昨日それらを全部消した。「私が話したいのは君たち、YouTubeユーザーだけだ」と。What you get is What you see、百聞は一見にしかず、理解することは見ること。インタビューは別の人間の言葉に翻訳されることが危険だし馬鹿げている。自分がメッセージを伝えたいのはあなた方YouTubeユーザーであって、世界全般に何かを言いたいわけではないと彼は話す。ちなみに彼のビデオのYouTube上でのSubscribers(購読者)は19906人だ。上のビデオは68000ビューを超えている。

このドサクサに紛れて、支援サイトやチャリティサイト・広告・geriatric1927.co.ukなんていうTシャツを売るサイトまで現れるに至り、「そういうコンテンツは自分のサイトではないし、内容をコントロールできない。つながりもない。書かれているEメールアドレスは自分のではない」とはっきり伝え、孤独のままで行くと。

YouTubeはこまめに機能拡張されているのが、この背景にあると思う。YouTubeには元々投稿ビデオへのコメントを送る機能はあったけれど、新たに「Post a Video Response」という機能ができて、単なるビデオ共有サイトではなくコミュニケーション・スペースになったことが大きい。
YouTube - Broadcast Yourself.:
Text comments and messages are great, but our users have once again created something really innovative completely on their own - video responses. It's been amazing to watch our users create an entirely new mechanism for communicating with one another. However, one of the challenges with these video dialogues has been there is no way to 'link' your response back to the original video. To encourage and simplify this type of communication we just launched a new Video Response feature that will allow you to upload your own video reply while you're watching a video.
この「Telling it all 7」へのVideo Resoponseだけでも53編ある。おじいさんにとっては、これはすごい楽しみであるはず。こうなるとこれを報じたロイターなどメディアが悲惨だ。メッセージを伝えたい対象が明らかで特に事件性もないのであれば、彼らは単に邪魔者でしかない。「ビデオ共有サイトで生まれたスター!」なんてノリで報じてとんだ赤恥をかかされた格好になっているというわけだ。

ここのところ、どうもマス・メディアの分が悪い。先週、帰省の新幹線で読んだ週刊東洋経済に、気になる本をぼろぼろになるまで徹底的に読めというSBIホールディングスの北尾氏の勧めがあったので今それをやっているのだけど、対象の本はトフラーの「富の未来」。今回の出来事はここに書かれているマス対象メディアの崩壊シナリオの伏線としてドンピシャという感じで、僕的には結構気持ち良かったりする。ま、同じような気持ちの人が多いのか、励ましのビデオ・コメントも1380件もついてる。IT Mediaの人も直訳記事ではなくて、もう少し待ってこの一件を報じれば面白かったのになー。

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The Birdman - 鳥男たち

こんなものをハケーン。まずは観てちょうだい。

よくある無謀な試みかと思ったら、どうも違うようだ。ちゃんとした飛行用スーツが売られている。
Flybirdman:
Phoenix Fly has just released the new Prodigy, read about it in this press release:

The Prodigy was designed with new wingsuit pilots in mind. Its new two-piece wing concept means the suit is incredibly easy to assemble, wear and fly.
「すっごくカンタンに組み立てて、着て、飛ぶスーツ」ってねえ(汗)スーツ供給元も複数あるみたい。
BirdMan Inc.には日本でも売っているようなことが書いてあるが、サイトは閉鎖されているようだ。

で、驚くのが、こーゆーのを着て飛びまくる集団やツアーまであるということ。ほんまかいなと(笑) 飛びまくっている鳥男達のビデオは上記のサイトにごろごろあるので、その目で観てくださいな。そのうちどこかの番組でお笑いタレントが体験させられそうな気がするかなーって思ったけど、FAQ読むと500回くらいのスカイダイプの経験が必要みたいだ。スキル的に成熟していないとだめなんだって。まーそりゃそうかなあ。

こういうスーツを着て飛ぶのは、そもそも1999年にベルギーで始まったとかあるけど、実態はまだよくわかっていません。鳥男というか、FlyBirdManという情報サイトがあって、イベントや新製品のニュースがアップされていたのだけど、最近は更新されていないみたい。「How many wingsuit jumps do you have?」というぶっ飛んだアンケートがあったりするな。

Birdman

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ウソ写真の真実

ロイターだけでなく、NY TimesとUS Newsも別のウソ写真に引っかかっていた疑いがまたまたブログで暴かれている。元Los Angeles Daily News、Seattle Timesなどのライター・コラムニストで、今は Washington DCで自ブログサイトでの情報発信を中心とした活動をしているMichelle Malkin女史の記事より。
(注:これ以降、リンク先のリンク先まで辿ると、かなり悲惨な写真が掲載されているものもあり、そういうのがダメな人は注意して辿ってください)

nytimes1

スライドショーで倒れている兄ちゃんの写真が出るんだけど、この人、同じスライドショーの他の場面で出演しているんだな。倒れてる写真で何故か帽子を律儀に脇に挟んでいるんだけど、これと汚れた手の特徴が決め手のようだ。

nytimes2

NY Timesもこれには気がつかないとだめだろう。確信犯なら別だけど。疑いが広がるにつれ、他にもいろいろ見つかっている。
他にも異なるネタで同じ写真の流用など。これらはいずれも同じ名前のカメラマン達が登場する。ロイターのAdnan HajjとIssam Kobeisi、APのHussein Mallaといった名前だ。で、このHajjという人物。カメラマンではなく、As-Safirという新聞の経済編集者という話がある。As-Safarはレバノンにおけるアンチ・イスラエルのメディア。
Lebanese cope, once again, amid the ruin of war | csmonitor.com:
Adnan al-Hajj, economic editor for the daily newspaper As-Safir, said Israeli bombing has razed an estimated 2,000 to 3,000 homes, and left a much higher number in partial ruin. He put the cost of rebuilding those homes alone at $300 million, not including financial help to the inflated ranks of the homeless.
メディアの信憑性・中立性という意味では大問題だいうことで、当然ながらブログはカメラマンはもちろんそれを掲載したメディアを非難しまくり。しかし、いろいろ見ているとイスラエルに抵抗するため、手段を問わずに反撃している、と見れなくもない。匿名でこんな書き込みがある。
Gateway Pundit: New York Times Busted in Hezbollah Photo Fraud!:
Because the true question at the heart of this whole conflict for us Americans is whose propaganda do you choose to believe: Lebanese or Israel? I certainly hope you've realized that Israel is very adept at utilizing propaganda, or am I expecting too much from you all?
大きなウソの中の小さな真実が大事か、大きな真実の中の小さなウソが問題か?と言いたいのだろう。テロリズムのことがあるので、僕自身はこの件でどちらかを一方的に支持するわけではないけど、今回騒いでいるブログ界はアメリカだからなのか、それともブロガーが偏っているのか、「何故、Hajjがそんなことをしたのか?」という角度での議論がほとんどないのが特徴的だなと思った。

と、ここで話はいきなり飛ぶが、鳥越氏はオーマイニュースを始めるにあたり匿名性を問題にしている。
インタビュー:鳥越俊太郎氏(2)――責任ある参加と「炎上」:阿部重夫編集長ブログ:FACTA online
上の写真の真贋に関する議論は(ブログではあるが)ほとんど記名で行われている。そこで議論にならなかった「何故、Hajjがそんなことをしたのか?」という問いは、彼が「ゴミため」とレッテルを貼る2ちゃんねるならば、ひとしきり祭りになった後、必ず書き込まれるような気がする。結局、匿名性は議論の健全性というかバランスや網羅性とは関係ないんじゃないのー?と思うね。真実を浮かび上がらせたいのなら、こだわる部分が違うんじゃないかと。

それと、これ。
煩悩是道場 - 「みんなの意見」は正しいのだろうか
そうそう。同意。ジェームズ・スロウィッキーのWisdom Of Crowdsが邦訳された「『みんなの意見』は案外正しい (単行本)」という本が売れているようですが、Web 2.0がどうであれ、世の中そんな単純じゃないんじゃないの?という懐疑心は忘れずにいたいものです。で、「みんな」が誰かということが重要!という当たり前のオチになりました。

地獄の生活:バグダッドダイアリー

8/14号Time誌のカバーストーリー「Life In Hell: A Baghdad Diary(by APARISIM GHOSH)」がWebで公開されている。14ページの読み切り。どこまで理解できるかはわからんが、とりあえず読んでみる。後日感想アップします。
TIME.com: Life in Hell: A Baghdad Diary -- Aug. 14, 2006 -- Page 1:
A knot begins to form in my stomach exactly at 8 a.m., when I step into the small Fokker F-28 jet that will take me and 50 other passengers from Amman, Jordan, to Baghdad. I know what lies ahead: an hour's uneventful flying over unchanging desert, followed by the world's scariest landing--a steep, corkscrewing plunge into what used to be Saddam Hussein International Airport.

ネットで読みたい業界誌

雑誌のワンストップ購入サイトとして有名な、「雑誌のFujisan.co.jp」 。僕もたまにチェックしてるんですが、雑誌というか業界紙や業界誌の一覧を見ていると「ふーん」というのがかなりある(出版社の方、気を悪くしないでね)。僕の目を引いたのはこんなの。
ま、必要な人にはすごく重宝する内容なんだろうけど、こういうものこそPDFなどデジタル化して流通させればいいのにね。Google Book Searchで売るとかね。紙面(誌面)がそもそも特殊な用語で満ち満ちでいるんだから、検索でのRelevancyは結構高いはず。上位にランキングされやすいと思うのだけど。
「ほんとうに怖い童話」とか「月刊ナーシング」とか定期購読はともかく、一度は読んでみたいでしょーが?

ロイターのウソ写真でブログ界が大騒ぎに

fakephoto

上の写真はロイターが8/5に報じたベイルートの写真。これがPhotoshopで加工してんじゃないのか?ってことでブログ界が大騒ぎになった。どう加工されているかってことは、
とか、多くのブログエントリーがあります。加工そのものはわりと初歩的なコピペだけど、煙をより強く描写するような修正(レタッチ)を加えたってこと。

結局、ロイターはこのブログ攻撃のせいで写真を引き上げ、写真を提供した自社カメラマンを停職処分にせざるを得なくなった。この人、他にも現地からたくさんの写真を送っているようで、それらも疑われるんだろうねえ。で、8/6時点でロイターはこれが本物ということで別写真に差し替えている。
Reuters admits altering Beirut photo - News from Israel, Ynetnews:
Reuters withdraws photograph of Beirut after Air Force attack after US blogs, photographers point out 'blatant evidence of manipulation.' Reuters' head of PR says in response, 'Reuters has suspended photographer until investigations are completed into changes made to photograph.' Photographer who sent altered image is same Reuters photographer behind many of images from Qana, which have also been subject of suspicions for being staged

日本であんまり報じられてないので、とりあえずってことで。

*update 1*
リンク先の本物写真が消えたので、ここに置いた。ここに掲載。

newphoto

*update 2*
ロイター自身の顛末報告記事が出た。2000を超える読者の抗議メールがあったらしい。
Reuters withdraws all photos by freelancer | Top News | Reuters.com:
Hajj was not in Beirut on Monday and was not responding to calls. He told Reuters on Sunday that the image of the Israeli air strike on Beirut had dust marks which he had wanted to remove.
カメラマンはAdnan Hajjという人なんですが、本人は写真のゴミを除去しようとして、そうなったと言ったらしい。このあたり、読者のThe News Roomというフィードバックコーナーの方が詳しく書かれている。
The Good, the Bad & the Ugly | Reuters.com:
Remove dust marks? (By cloning clouds?) Bad lighting? (from LCD monitors that are best viewed in the dark?) Why print such lame excuses when you should just say you were duped, willing or otherwise. Please do a back check on all the stringer's photos and reprint all the other faked photos.
Disgusted
ゴミを除去?(雲のクローンすることで?) 照明がひどい?(暗がりで見るのが最適である液晶モニターで?) 騙されたと言うべき時に何故そん な愚か者の言い訳を掲載するんだ?わざとか?それとも他に何か?お願いだから、特約記者全部の写真をチェックし直して、偽写真を再掲載してくれ。
うんざりだ。
うーん、きびしいツッコミ。実際、HajjはF-16の飛行シーンでもフレアーの数を1から3に増やす加工を行っていたことわかり、その写真も掲載されているが、彼が撮った920枚全部がウソ写真を意味するわけではないと苦しい弁明(7/12以降、Hajjが直接DBに登録した43枚のうちの2枚だと)。

今ちょっと思ったのだが、2000通の抗議メールでロイターがこれだけ慌ててるのに、先日のボクシングの件での6万を超える抗議へのTBSの態度は判定の是非に関係なく、説明責任という意味で「問題外」という気がするな。

*update 3*
朝日がやっと報じたようだ。

Steve Ballmer Windows 1.0 CM



スティーブ・バルマーがWindows1.0を宣伝してる貴重なフィルム...。

実はこれ、彼が従業員を楽しませるために作ったやつらしい。彼は1980年の入社で生え抜きのマイクロソフト社員。最初は営業畑だったので、さもありなんって思ったんだけどね。しかしよく出来ているなあ。彼が身内というか、同僚なら結構仲良くできるかも(笑)

Steve Ballmer presenting Windows 1.0 on a TV spot.
Do you think is this real? Someone said this was an internal video balmer made to amuse the employees at microsoft at that time :p
Enjoy!

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LiveHttpHeaderでHTTPを覗き見る

LiveHttpHeader機能拡張がfirefox 1.5に対応したようだ。Version 0.12がここからダウンロードできる。
mozdev.org - livehttpheaders: index:
The goal of this project is to adds information about the HTTP headers in two ways:
このプロジェクトの目標は、2つの方法でHTTPヘッダに関する情報を与えること
  • First by adding a 'Headers' tab in 'View Page Info' of a web page.
    1つ目は、「View Page Info」に「Headersタブ」を加えること
  • Second by adding a tool in the 'Tools->Web Development' menu to be able to display http headers in real time (while pages are being downloaded from the Internet.
    2つ目は「Tools」→「Web Development」メニューでリアルタイムに(ページがインターネットからダウンロードされている最中に)HTTPヘッダを表示できるようにすること(※注:実際には「Web Development」ではなくて「Live HTTP Headers」というメニュー項目になっている)
  • Third by letting you edit request headers and replay an URL (beta). Look for the Replay button in the live window!
    3つ目に、要求ヘッダと応答を修正できるようにすること(ベータ)。Liveウィンドウで「Reply」ボタンを探してみて!
This project may be of some help for the following:
このプロジェクトは以下のようなことへの助けになるかもよ
  • Help debugging web application.
    Webアプリケーションのデバッグ
  • See which kind of web server the remote site is using.
    リモートサイトが使用しているWebサーバーの種類を調べる
  • See the cookies sent by remote site.
    リモートサイトによって送られてきたクッキーを調べる
ということで、Webプログラマには重宝する一品となっておりますです。

そうでない方も、Webページが表示されるまでに、どれだけのやりとりが行われるか一度見ておくといいんじゃないかな? 暗号化してないクッキーがどれだけ怖いかとか。

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花ほたる

太陽さんさん、10万本のヒマワリ満開 千葉・木更津」なんて記事を読んで10秒で決断。Google Mapsで場所を確認して、そのまま電車でさくっと袖ヶ浦(内房線)へ。あー、腰が軽すぎ。

花ほたるって、丁度、アクアラインの木更津側の傍にある。海ほたるをもじって付けた名前だろうな。入場料200円を払って、最初に目に入るのが黄花コスモス。かなり鮮やかだ。
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奥はヒマワリ。黄花コスモスを先に見てしまうとおとなしい色に見えるから不思議。
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ヒマワリ畑は、夏休みに観光客を呼ぶ手段として有効なのか、今やいろいろ開放されている。日本各地のヒマワリ畑のリストとしてはこれが充実しているかな?
この中では兵庫県作用町(南光町)と山梨の明野に行ったことがあります。しかし北海道行かないとな、北海道!
赤いひまわりというのはなんか興味をそそる。Mexican Sunflower(Tithonia)と言うらしい。花言葉は「あなたは素晴らしい」だそうだ。

海外でヒマワリと言えばスペインのアンダルシア(andalucia)。今のところに来たとき、さんざんスペインのマグロ養殖の話を聞かされたので、絶対スペイン出張か駐在があると思ってたんだけどなあ...。なんか難しそうだ。でもいつか行ってやる!


おまけ。のどかな農道をハケーン。こーゆのを見ると心が和む...というのは嘘で、うだるような暑さの中、放心状態で駅まで歩いたのだ。ったく、どこが「徒歩30分」なんじゃー!
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宵宮の散歩

今日というか昨日は住吉神社例祭の宵宮。3年に一度の例大祭は去年だったので、今年はこじんまり。それでも地元の神社の祭りともなればウキウキした気分。天気もいいので、佃界隈をウロウロしました。こんなにオシャレに御神燈を飾っているおうちを発見。

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古い町並みが残る佃界隈のとあるベランダ。子供の頃は平屋住まいだったので、ベランダのあるお家は憧れだったのだ。こんなところから「○○くーん、花火観にいこー」とか声をかけられていたら、人生は今とは違っていたかもしれん(笑)

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てなことを考えながら、surou tsukishimaへ。近所なので休憩所か峠茶屋かっていうくらいの気軽さでいつも寄らせていただいております。くつろげるソファーもあるし(笑)。ココの店はそろそろ開店1周年。土地柄か結構不思議な客層になってきてる。カップルは珍しくないんだけど、先日もペンキ職人のにーちゃんが、仕事の途中なのか作業着のまんまで我を忘れたようにじーっとグラスを眺めてましたねえ。近所のオジサンやオバサンも「暑いねえ」とふらっと来る。

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上の写真はアートな方々がコラボレートしたとかいう多肉植物だそうです。手タレ出演はCo-FounderのJ子氏。下はフランスの高級小麦メーカー、VIRON社の小麦粉用袋を再利用したVIRON SACというショッピングバック。10kgくらいまでOKらしい。他にもアンティークな箪笥とか、来る度に商品が増えているので飽きません、ココ。

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Power of crowds

DSC00372sJR東日本と慶応大学による、「Tons of people = tons of energy」の実験。素晴らしい。是非実用化にこぎつけてもらいたいなあ。

このニュースを知ったのは、皮肉なことに、diggされていた「Treehugger: Japan: Producing Electricity from Train Station Ticket Gates」からなのだ。国内では東京新聞(中日新聞)以外は、ほとんどニュースになっていない。diggでウケているのは、エコだったり目から鱗的ってこともあるけど、考えてみればWeb 2.0的というか、この実験はWisdom Of Crowdsならぬ、Electoric Power Of Crowdsに目をつけたものだからかもしれない。
改札通るだけで発電:
乗客が改札口を通るだけで発電する-。JR東日本(東京都渋谷区)は本社玄関で「改札口発電」の実証試験を進めている。環境に優しい「エコステーション」研究の一環。来訪者が床に埋め込んだ素子を踏むたびに発電される仕組みで、将来は駅の電力の一部を床発電でまかなえる可能性があるという。
東京ってホント人だらけなので、重量や運動エネルギーを電気に変えるというアイデアはいろいろ応用できそうな気がするねー。JR東&慶応GJ!!
Treehugger: Japan: Producing Electricity from Train Station Ticket Gates:
The system is being tested at the JR-East head office in Shibuya, where it is installed at the entrance to the reception area on the 4th floor. As visitors pass through the gate, a lamp lights up, signifying that electricity has been produced. Testing of the system will continue until August 11.
ちゅうことで、渋谷にあるJR東日本本社4階入口で8/11までテストしているそう。用はないけど行ってみる?

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Goggles - Google Maps版フライトシミュレータ

ttl久々にきました(゚∀゚)、Google Mapsを使ったフライトシミュレーター「Goggles」。ロンドン、ニューヨーク、パリ、東京、ワシントンDCを起点に始めることができる。

アイデアとしてはシンプルですが、やってみるとかなり楽しいし、同期していないとは思うが、Google Earth Version 4が出た先月あたりから、東京のMap写真の精度がかなり上がっている(ニューヨークなんかと同じく人影が認識できるところもある)のが効いている。

操作は矢印キーでできます(A-Zで速度変更、スペースキーでFire)。飛行機がカワイイ。これ、いずれ自分好みの奴に変更できるようになるのかもしれないな。太平洋高気圧がやっと本来の勢力を発揮し、昨日あたりから夏らしくなった東京。これで都内を探索するものいいかもよー。

sim

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プログラマの階層

C++プログラマとかJavaプログラマとかpythonプログラマとかが、互いにどう考えているかを階層関係で表した図。
Some Guy Ranting » Blog Archive » Java Programmers are the Erotic Furries of Programming:
Inspired by the Brunching Shuttlecocks’ Geek Hierarchy and Penguin Pete’s How to totally fake being a geek, I thought the hierarchy of programmers needed documenting.
Lispプログラマとアセンブラプログラマが最もプライドが高い(他を見下している)。CプログラマがC++プログラマを見下しているというのは、そうなのかな? 結果的にCOBOLプログラマがJavaプログラマより階層が上というのも面白い。この階層ってオタク度のようにも思えるな。

hierarchy

ちゅうことで、これの元になったオタク階層図というのもある。

富の未来

アマゾンで書評を読んで歯ごたえがありそうなので、この本を購入。Web進化論の次に読む本としていいかもしれない、というかソレ系の人は話題に出るだろうから、読んどかないといけないんだろうな。梅田さんのお薦めでもあるようだ。読後感は後日。

富の未来 上巻
A. トフラー H. トフラー 山岡 洋一
講談社 (2006/06/08)
今のWeb2.0 StartUpsにややウンザリしつつも、フリードマンのフラット化する世界(The World Is Flat: A Brief History Of The Twenty-first Century)の書評にあった「仕上がりが良いからという理由で京都のクリーニング店に洋服をだすことがある」というくだりを読むと、確かに商店街とか最寄品を扱う店であっても劇的に変わる(変えられる)可能性があるかなあと思う。ま、多少忙しくても、どっちの本も読んでおいた方が良さそう。