風車にリベンジ

UPし忘れた記事。10月に風車を求めて惨敗したのだが、クリスマスイブの日は朝から快晴だったので、波崎ウインドファームへリベンジに行って来たのだ。例によってスライドショーになっております。

From Hasaki

この風景、本来言うことなしのはずなのだが、残念なことにゴミが...。海水浴場から少し離れているせいかもしれないが、不法投棄や目立つ。あと、海岸沿いの道路が私有地にかかっているとかで一部通行止めに。波崎海水浴場は過去「環境省選定 日本の水浴場88選」に選ばれている。頑張って元の風景を取り戻せば結構観光客も呼べるんじゃないかなあ。

公開情報
ちょっと古いが日本全体がわかりやすい。
夜には東京へ戻れたので、ケーキはちゃんと食べますた。

ゆくGoogleくるGoogle

ゆくGoogle
くるGoogle
とりあえず、元記事のみ紹介。明日にでも追記します。

*追記*
Predictionsはこんな感じ。

GDriveがローンチされる(確率80%)
Google Video、Picasa Web AlbumやDocs&Spreadsheetsなど実質的に既にWebベースのいろいろなストレージサービスがGoogleから提供されてて、あとはデスクトップから集中的にそれをアクセスする仕掛けだけがない。そこへWindowsファイル共有と同じ仕組み(SMB:Sever Messsage Block)をエミュレートするSAMBAの開発リーダーである、Jeremy Allisonをノベルから雇ったということから。

Google TVがローンチされる(確率40%)
9/5に書いたオンライン広告の戦略が変わる?という話と、GoogleとAppleがiTVについて会話しているという話から。

大企業向けGoogle Apps for Your Domainの登場(確率100%)
電話サポート、アカウントとデータを管理するためのAPIの提供などが予定され、任意のレベルでそれらにフックをかけて介入できるとのこと。変なコードを仕掛けると、昔のMacのExtension読み込み時みたいに爆弾マークが出るのかしらん。

GoogleとNASAの協業が実を結ぶ(確率80%)
やはり、この話でしょうな。

Medical Scrapbookがリリースされる(確率75%)
これって自分用の医療個人情報カードみたいなものと思ってるけど。日本では医療カルテは個人情報として個々の医療機関で厳しく管理されるはずのもの。米国は個人情報保護法がなくプライバシー法があるが、スコープが違う。で、連邦法としてHIPAA法(Health Insurance Portability and Accountability Act:医療保険の相互運用性と説明責任に関する法律)ができたわけだが、それと大きく関係していそうだ。

Google Checkoutがインターナショナルに(確率80%)
これは早く対応してほしいが、日本語サポセンも必要だろうな。あとPayPalに対抗するにはPeer to Peerの送金にも対応してほしいところ。

Wishlistの方はイマイチ。僕はもっと過激なDisruptionを期待するが、とりあえず
  • Google Phone (GMail, Calendar, News, Maps+GPS, Blogger, etc付)
かな。

The Top Social Networks of 2006

年末ともなると総括や予測を兼ねた記事が増える。Mashable.comのSocial Networking Awards - The Top Social Networks of 2006で、今年の総括をやっているのだが、1年で様子がごろっと変わったというか、増えましたねえ。知らないサイトが多い。

カテゴリごとに、「Mashable.comが選んだサイト」「読者が選んだサイト」「来年ブレイクしそうなサイト」が挙げられている。ひとつひとつは紹介しきれないので、個別にチェックしてみてください。僕は、Pageflakes, ReverbNationが気になった。satomi氏オススメのSlide.comも入っているな。

カテゴリ
読者が選んだStartups
MainstreamMultiply
Widgets and Add-onSlide.com, Zwinky
BookmarkTrailfire
PhotoTwango
VideoGotuit
Start PagePageflakes
MusicReverbNation, MOG
ShoppingThisNext, Etsy
Niche
Dogster, LibraryThing,

これを書いてて思ったのは、先日読んだ、梅田望夫氏と平野啓一郎氏の「ウェブ人間論」に書かれている「島宇宙」という言葉。DogsterやLibraryThingなんてそのものじゃないかな? 知恵として、現実社会を離れ島宇宙でサーバイブする生き方。

これは現実社会を牛耳る側からみれば、勝手にガス抜き機構ができて、予定調和アリガトーってなるだけではと思える。メディアとか一部の業界以外はさして変わらずに済む。若者はますます政治に参加しなくなる。結果、組織票を持つ宗教団体と宗教並みのイデオロギー政党を利することになる→現実世界はますますオカシナことになる→さらに島宇宙への脱出者が増える、という際限ない循環に陥って、最終的に皆は仮想世界に生きるマトリックスに...。

ところでこの本、梅田氏と平野氏の年齢が逆では?と思うことがしばしばあった。The Internetならぬ、The Outernetの世界の経験も多い梅田氏だからこその言い分はわかるのだが、アメリカ的個人主義も影響しているのかなと。人は何のために生きるのか、と大上段に構えるつもりはないけど、OLPCKivaやような方向性が議論されなかったのはやや物足りない感じがしたな。

ウェブ人間論
梅田 望夫 平野 啓一郎
新潮社
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アンディ・マッキー



ソノ筋の方には有名なフィンガースタイル・ギタリスト、アンディ・マッキーによる、とても珍しい形の12弦ギターでの「The Friend I Never Met」ライブ演奏。彼が所属するCandyRat RecordsのYouTube Channelに投稿されているやつです。ハンマリング・オンオフとハーモニクスだけなんだが素晴らしい響きだ。

MySpaceでも彼の演奏を聴けます。この顔で27歳(26?)かよ~。去年、日本に中川イサトらとのライブで来てたとのこと。実物はかわいい人らしいです。

CandyRat Recordsはギター中心のレーベル。フィンガースタイルのプレーヤーだけでなく、悟り兄やエリックジョンソン、ジミヘンまである。アルバムはCDでもMP3でも購入できる(MP3はCD版の約2/3の価格)。FM音質での試聴もFlashプレーヤーなので軽いし、PayPalで支払えるし、ユーザー本位の姿勢に好感が持てるね。

Amazing Christmas Lights 2006

昨年のブログでAmazing Christmas Lightsというド派手なのを紹介したんだけど、おー、今年もやってる!と思いきや、別の方が挑戦してました。



やってるのはHaydenworldのPaulとElizabethで、場所は五大湖近くウィスコンシン州のココ。YouTubeやGoogleVideoにもPaul自身が5本くらいアップしているが、彼らのサイトに多くの写真ビデオがある。

FAQによれば、
  • ライトの数 → 約25000本
  • いつから準備を始めた? → 去年のクリスマスの翌日
  • どやってライトをコントロールしてるの? → コレ。16チャネルのを3個使って、48チャネルで制御
  • プログラミングに時間かかった? → もちろん。1曲5時間から60時間
だそうです。

オンライン・フォトエディタの進化

Picasaもお気に入りなんだけど、AJAX花盛りになりつつある時代。オンライン・フォトエディタも既にいろいろ出回っている。評価の高いのは、Phixr

Phixr

これが優れているのは、
  • デスクトップのフォトエディタ並みの編集機能
  • メールによる写真アップロード
  • 複数の写真の合成
  • JPEG,PDF,PNG,GIF出力
  • OCRイメージからのテキスト抽出
  • エフェクト実行前のプレビュー
  • サインアップもメールアドレス登録も不要
  • シンプルなユーザー・インターフェース
  • OpenIDへの対応
ちょっと残念なのは、無償アカウントでは写真のサイズが1280ピクセル*1024ピクセルまたは1.3MBに制限されている点。ま、無償なので仕方がないだろう。

話が逸れるが、最後にあるOpenIDというのは、Aサイトが信頼するxpotechiさんならBサイトもxpotechiさんをそのまま無条件に信用しちゃいましょう、という認証の譲渡、というか、いわゆる汎用SSO(シングルサインオン)のメカニズム(Aサイトがxpotechiさんをどうやって本人確認したかどうかは関係ないことに注意)。

一方、Fauxtoはオンライン・フォトエディタの新参者だが、こいつはちょっと質が違う。今までのオンライン・フォトエディタは既存(或いは他のサイトの)の写真を取り込んで編集するだけだったが、FauxtoはFireworksやPhotoshopみたいにスクラッチから画像を作ることができる。実際に試してみたら、AJAXではなくFlashアプリだった。操作はかなり軽快で、結構なレイヤー機能もあるし、まんまPhotoshop気分だ。

Fauxto

注意しないといけないのは、CTRL+ZでのUndoができないことくらいか。Office2.0というか、WebTopの時代を感じさせてくれる一品だ。下手をすると、入門版で名高いAdobe Photoshop Elementsなんかはヤバイかもしれないと思わせる。

*参考*

GoogleがSOAPにトドメを刺した日

GoogleがSearch APIでSOAP(Simple Object Access Protocol)をサポートしなくなった。GoogleのProduct Managerである、Tom Stockyは新規にキーの発行をしないだけで、現在、SOAP APIを利用しているアプリケーションには影響はないと、Google Group内の議論でコメントしている。

soapapi


新規にSearch APIが欲しければ代わりにAJAX Search APIを使えってことなんだけど、AJAX Search APIのわかりやすい解説は既に出ているのでそちらを。

開発者らは歓迎というわけではなく戸惑っているようだ。何故、AJAXなのか、と。Yahoo!にはREST APIが、Live SearchはMS提供だけにSOAP APIがある。AJAX Search APIはSOAP APIの代替ではなく、これからWebサービスを勉強しようとしている者には悪い知らせだと。本当はGData APIで代替したかったが、間に合わないのでそのための時間稼ぎかな?

このあたり少し調べていたのだけど、今回のSOAPサポート廃止には伏線があって、11/19にGoogle Web APIに携わっていたNelson Minar(今はGoogleではない)が、Pete Lacey’s Weblog :: The S stands for Simpleという傑作な記事に対し、こんなことを述べている。
Why SOAP sucks:
There's an amusing dialogue floating around about how simple SOAP is. As someone who bears some past responsibility for well used SOAP services (Google's APIs for search and AdWords) let me say now I'd never choose to use SOAP and WSDL again. I was wrong.
彼はここでは、自分はREST / HTTP+POX(Plain Old XML)の道を行くだろうって予見している。XML自体は災いだともバッサリ。で、約1ヶ月経った12/18にGoodbye, Google SOAP search APIという記事を書いているが、O'Reilly Radarはこの記事を参照しつつ、サポ停はGoogle Answersの廃止など一連のサービス見直しの一環政策によるものであると同時に、SOAP規格争いはそれをコントロールしたがっているIBMやMicrosoftの政治的なフットボールと成り果ててしまっていることがあると指摘している。

SOAPが(標準としては)死んだ云々は新鮮な話ではなく、SOAP is Comatose But Not Officially Dead!に代表されるようにかなり前から「もはや死に体で、死亡宣告が行われていないだけだ」という見方はあった。ただ今回、Googleが実質的に息の根を止めたというように受け止めましたね、僕は。企業アプリケーションではSOAPは連携手段の1つとして残るだろうけど、Web 2.0界隈ではもはや出番は無さそうだ。

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*Updated*
下の記事を読んだのだけど、SOAPを辞めた理由のひとつには、バッチ処理的な使われ方を抑制するという狙いもあるのではないかな。現在、API Keyあたり、1日5万回のCall(毎秒1.73回)という制限があるが、AJAX Search APIに比べると、SOAPの方がサーバーサイドでDBへのキャッシング・プログラムを作るとかやり易い(Javascriptでもできるけど)。

*Updated 3/26/2007*

NASA+Google=iEarth

NASAとGoogleが協業を発表した。最初の協業は、リアルタイムの気象情報、月や火星の高解像度3D地図、さらに将来は人工衛星やスペースシャトルのリアルタイム・トラッキングなど。
NASA - NASA and Google to Bring Space Exploration Down to Earth:
MOFFETT FIELD, Calif. - NASA Ames Research Center and Google have signed a Space Act Agreement that formally establishes a relationship to work together on a variety of challenging technical problems ranging from large-scale data management and massively distributed computing, to human-computer interfaces.

As the first in a series of joint collaborations, Google and Ames will focus on making the most useful of NASA's information available on the Internet. Real-time weather visualization and forecasting, high-resolution 3-D maps of the moon and Mars, real-time tracking of the International Space Station and the space shuttle will be explored in the future.

NASAとGoogleがタッグを組むのは初めてではない。Google Marsの時とかあったしね。しかし今回は包括的であると同時に、iEarthと呼ばれるソフトがGoogle Earthと共に来年4月にリリースされるらしいのがポイント。書かれている内容からすると、これはリアルタイム版Google Earthっぽい。スポットを選ぶとあるので、丸ごとリアルな地球がグルグル回るわけではないにしろ、これはすごいことだ。
NASA overwhelmed by climate data - earth - 15 December 2006 - New Scientist Environment:
Called iEarth, the NASA software scours EOS databanks for information and converts it into a file that can be viewed via Google Earth. Choosing a spot on the planet's surface will prompt iEarth to display ground-based measurements for that location, as well as data relating to the atmosphere and space above it.

今年のPerson of the Year

「きみ、藻前、アンタ、あなた方」だそーです。TIME誌恒例のPerson of the Year。
TIME.com: Person of the Year: You
The answer is, you do. And for seizing the reins of the global media, for founding and framing the new digital democracy, for working for nothing and beating the pros at their own game, TIME's Person of the Year for 2006 is you.
やるねえ。

今週号はYouTubeのPhotoエッセイもある。なーんと、あのメントスネタも出ているじゃないかえ。

森林公園

紅葉は終わってたが、電車に乗って国営武蔵丘陵森林公園に行ってみた。フツーの森林と違うのはところどころに案内板があって、迷子にならないということ(笑)

沢山の落ち葉が道を覆っている。こうやって堆肥の元ができ、虫の幼虫やミミズ達やバクテリアがゆっくりと堆肥化を促進する。雨や雪は余分なカリウムを流す。土壌改善も行われる。人間だけが見事な自然の営みを無茶苦茶にしているということに改めて気がついて、あちゃーという感じがするな。たまにこういう所へ来たからって謙虚な気持ちになるのは歳のせいか(汗)

From Shinrin Koen

Google Phone

Google Phoneかあ。Om Malikもこれに呼応して「iPhoneは忘れて...」なんて記事書いてる。英国の巨大携帯電話会社であるOrange社とGoogleが、Google Phone開発に関する何十億ドルかのパートナーシップに関して、かのGoogleplexで打ち合わせたってことらしい。デバイス自体は台湾のHTC社製で革新的ではないが、Googleが開発するというソフトウェアがミソのようだ。2008年以降になるとはいえ、英国がうらやましい。
The future for Orange could soon be Google in your pocket | World | The Observer:
Google is on the move. The internet giant has held talks with Orange, the mobile phone operator, about a multi-billion-dollar partnership to create a 'Google phone' which makes it easy to search the web wherever you are.
今や日本ではPCよりケータイ画面眺めている時間の方が長いという人々が多数派だろう。僕もケータイ版DQで遊んでましたがムーンペタでこんなこと言ってもらって喜んでたりする。でも、Bloggerケータイとか、vloggerケータイとか、YouTubeケータイとか、SNSケータイとか、パケ代気にせず誰もができるようになるためにはDisruptionがもっと起きないとねー。

dq2

Spresent

Spresent.comというサービスができているみたい。ちょっと試してみたよ。Flashでできている。


日本語はなんとか使えるんだけど、Bloggerに埋め込む時はembedタグがちゃんと処理されない。結局日本語は取り去る羽目に(泣)それにFlashにしては重い。もう少し軽々と動けば使い道もあるんだけどな。

via clipmarks

ふたご座流星群

今夜はふたご座流星群が最も活発になる夜だったが、生憎の雨。でも、アーカンサスではよく見られたみたい。明日は日本でも見ることができるかなあ。今年のギャラリーはここだ。
Spaceweather.com: 2006 Leonid Meteor Shower photo gallery:
GOOD GEMINIDS:The 2006 Geminid meteor shower peaked this morning, and the first reports are in: It was a good show. There were "lots of meteors and fireballs, " says Alex Conu near Bucharest, Romania. One Geminid over Ozark, Arkansas, "produced shadows more intense than during a full moon!" reports Brian Emfinge: gallery.
流星は彗星から流れ出した固体粒子が彗星軌道付近を浮遊し、この近くに地球の軌道が近いと、毎年その近辺を地球が通過する際に地球の引力に吸い寄せられ、大気圏で燃えて消滅するのが流星。大きさは平均で1グラムもないそうだ。大きなので燃え尽きないで地球に落ちると隕石。

Brock1
Source : science@NASA

いろいろ読んでいると、Spaceweather PHONEというのがあるらしい。
Spaceweather PHONE:
Spaceweather PHONE is an astronomy alert service from the creators of Spaceweather.com. Sign up for our service --for yourself or as a gift for someone else-- and we'll phone you when things are happening in the sky.
うーん、いいねえ、a gift for someone elseって。これで宇宙天気情報をもらってだな、
「どうしたの?こんな時間に」
「ヨーコか? 空、見てみな」
「え?」
「流星さ。じゃな」
というシナリオ。キタ、脳内彼女ヨーコ(笑)。でも月額US$4.95だって。iモードで月額300円で同種のサービスやらないかな。今からでも今年のふたご座流星群観測をしたいヒトは以下を。場所はオリオン座の近くみたい。僕も明日の夜晴れていたらどこかへ出かけようっと。
で、今夜の曲はもちろんこれの1曲目ね。

永遠の生の始まり

写真を撮りだして悩むのは保存。紙のアルバムに整理するという発想は写真が珍しかった時代を引きずっているのだろうと思う。デジカメ全盛になった今、膨大な数の写真はどう残せばよいか。写真を厳選し「残すべきを残す」という考え方はある。でもそんなのはあまり写真を撮らない人か余程マメな人でないと無理。

DVDやCDに焼いても紛失したり火事になればおしまい。自分が生きている間はいいが、その後はどうなるかわかったもんじゃない。また、ここ数年で「100年プリント」が自宅のインクジェットプリンターでできてしまうようになったが、本当に100年持つかどうかはわからない。1000年は無理だろう。

僕はPicasa Web Album(やっと日本語版も出たね)に、つまり、Googleに写真データをどんどんアップし出している。Googleという会社は100年後あるかどうかわからないが、デジタルデータは劣化させずに複製できる。Googleが無くなってもデータは別の企業が引き継いでいくだろうと思う。今のGoogleが200年前をググれるようにね。

記憶域の容量だが、Mooreの法則ならぬ、Kryderの法則というのがあって、「ストレージ容量(厳密にはbits per. unit area)は13ヶ月毎に2倍になる」「10.5年で1000倍になる」というのが一時期、WikiPediaにも記されていた。しかし、「合意が得られていない」ということで、10月に削除されたようだ。その経緯はdiscussionにある。Kryderの法則に触れる代わりに今は、Seagate社の上級副社長インタビューにある以下のくだりが引用されている記事がいくつかある。
Seagate Outlines the Future of Storage:
HWZ : When do you think we can break the Terabyte barrier?
Chirico : Well, we're shipping a 500GB drive now. The Tera barrier would probably be within two to three years time. Since we're on a projected growth of areal density of about 40% a year, so in about two to three years, we should be in the area of about a 900GB to a Terabyte.
ここの毎年40%という数字を使って、Google SpreadSheetsでちょっとシミュレーションしてみた。
今年のパーソナルレベルのディスク容量を仮に400GBとする。2009年には1テラを超え、2030年には1ペタを超える。個人でだ。この表は2030年までだが、計算では2036年か2037年くらいには、人間の一生に相当する時間のハイビジョン録画を個人で記録できる程の容量になる。2050年くらいには1人で100人分を超える人生をハイビジョンクオリティで記録できる容量を持つことができる。22世紀にはお墓の概念もすっかり変わって、ネットにその人の記録と共にお墓があるのが普通になるかもしれない。

もうちょっと身近な例として、こんな例えを出す人もいるな。
Feature: The Future of Digital Media:
If Kryder’s law holds, the iPod of the future should hold one year of video by early 2012 and essentially all commercialized music by 2015.

Kryderの法則が成立するならば、未来のiPodは2012年初頭に1年分のビデオを記録でき、2015年までには、全ての商用音楽の1年を本質的には保持できるべきだ。
ところで、1年半前に「はてな」でこんな記事を書いた。
Seven Degrees@hatena - サーチエンジンとか:
大げさかもしれないが、サーチエンジンはヒトの生死にも影響する。「人間は2度死ぬ、1度目は本人の死、2度目は当人を知るものが全て死んだとき」という話は聞いたことがあると思う。そして第3の死が「記録の消滅」だ。これは今までごく限られた人々 - 犯罪者も含め、歴史上に名を残した人 - だけのものだったが、これからはサーチエンジンのキャッシュから消える時というのが第3の死に加わるだろうね。
これは少し認識が甘かった。3度目の死である「記録の消滅」は遥か未来にDelayするかもしれないということ。実質永遠の生を得られるってことだ。怖いことでもある。Picasa Web Albumはその始まりかもしれない。うーん、壮大すぎかな?

なんちゃってロケ敢行

ついに手を出してしまった、SL(D51-498)撮り。シャッタースピード間違えてピンボケ多し。やっぱり難しかった...。

From SL Days

あいにく初日は雨だったが、名古屋から来た人、BMW5シリーズで颯爽と乗り付けた人、ジャンパーの懐にさりげなく高級機を入れてきた人、年季の入ったオヤジ、酔っ払っている人、いろんな人達がいた。しかしマニアさん達の機材はすごい。カメラバッグってなんであんなに大きいのかと思っていたが、理由がわかった。カメラバッグ以外にジュラルミン・カバーのケースを2箱担いでいるツワモノも、てゆーか、こっちが素人だった(汗)。

ストイックなマニアの方々と違って、こっちは気軽に日帰りのつもりで行ったのだが、疲れたので急遽予定を変更して近くの伊香保温泉へ(笑)。結果2日のロケ敢行、と日程だけはマニア並みでした。
  • SL Days(Picasa Web Albumスライドショー)
今や汽笛の音を生で聞くことはSLイベントのある沿線でない限りは難しい。子供の頃にC58を見たことがあるが細かくは覚えていない。記憶に残っている音はTVドラマや映画の中に出てくるやつだったりする。しかし、何十年ぶりかで聞いた汽笛はド迫力&感動だったと同時に新たな発見! それは音に「タメ」があるということ。泣き系のギターアドリブを知っている人は、チョーキングのときのあの「タメ」だと言えばおわかりか?「ポーッ」ではなくて「プゥゥゥォォォオオオオーッ」みたいな感じ。時折むせび泣くような感じがするのはそのせいかも。次のWebサイトのSLえちご阿賀野号ってところで同タイプの音を聴くことができる。
汽笛って、人を不快にさせるというより、むしろ風景と一緒になって癒す音。信号が鳴りだすはるか以前に遠くで汽笛の音がするので、あっ、もうすぐ来るなーってわかる。未だに多くのファンがいたり、SLに魅せられて全国を渡り歩いている人もいると聞くが、なんとなくその気持ちがわかるような気がしましたねー。

おまけネタ。
2日目に散歩した津久田駅前に、何故か例のダイドーのしゃべる自動販売機があって、中学生の女の子達が「はい、こんにちは」と挨拶していたのが妙な感じだった。恐るべし、ダイドードリンコ。

月に住む

NY Timesによれば、NASAは2020年までに月面上に恒久的な基地を建設するようだ。2024年までには180日までの滞在が可能になり、2027年までには、気圧コントロールされた乗り物で遠出も可能とのこと。まず米国がロケットと宇宙船を開発、その他の国や商業資本は、科学やその他の目的のためにこれを拡張することができるとのこと。
NASA Makes Plans for Permanent Moon Base - New York Times:
WASHINGTON, Dec. 4 — NASA announced plans today for a permanent base on the Moon, to be started soon after astronauts return there around 2020.
さて、宇宙に人間が長時間滞在したらどうなるか? 面白い対談があったので紹介しておきます。

MSの次なる野望?

OLPC(One Laptop Per Child)の生みの親、ニグロポンテ氏がNetEvents conferenceで明らかにしたとのこと。MicrosoftはOLPCでWindows XPを走らせようと試みていると。ちなみに試作機はLinuxだ。技術的には、SDスロットだけしか搭載しないのでこれをどう克服するか(Windowsを如何にコンパクトにできるか)ということと、もうひとつ大きな障害が。それはオープンソースにしなければいけないということ。MSは後者で葛藤しているとのこと。
ニグロポンテ氏は「OLPCにWindowsは不要」と言い切っている。

OLPCが現実化するにつれ、Microsoftは是が非でもWindowsを持ち込みたくなる(持ち込まねばならない)のはわかる。Googleにやられる前にね。

Web 2.0のトリレンマ

情報処理学会でこういう発表があったようだ。
性善説に基づく点が弱さというところまではわかるとして、「リテラシー向上を地道な啓蒙で」だけではちょっと寂しい。この先が真の問題ではないかという気がする。「企業価値が」とか「キャッシュフローが」とかまでいかなくとも、企業のグローバリゼーション・基本要件となった内部統制(金融商品取引法、会社法)との関係に踏み込まないと1年前のTim O'Reillyの"What is Web 2.0?"のレベルからあまり進展しないし、それ抜きには広告モデルによるビジネス事例紹介というデジャブから抜け出せないと思う(kivaのようなのもあるが)。「情報処理学会」だし、聴きに来ている方の目的も違うので止むを得ないんだろうけどね。

僕は、山形氏が経済のトリセツで紹介したShellの予測本に出てくる3軸の関係(効率性、セキュリティ、社会のまとまり)とか、開放経済下のトリレンマ(open-economy trilemma)と同じようなパラドックス含みの話になるんではないかと思っている。実際には4軸とか5軸になるかもしれない。

例えば、「開放経済下のトリレンマ」は、
(1)国境を越えた自由な資本移動、(2)為替相場の安定、(3)国内均衡(完全雇用)を実現するための金融政策の独立性、という三つの金融政策の目標のうち、完全に両立しうるのは最大二つまでである。
だが、これをこう定義し直してみる。
(1)企業を越えた集合知の活用、(2)会社法・金融商品取引法を満足する内部統制の実現、(3)企業情報戦略の独立性、という三つの情報化政策の目標のうち、完全に両立しうるのは最大二つまでである。
「Web 2.0は気になる、しかし他の2つを優先しているので今は手を出せない」、企業の悩みはそんなところだと思う。今後、どうシフトするか(或いはしないのか)? 僕も含めてこれに悩んでいる人は多いのではないか?ただ、話のレイヤーが違うので同じセッションでやるには無理があるかもしれない。経済学者とか企業経営に関わる方による、この領域の話というか、理想的にはテクノロジー・事業戦略レベル・企業経営・マクロ経済の垂直4点セットになっていればかなり聴き応えがあるのでは、と思った次第。

参考:

Google Picasa2によるビデオ作成

前の記事で触れた「Google Picasa2を使って複数の写真をムービーにする方法」の紹介です。念のためっちゅうことで、超簡単に紹介。

1. Picasa2で、ムービーにしたい写真群をShift+Clickとか、Ctrl+Clickとかで複数選択しておく。

2. Create → Movieを選択

PicasaMovie1

3. 写真を切り替える時間間隔を指定。1秒では短すぎると思います。僕は2秒にした。

PicasaMovie2

4. 圧縮方法を指定。既にPCにインストールされているコーデックが表示されます。このあたりは人によって違うはず。僕はDivXを指定。持ってない人はここでドゾ。

PicasaMovie3

5. あとはOKをクリックして生成されるのを待つだけ。先ほどの記事のは5MBくらいのムービー(拡張子は.avi)になりました。YouTubeにアプするなり、Google Videoにアプするなりして楽しんでくださいませ。

銚子電鉄紀行

久しぶりの晴れの休日。乗ってきましたよ、銚子電鉄! 今回はPhotoをGoogle Picasa2を使ってムービーにしてみました。さらにこれをYouTubeへ。では、ドゾ!



濡れ煎餅もいいけど、やっぱり乗車するのが直接的貢献だろうということで、1日フリー乗車券を620円で購入。予想通り日中はかなりの人で、ちょっとしたラッシュアワー並み。何度か途中下車しながら楽しませていただきました。

印象的だったのは駅によって表情が全く違うこと。如何にも鄙びた感じの駅やアメリカ南部っぽいのとか。犬吠駅にいたっては自称「ポルトガル風」なんだそうだ。終点の外川は朝市の名残が。

From Choshi

君ヶ浜駅はソテツと白亜のアーチが目印。写真を見てもらうとわかりますが、ホテルカリフォルニアっぽい(笑) で、犬吠崎灯台が見える海岸まで散歩。キャベツ畑を越え、小さな林を抜けるとそこが海。デート・コースにはとってもいいんじゃないかな。スライドショーを是非ご覧ください。

濡れ煎餅は品切れかと思ったがなんとか購入。途中の千葉駅のKioskにも売っていたけどね。普通の厚めの煎餅を醤油に浸したもの。月島の胡萩堂で売っている濡れ煎餅は薄くて超濃い味なんだけどそれとは対照的。濡れ煎餅といってもいろいろあるわけだ。

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