Timからの返事

長ーいポスト。
  • 商標を登録したのは、MediaLive(CMPの一部門)であって、O'Rreillyではない
  • CMP・オライリー共、誰も告訴はしていない(手紙を送ること=告訴ではない)。でも、法的な臭いのする手紙を受け取った側は混乱した。単に電子メールにすべきだったと反省している
  • 商標はカンファレンスに限った話。Web2.0という用語を使わないでも、Web2.0関係のカンファレンスを開催することはできるはずだ。Google's Zeitgeist, the Ajax ExperienceなどはWeb2.0関係のカンファレンスだけど、名前を使っていない
  • 会議の名称を商標にすることは、Comdex, Interopなど例が多くある
  • オープン&共有を基盤する個人や会社でも商標は主張できていいだろう。Linux、Apache、Mozilla、Firefoxなどは商標として保護されている
  • Web2.0という言葉が持つ2面性(会議の名称であり、概念の名前)を考慮し、どうやったらうまく収められるかCMPと2日間の協議に入る
  • 個人攻撃には失望したが、一方で、O'Reillyを大切に思ってくれる人々の熱情が感じられたのはよかった
これはあくまで見解(重要な意味を持つけどね)。商標を登録したのがMediaLive(CMPの一部門)である以上、Tim O'Reillyには最終解決はできない。彼らの2日間の協議によって、決着がなされることになる。
O'Reilly Radar > Web 2.0 Service Mark Controversy (Tim responding this time):
A lot of people have been waiting for a statement from me (Tim O'Reilly) about the Web 2.0 service mark. I'm back, and here it is. This is a long post, because the issues are complex, and I hope people will read to the end. I'll do my best to set the record straight, and to answer some of the comments and questions that have been flying around.

関連記事

心を守るために


99656, originally uploaded by twaooe

坦々とした表情が余計にリアリティを感じさせる。一定の衝撃を超えると人間は心を守るために喜怒哀楽を失うようにできているのだろう。

ジャワ島中部の大地震は阪神大震災と同様の浅いところで発生した横ずれ断層型とのこと。経験者としてあの時の強烈な記憶が蘇る。「地震、雷、火事...」の順番はその通りだ。地震は避けようが無い、動けない。その瞬間どこに居たかで生死が分かれる。「机の下に隠れなさい」というのは嘘だと今でも思う。

亡くなった方へお悔やみを。
Donationを考えるか...。

前記事とのギャップが大きすぎるな。
でも、こういう記事を書く気持ちになる時もある。

デロリアンが!

ebayBTTF(Back To The Future)のデロリアンがeBayで売られているとの情報がっ!
eBay Motors: DeLorean : dmc-12 (item 4644351427 end time Jun-02-06 22:20:37 PDT):
So you want to be an instant celebrity?
Then get OUTATIME with an expertly converted Delorean Time Machine as seen in Back to the Future.
Gauranteed to make you an instant celebrity every time you take it out.

早速チェック。12000マイル走った中古車。US $19,100ということは約230万円。レプリカなんだけど良くできてる。画面下の方に写真集があって、好きなヒトは結構楽しめる。出品者はVideoもアップしてくれてますね(賞味期限があるのでお早めに)
ちなみにこんな感じ。

controller flux capacitor

いやー、ベンツもBMWもこれには勝てないだろー。おまけにガルウィングだし。これで女の子に
  • 「キミの誕生日、インプットしていいよ」
  • 「キミの一番辛かった日をインプットしてごらん。僕がそれを無かったことにしてあげるよ」
とか、やりたい放題じゃ(笑)。

ところでご存知のとおり、これはデロリアンDMC-12という車を改造したもの。デロリアン(John De Lorean)とは人の名前だ。彼はGeneral Motors副社長であった1973年に「I want to do things in the social area. I have to do them, and unfortunately the nature of our business just didn't permit me to do as much as I wanted」と言ってGM社を突然退職してデロリアン社を設立。写真を見ると、なるほどロマンを持っていそうなイイ男の顔をしている。エンジンはRenaultにアイルランドに工場を作ってもらってそこで製造。メカはLotusが開発。ボディシェルはItaldesignのGiorgetto Giugiaroがデザインを行った。

彼は1982年にコカイン疑惑が発覚。裁判で最終的に無罪を勝ち取ったが、2005年3月に逝ってしまったのだ。
参考:デロリアン関係サイトのLink集


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Girlfriend 6.0 vs. Wife 1.0

傑作や、これ。
Girlfriend 6.0 vs. Wife 1.0:
Last year a friend of mine upgraded from GirlFriend 6.0 to Wife 1.0 and found that it's a memory hog leaving very little system resources available for other applications.
ギョーカイネタではあるけれど、とっても笑える。
He's finding that some applications such as PokerNight 10.3, BeerBash 2.5, and PubNight 7.0 are no longer able to run in the system at all,
Roppingi7.1とかGinza8.0SP2もあかんわなあ。ネタバレになるので、あとは読んでみてね。さすがイタリアって感じ。

*5/29 追記*
ざっと訳してみた。誤訳気付いたら後で直す。
去年、僕の友達はGirlFriend 6.0からWife1.0にグレードアップした。それは他のアプリケーションが利用できるシステム資源を極僅かしか残さないメモリ喰いであることがわかったんだ。彼はWife 1.0が価値ある資源をさらに消費する、子プロセスを産んでいることにも気がついている。他のユーザーは彼にそのアプリ(Wife1.0)の性質だから予期するべきだと忠告したんだけど、製品パンフレットやドキュメンテーションには書いてなかったのさ。

それだけじゃない。Wife1.0はシステム初期化時に自分自身をインストールする。他のシステムアクティビティをモニタできる場所にね。彼はいくつかのアプリケーション、PokerNight 10.3やBeerBash 2.5やPubNight 7.0がもはや全く動作しないことを知ったのさ。それを選ぶとシステムがクラッシュすることもね(前はよく働いてくれたんだけど)。インストレーションの間、Wife1.0は、望みもしないプラグイン、MotherInLaw 55.8やBrotherInLawのベータ版みたいなやつをオプションなしで与えてくる。システム効率は日々低下しているようだ。

彼が来るべきWife2.0に期待している特徴がこれ。

1.「二度と思い出させないでくれ」ボタン
2. 最小化ボタン
3. キャッシュや他のシステム資源の損失無しにいつでもアンインストールできるようにする、インストールシールド機能
4. ネットワークドライバーを無作為検出モードで実行させるオプション。システムのハードウェアの調査機能をもっともっと役に立たせることができるようにね

僕自身は、Girlfriend 7.0に固執することによって、Wife1.0に関連する頭痛を避けることに決めた。でも、ここに至っても多くの問題があることがわかったんだ。Girlfriend 6.0の上にGirlfriend 7.0をインストールすることはできないのさ。君は最初にGirlfriend 6.0をアンインストールしなければならない。他のユーザーは、僕が知っていなければならなかった昔からのバグだと言う。明らかにGirlfriendのそのバージョンは、I/Oポートの共有利用において競合するんだ。君は、そのようなふざけたバグはもう修正しただろうと思うだろうけどね。さらに悪いことには、Girlfriend 6.0のためのアンインストールプログラムは、アプリケーションの好ましくない痕跡がシステムに残って、あまりうまくないんだ。他にもう一つ --- Girlfriendの全てのバージョンは、Wife 1.0にアップグレードする利点について、絶えずポップアップメッセージを表示してくるのがちょっと腹立たしいな。


よけいなお世話だが、システムアクティビティをモニタ云々は浮気・素行チェック、ネットワークドライバー云々はAVダウンロードさせてくれってことですな。

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1000枚の絵

前のポストで出てきたサイトだが、花を生成している間、下のほうを見てみると、数字のアニメーションGIFがあるじゃござんせんか。それをクリックすると、とっても変わったサイトが出現する。

One thousand paintings

その名も「One thousand paintings(1000枚の絵)」。何が変わっているかというと、ここで数字を売っているのだ。1~1000まで。数字を買うとその数字の絵を描いてくれる。1つの数字で1枚の絵が保証されるらしい。そいでもってユニークだと。当たり前のような気がするが...。各数字の値段は(1000-数字)で計算できるがディスカウントもあるようだ。残り枚数が少なくなると値が上がる。
One thousand paintings ( 1000 numbers = 1000 paintings ):
What's special about these paintings?

One number, one painting - the number is the art is the limit is the price. Each of the one thousand paintings is unique, showing a number between 1 and 1000. This is an experiment of art and mathematics, on the web, the first of its kind.
スイスのSalaって人(女性だと思う)がアートとしてやってるらしく、一応ブログもある。本当に売っているんですぜ、これ。あやうくPayPalで支払いそうになった(笑)。

別のサイトで「過去に自分のWebページを1ドットを$1で売った奴がいるから注意しろ」とかいうアドバイスもあるが、既に80(枚)売れている。ちなみに1を購入した人はドイツの新聞に載ったみたい。

美大のヒトとか、日本でもどう?

One thousand paintings2

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Webの花

Google Blogoscopeで知った面白いサイト。WebサイトのHTMLを解析してグラフィックにできる。
できたら、"websitesasgraphs"のタグをつけて、Flickrにアップしてみよう。他の人達のを見たければ、ここへドゾ。


sevendegrees.blogspot.com as a graph
花と言えば...
花の色は うつりにけりな いたづらに 我が身世にふる ながめせしまに
(長雨に桜花の色は移ろい、私もつまらない物思いにふけっているうちに盛りの時を過ごしてしまった)

小野小町
もういっちょう!
Webの花の色は清らかに白い。
だが、蕾は血がにじんだように赤く、
その香りは汗の匂いがする...。

sevendegrees.blogspot.com
わはは! (古すぎてわからないかも...)。


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生きるためのサイン - Hobo Signs

Hobo(ホーボー)というのはホームレスの中で渡り歩くタイプの人々を指すそうだ。Hobo Signsは1880年代から第二次世界大戦の間、Hoboの人達が街を渡り歩くときに他のHoboのために残した印。彼らはフェンス、ポスト、歩道、建物などにチョークや石炭で書いたようだ。

「仕事にありつける」「残飯を持ち帰っても大丈夫」「パン有り」「危険な犬がいる」「水は安全」「ポリ公不在」といった生きるためのサインがいろいろある。これが意味するところの概念が存在するので、これを以って「必要な最小限のボキャブラリー」とするわけにはいかないが、少なくとも不要なものはないのだろう。

hobosigns

でも、現代の彼ら携帯電話で電子メールを送るらしい...。

BlogのComment欄にこういうのを残すというのも面白いかもね。「このポストいい」「がっかりした」「嘘多い」「コピペ可」「早く立ち去れ」とか(笑)2ちゃんねるのAAにも、そんな感じのがあるなー。

例のWeb2.0商標の件で、O'Reilly Raderにこれを貼り付けたら、世界中のブロガーは理解するかな?(笑)

end_of_matsuri

Via Damn Interesting » The Hobo Code

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あっという間の出来事

おととい書いたように、O'ReillyとCMPが非営利団体にWeb2.0の商標を主張して弁護士まで差し向けた件で、怒りつつももうみんなシラけてしまったかも。IT@Corkとは話もついたようだが、O'ReillyとCMPが何を言おうが手遅れかもしれない...。Tim O'Reilly自身は休暇中のようなので、帰ってきたらどう発言するかには注目している。でも、みんなもう新しい言葉を模索したり、まあとにかく、夢から覚めたっていうか。

Buzz Wordと言われつつも、アルファなブロガー達が本当にこの言葉にそっぽを向きはじめているというのは重要なことです。この3日間は「Web2.0」という言葉は完全に死んだと、後から言われるかもしれないな。Start Upsは続くのだろうけど、この用語を最も利用していたVC達はどうするのだろう?

日本でも、むしろこれからWeb2.0を題材にしたセミナーとか記事とか出るんだろうけど、用語は考え直した方がいいんじゃないかな?
After Web 2.0:
Now that conferences get cease & desisted for using the term “Web 2.0” (and O’Reilly’s answer isn’t too convincing), I think it’s a great time to move on to other terms. Any suggestions?

*追記*
さすがのジョン・バッデルももてあまし気味かな。「Web2.0という言葉を所有したいわけじゃなくて、カンファレンス名称としての用途に制限をかけたいだけ」と、一応、O'Reillyを擁護してるけど、肝心のTimが休暇から帰ってこないと事態は収束しませんね、こりゃ。

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忘れえぬ記憶

記憶を恒久的にできるかもよという話。MRIを使いながら側頭葉(MTL)の記憶部分の血流を観察して、16の主題に関する学習の様子を調べたところ、新しいとか古いとかによってMTLのアクティブな場所が違うらしい。古い記憶を新しいものとしてマーキングできれば「忘れえぬ記憶」になるんだと。
The Brain Holds the Keys to Unlock 'Lost' Memories:
People may permanently store memories in their brains, even if they cannot consciously recall them, according to a study by Duke University Medical Center researchers.
記憶って、Queueみたいに先入れ先出しで忘却されてゆくわけではない。辛い記憶は残らないもんだとかもよく聞く話だ。不思議だなあ。政治家には「記憶にございません」とか既に自分で制御できる人も居るみたいだけどね。

確かに、覚える技術より、忘れる技術の方が大事というのは真理のような気がする。
  • 入学より卒業できるかどうかだ
  • 付き合うより別れ方が問題だ
似たようなのはいろいろあるな。

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Web 2.0 is a trademark of CMP and O'Reilly

CMPの顧問弁護士が、「Web 2.0 Halfday Conference」を開催するアイルランドの非営利団体「IT@Cork」に対し、「Web2.0 Conferenceや関連するWeb2.0サービスマークを断りもなしにつかうのは権利侵害だ」と書面を送った。確かに「Web 2.0 Conference」を2004年から開催したのはO'ReillyとCMPが協力してやっているのだけど、
  • Web2.0を提唱したのはO'Reillyであって、なんでCMPにグチャグチャ言われなきゃいかんのだ?
  • だいたい、IT@Corkは非営利団体じゃないか。違法利用するようなリソースも所有していない。
ということで、ちょっとした騒ぎになっている。[「Web 2.1234 ConferenceやMedecine 2.0 Conferenceはどうなんだ?」とかいう奴もいる(笑)
O’Reilly trademarks “Web 2.0″ and sets lawyers on IT@Cork! » at Tom Raftery’s I.T. views:
One of these events - the upcoming Web 2.0 half-day conference is the target of a cease and desist letter (below) from the legal team of O’Reilly publishers. Basically O’Reilly are claiming to have applied for a trademark for the term “Web 2.0″ and therefore IT@Cork can’t use the term for its conference. Apparantly use of the term “Web 2.0″ is a “flagrant violation” of their trademark rights!
O'Reillyも当然このことは知っていて、「権利を守るためなんだ。非営利団体を標的にしたのは謝る。でも、保護が必要なことはわかってくれ」と言っている。
O'Reilly Radar > Controversy about our "Web 2.0" service mark:
While we stand by the principle that we need to protect our 'Web 2.0' mark from unauthorized use in the context of conferences, we apologize for the way we initially handled the issue with IT@Cork.
いろんなブログのコメントを読むと、「Web2.1にしたら?」「"Web2.0"と"Web 2.0"は違うぞ」「信じられん」「今年のWeb2.0カンファレンスは欠席だ」とか、まあ、混乱&非難轟々。 ただ、言うべき相手がCMPなのかO'Reillyなのか両方なのかわかりにくいというのが騒ぎに拍車をかけている。書面はCMP側の弁護士が送っている。しかし、各ブログポストは最初は「O'Reillyが」と主語となっていて、追記やコメントで「はっきりさせようぜ、CMPだろ」とか、「O'Reilly Mediaが承認しているんだからO'Reillyだ」とか、いまいちよくわからん。僕は個人的には、CMPはByteDoctor Dobb's Journalを骨抜きにしてしまったので、CMPにいい印象を持っていないんだけどねー。

「Web2.0 Conference」の商標権を主張するのが適切かどうかはさておき、「Web3.0 Conference」「Web4.0 Conference」の商標申請をする奴が出てきても不思議ではないし、場合によっては「Web 999.0」くらいまで予約されてしまうかもしれん(笑) あー、不毛だ。こんな調子だと、今後何か新しい概念を提唱しても、「将来、商標権を振りかざすつもりなのかどうか」を先に確認するというか言質をとられることになるだろうなあ。

下は送りつけられた書面ね。


Cease and Desist1,
originally uploaded by RandlePMcMurphy.

*Updated*
栗原さん、警告されてましたね。サスガ。

*Updated 6/1/2006*



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Who killed the electoric car?

電気自動車(ハイブリッドカー)の普及を邪魔したのは誰?というドキュメンタリー映画。米国では6/28公開らしいけど、日本では公開されるのかな?
whokilledtheelectriccar

ついでに、こういうサイトを見つけた。
電気自動車と電池は明日を拓く - Information Site about Electric Vehicles and Batteries:
EVINFO.orgにようこそ。
EVINFO.orgでは、電気自動車(Electric Vehicle)と二次電池(Battery)の情報を集めています。


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Cool Tools

Coolなツールを2つ紹介。

1つ目はカッコイイ、ボタンを生成してくれるAjaxサイトです。
色やサイズも変えることができます。

button1

button2

button3

button4


2つ目。
Reflection(反射)効果を出すJavascript。Javascriptでやるっちゅーのが、ちょっとオモロイ。
Reflection.js:
Reflection.js 1.5 allows you to add reflections to images on your webpages. It uses unobtrusive javascript to keep your code clean.

It works in all the major browsers - Internet Explorer 5.5+, Mozilla Firefox 1.5+, Opera 9+ and Safari. On older browsers, it'll degrade and your visitors won't notice a thing. Best of all, it's under 5KB.
作者曰く、Image Editor使わなくてもすぐできるし、カッコイイでしょって。それにJavascriptっていっても軽い(たった5KB)。まあ、確かに。

bloggerref

googleref

うーむ、こういうのを採り上げだすということはいよいよネタに困ってきたか?(笑)

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哀しき戦いなのかもしれない

OpenOffice.orgの成果から発展したODF(Open Document Format)が、5/3にISO国際標準として承認されたんですが、ODFに加わっていないMicrosoftは、ISO標準のポジションを取られちゃったので、なんか標準がないかと、Office ドキュメントのXML標準ドラフト(OpenXML 1.3)を5/18にECMAへ提出したようです。
Microsoft's draft Open XML straitjacket arrives:
Opinion: The Intermediate Draft 1.3 of Microsoft's Open XML office document standard has been released by Ecma International, a European standards organization. At 4,000 plus pages, a 6.7MB Microsoft Word document, the Open XML draft standard is less of a standard and more of a painfully detailed description of how Open XML could be used to display almost any possible Microsoft Office document. Note, I say, Microsoft Office document.
これがなんと4000ページ以上(本体は3983pages)ある。もうね、「アフォか」と。コテコテ好きのMicrosoftでもよくここまでやるなと、ある意味感心します。
Office Open XML File Format Spec Draft Published:
It has doubled in size since its submission, and now contains more than 2,000 pages of additional documentation, including more than 160 pages devoted to documenting 356 different spreadsheet formulas alone.
最初の提出時から既に2倍になっているとのこと。早速、ECMAのサイトから「Ecma TC45 OOXML Standard - Draft 1.3」というPDF(24.4MB(笑))をダウンロードしてみた。1617ページから始まる、「19.17.4 ST_Border (Border Styles)」では、

b1b2b3

などがたーくさん定義されている。Border Style(線種)は200パターンなんですと。この他、表計算用に356種類の計算式を定義した別文書もあるようだ。で、Microsoftの人曰く、
'And this is just the first draft,' a Microsoft spokesperson said,
なんだそうです。「最初のドラフトに過ぎない」ですって。「毎月、更新してゆきます」って。先が思いやられる。一方、記事を書いたSteven J. Vaughan-Nichols氏曰く、
This isn't a standard; it's a straitjacket(こんなもん標準ちゃうわ、拘束衣じゃ!)
とバッサリ。関西弁だと気持ちがうまく表現できますね(笑)

nomenomeもうそろそろ、おかしいもんはおかしいと言わにゃーいけませんね。PCはもはや企業ではリスクの温床。リスクを制御するにはWebを含めたThin Clientが自然じゃないですか。CSS3 Previewも話題になってることだし、個人ユーザーはともかくとして、企業もVistaに備えろとか、わけわからん。それは本当にThin Client環境でBest Practiceなのですか? これから日本版SOX法対応で企業経営側はIT全般統制とか言われちゃって必死にならねばならぬのに。従来型のEUC(End User Computingのことね)もダメだ、やヴァいって言われてるのにさ! おまけにこんなコテコテ規格出して。「機能の多いことはイイコトだ、シアワセなのだ」といいつつ、実はシャブ漬アル中状態にしたいってことなんでしょうか?

GoogleやYahooは、考えるに、クライアントに置くファイルのフォーマットなどどうでもいいと考えているのでしょう。GoogleはSunとのアライアンスの時もOpen Officeに触手を伸ばさなかったし、Open XMLだけではなくODFにも興味がないのかもしれない。どーせ、サーバー側で持つんだし、ポータビリティはその時々の実質標準(De facto)をサポートすればよいって。規格を押さえて先行逃げ切りというパターンはソニーや松下や東芝など家電メーカーの戦術だったのですが、マイクロソフトやIBMもこれをソフトでやろうとした。最近だと、かの、WS-xシリーズ。Webサービスの「標準規格」というやつです。でも、世の中はそんなこととは無関係にREST花盛りだったりするわけです。

さて、この4000ページのドラフト(最終的には1万ページになったりするかも....)、日の目を見ることがあるのでしょうか?

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進んでいるのはどっちか?

Damn Interestingでアマゾン奥地のピラハー族(Pirahã)のことと取り上げていました。記事にしようといろいろ調べていて深みにはまってしまった。

彼らには、数字や歴史の概念がない。1、2、あとは「たくさん」。それに1も厳密に1ではない。「ちょっと」というくらいのニュアンスだそうだ。だから5とか10は区別できないとのこと。何故そうなのかということについては、言語が鍵のようだ。言語が文化を支える。人間には天性として数の概念があるという人もいるらしいが、これはそれへの反証になるみたい。彼らの言語は世界で音素の数が最も少ないのだが、その言葉の中には、当然3や5を表す言葉はない。ゼロ(0)もそうだろう。また、色を表す言葉も時制もないそうだ。「When I have finished eating, I would like to speak with you.」は「I finish eating, I speak with you.」のようだと。なんか昔見たインディアン映画にあったような...「私食べる。オマエ話す」みたいなの。

これを読んで、satomiさんのLong Tail World: [japan]英語で午後12時はランチタイム:12am is noon in Japanクリボウの Blogger Tips: 0 時台はありませんで書かれていた、12時間制におけるゼロの話を思い出した。12時間表記はアナログ時計から来た、つまり、丸い時計の文字盤は「12,1,2,3...」となっていて、0がない。古代ギリシャ人もローマ人もゼロの概念がなかった。「0(zero)」の概念は古代エジプト文明やマヤ文明等であったらしいし、数としての「0」を発見したのはインド人。10進演算が生まれたのはその後だ。

そう、概念がなければ「0」のように輸入すればいい。僕が興味を持ったのは、ピラハー族の人々が、200年前からブラジル人との交流はあったにも関わらず、文化を変えず言語も滅びなかったこと。いや、逆だな。言語が滅びなかったから文化も変わらなかった。言語というか国語の重要性は「国家の品格」で有名になった藤原正彦氏(新田次郎と藤原ていの次男)による「祖国とは国語」で、言語を同化させられた琉球やアイヌの人々がその後どうなったかといった指摘で納得してたんだけど、このピラハー族のことを知るとまた疑問が沸いて来た。
  • 彼らは困っていないらしい。餓死することもあるらしいのに。数の概念は本質的に生活レベルで必要ない?
  • 彼らはどうやって外部から自分の言語を守り続けているのか?何故概念を輸入しなかったのか?外部の概念を「便利」として取り入れる必要がないと考えているとしたら、それは何故?
  • 我々の概念を単に理解できないだけ?(うーむ、200年もあったんだしなあ)
  • ほとんど寝ない(15分から2~3時間のうたた寝だけ)らしいのだが、何か関係あるのか?
といったことだ。とりあえず、Language Logに彼らの数の概念を試しているビデオがあったので紹介しておくとして、僕自身はもうちょっとこれを調べてみます。言語学の勉強したいわけでもなんでもないんだけど、なんか気になる.....。
Damn Interesting » Another World:
The Pirahã are terrible mathematicians, unable to do even simple addition. Then again, it's difficult to do any sort of calculation when you have no concept or words for exact numbers. There are really only three numeric words in Pirahã - 'one,' 'two,' and 'many.' To add to the confusion, 'one' doesn't always mean exactly one - it could mean one fish, a small fish, or only a few fish.

Movie: a Pirahã participant using fingers and Piraha count words to enumerate quantities
(Source : Language Log: One, two, many -- or 'small size', 'large size', 'cause to come together'?)

piraha

Links

んー、何のブログかわからなくなってきた(笑)
Googleネタ期待して来られた方、スマセン。あと、Bloggerはこのページの分しかRecent Commentが表示されないのでわかりにくいのですが、Colbertの件はSeven Degrees: なんちゃってジャーナリズム vs リアル・ジャーナリズムで一応、コメントがサゲ進行中(笑)

日本のクルマの凄さ

信頼性の評価。日本のクルマが売れるワケはこういうところにも表れている。実際は海外生産が結構多いはずなのだけど、この記事見たら、「作っているのは日本人か?...一体どういう連中だ?」と思うよなあ。
Reliability Index :: how reliable is your car?:
Japanese manufacturers have dominated a poll of the Top 100 most reliable used cars over the past decade.

The list, compiled by independent mechanical breakdown insurer, Warranty Direct, found that every car in the Top 10, and an amazing 16 out of the Top 20, were Japanese models. The Honda Accord was at number one.
Best10は全て日本車。13位に初めてジャガーが出てくる。「高級車」ベンツは25位にSLKが、ミニ以外のBMWは47位にZ3が出てくる。ちょっと車種が古いな。最新ではどうなんだろう。

PosModel
1Honda Accord
2Subaru Forester
3Mazda MX-5
4Mitsubishi
Carisma
5Toyota Yaris
6Honda Civic
7Nissan Almera
8Honda CR-V
9Toyota RAV4
10Nissan Micra
11Lexus IS 200
12Mazda 626
13Jaguar X-Type
14Toyota
Landcruiser
15Volvo S/V40
16MINI (BMW)
17Suzuki Vitara
18Mazda 323
19Toyota Carina E
20Saab 9-5


Via You can't beat Japanese car reliability

Google Web Toolkit and JSON

JavaでAjaxアプリを簡単に作るためのツールキットがGoogle Code内で公開されましたね。Official Google Blogでもちゃんとアナウンスされています。サンプルをいくつか見てみましたが、僕的にはJSON RPC Example Projectが出色です。この領域では以前からXMLよりJSON=JavaScript Object Notationに注目しており、Yahoo! Web ServicesなんかもXMLの代替としてJSONをSupportしていますね(上記のJSON RPC Example Projectのデモでも使われている)。JSONの利点はパフォーマンスとかいろいろあるのですが、ただ一点、Securityについてはちょっと注意が必要かなと思っていました。

どゆことかというと、XMLベースAjaxの利点でもあり、欠点でもある点として、XHR(XMLHttpRequest)がそのスクリプトを含んだHTMLをロードしたドメイン相手にしか通信を許してくれないというCross-Domain Security制限があります(Google Mapsなんかは外部スクリプト方式でコードとデータドメインを一致させているので問題ない)。これはスクリプトからのDDOS(distributed denial of service attacks)を防いだり、といったことのためには必要です。一方、JSONではCross-Domain Security制限を回避するJSONP(JSON with Padding)があったりするので、XMLベースAjaxの利点(?)はまだ残っているなと思ってたということです。

ところが、XMLベースAjaxでもCross-Domain通信できるぜという方法がいくつか紹介され、On-Demand Javascript手法に至っては、Cross-Domain Security制限の面ではJSONと差がないなと。で、なんだかなーと思っていると、4月17日にJSONのDouglas Crockford氏からJSONRequestが提案されましたね。まあ、まだ提案みたいですけど。これはランダムDelay(急激な連続POSTを防ぐ)によるDOS対策考慮が「一応」ある。

DDOSは昔からできるというか、悪意と知識があればEXCELマクロでも作れるわけで、田代砲やゲイツ砲時代からそれほど状況が改善したわけではないですね。サーバーサイドはそういう脅威も考えておかねばならないこと自体は変わらんちゅーことですな。
Google Web Toolkit - Build AJAX apps in the Java language:
Google Web Toolkit (GWT) is a Java software development framework that makes writing AJAX applications like Google Maps and Gmail easy for developers who don't speak browser quirks as a second language. Writing dynamic web applications today is a tedious and error-prone process; you spend 90% of your time working around subtle incompatabilities between web browsers and platforms, and JavaScript's lack of modularity makes sharing, testing, and reusing AJAX components difficult and fragile.
Google Web Toolkitのニュースは、さっそく、Javaのプロである某氏に通知。彼はバイオリニストでコンサートマスターだったりもする。そういえば、バイオリンを弾くようにプログラムを書くらしい(笑)

うー、こんな記事書いたら気持ちが若返った気がする(笑)
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Cool under pressure

IT Media NewsとかCNN(Japan)で既報なので、新鮮さには欠けるが、違う角度でこのニュースを取り上げてみる。

データウェアハウスのデータ・クレンジングの仕事の応募に来たGuy Goma氏(プログラマー)は、たまたま名前が同じ「Guy」だったことからGuy Kewney氏と受付で取り違えられ、BBCから、Appleコンピュータがビートルズのレコード会社であるApple Corpsに「Apple」商標使用の訴訟で勝った件について、インターネット専門家として生放送インタビューで答える羽目になった。

でも彼はなんとか切り抜けたようだ。少しよどみながらも「Exactly, 」なんて一丁前にインタビューに答えている様が見れば見るほど、おかしいというか気の毒というか...。「テクノロジー系Webサイトの編集者」と紹介された瞬間のGuyの表情変化を連続写真にしてみた。一瞬、イタズラがバレた子供みたいな表情をするが、すぐに気を取り直して、「Good morning!」なんて挨拶している(笑)

guy

YouTubeのVideoで是非実物を確認してほしい。Guyはフランス語圏のコンゴから4年前ロンドンへ移った。だから4年しか英語経験がないのだ。受付でサインしているちょうどその時、誰かが「私について来てください」と言い、歩くよりジョギングしなければならないくらい急がされて、ある部屋に通され、メイクをされた。それもこれも就職面接の一部だと思ったらしい。で、気がついたらオンエア中だったらしい(笑) だから、インタビューにはなんとか無難に答えてやり過ごそうとしたようだ。全ては速すぎる展開だったと彼は後で述べている。

BBCは放送事故ということで謝罪したが、「The wrong kind of snow(間違った種類の雪)」というBritishの鉄道事故で用いられる、独特の婉曲な言い回しを使ったようだ。1980年代に、非常に洗練されたノルウェー製の除雪装置を導入したが、多くの鉄道便がキャンセルとなり、アナウンサーがそう言ったのが始まりらしい。「間違ってインタビューされた人」をそういうように言うあたり、転んでもタダでは起きんという感じですな。

それに、この事故のおかげでBBC的にはかなり、オイシイ思いをしたのではないかな? 最初はタクシードライバーだというニュースだったので、余計にネタとして広がった模様。インターネットでも、YouTubeへのVideo uploadやBlog Postなどでかなり盛り上がっているし、何より、Guyが就職できたのかどうかみんながネットの向こうで待っていて、BBCは注目度大アップだからねえ。
The interview went pretty well. So, have I got the job? - Britain - Times Online:
A COMPUTER programmer whose BBC job application led to him mistakenly broadcasting live to a worldwide audience was last night still waiting to hear whether he’d got the job.
情報的にはニュースそのものより、次のブログ記事のほうが面白い。
取り違えられた、インターネット専門家のGuy氏はこっち。申し訳ないが、今となってはこの人はもうどうでもいい感じ。Guy Gomaちゃん(笑)はこの後、どうなるのか楽しみだ! 生本番のプレッシャーの元、インタビューを「それらしく?」やり通した根性を称えて、記事タイトルは"Cool under pressure"としますた。

Real Guy

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"No Banana" Returns

バナナが無くなるかもというNew Scientistからのニュースは実は2回目だ。前は2003年の1月だった。そんときは、パナマ病が東南アジアから広がり、10年以内にキャベンディシュ (Cavendish) 種のバナナが絶滅するということだったが、翌月に言い出したEmile Frison博士本人が「絶滅するとは言ってない」と否定して終わった。
New Scientist A future with no bananas? - News:
Go bananas while you still can. The world's most popular fruit and the fourth most important food crop of any sort is in deep trouble. Its genetic base, the wild bananas and traditional varieties cultivated in India, has collapsed.
今回は、UN Food and Agriculture Organization (FAO)が、インドの森が破壊されたので、キャベンディッシュ種を救うことができるかもしれない野生バナナの遺伝子が無くなってしまったのではないかと警告している、という記事。日本で食べているフィリピンバナナなどはキャベンディシュ種のバナナだそうだ。通常、自然界では異種交配によって耐性系統が生まれ、前のものに取って代わる。世界中のすべての食用バナナは古代に突然変異したものからの切り枝のクローン(複製)なのだそうで、バナナ自身はそういう耐性が進化しないらしい。で、人為的にそういう野生バナナの遺伝子を取り入れるシナリオが立てられなくなったのでヤバイんだと。

単一品種だとアブナないという警鐘はよくわかる。それはそうだとして、Slashdotで以前、学者の陰謀説だっていうのを読んだ記憶があるけど、以前も出てた、
Web東奥・特集/スクランブル:
バナナの品種は五百以上。年間生産量は計約八千五百万トン。輸出されるのは13%で、キャベンディッシュはさらにその10%。それが消えても「絶滅」にはほど遠い。
って話はどうなんの? だいたいね、New Scientistで「banana」を検索すると「You have 176 results」と出る。科学者って、バナナにそんなに興味があるのだろうか?

あ、はいはい、お約束の突っ込みを入れる方向けに、これ掲載しておきますぜ。


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Google Page Creator with Gadgets

Googleはブログ・サービスとしてBloggerをやっていますが、静的なコンテンツ、いわゆるホームページというのを簡単に作れるサービスを提供しています。それが、Google Page Creator。アカウント当たり、100MBのスペースが割り当てられます。Bloggerもいいんだけど、これも結構重宝する。画像やxmlやGoogle Earthのkmzファイルなどちょっとした素材の置き場やテスト用に使っています。それに、一時期よくあったバナー広告出まくりとか、サービス提供側の宣伝みたいなのが一切表示されないのもありがたい。

このGoogle Page Creatorに、ガジェットを追加できる新機能が加わった。Site Settingに以下のようなボタンが追加されている。

setting

これをEnableにすることで、Page Editor上でいろいろなガジェットを追加できるようになります。Google Personalized Homepageで使える多数のガジェットが選べる以外にサードパーティ製のものも選べるようです。Flashコンテンツなんかはサウンドが出る場合があるので、ボタンをEnableする際に、サウンドを使うかどうかも選ぶことができます。

manager

で、ちょっと試してみた。さらに、これをBloggerに使えないかと試してみたら...オッケーだめでした orz...。Google Official Blogには、これとかこんな形で、簡単に情報をシェアしようぜっていうことが書かれているけど、こうやってみると静的なページももうちょっと見直してもいいかなー、と思えるね。

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時計に想いをはせれば

timeflextimeflex2腕時計をずっと物色中なんだけど、なかなか気に入ったのがない。で、見つけたのがこれ。

シールではないよ。非永久の自己粘着式腕時計"TimeFlex"。「ええっ?こんなのがもうできたのか!」と早合点しないように。残念ながらまだYankoDesign社によるコンセプト段階だそうです。電子ペーパー、タッチスクリーン、超薄型バッテリーと、コンセプトなら何も驚くようなことではないんだけどね。でも、時代は着実に進化している。セイコーが昨年3月に 電子インク技術を応用した未来型ウオッチの技術発表を行い、さらに今年1月には、スペクトラム(SPECTRUM)という製品を250,000円で限定500個発売している(国内分200個は完売)。TimeFlexみたいなのは2015~2020年くらいかな? これが作れるということは描画速度さえ伴えば普通のDisplayもこうなるということ。ここにGoogle Adsense広告が出ても不思議ではないが、その時代にはHoloGraphic DisplayHMD(おっと塚本教授を忘れてはいけないな)がかなり一般化しているかもしれないし、そういったものとの連動というのも考えられるね。

ところで、このTimeFlexは、Top 10 Strangest Watchesで知ったのです。「ミョーな時計10選」というやつです。CasioのG-Shockもぶっ飛ぶ、イスラエル製のV-RAMBOも掲載されている。おそらく「Victory RAMBO」なんだろうけど、そのまんまやないか...(汗) でも、これは時計じゃなくて、ビデオ・レシーバー。物騒なモノだけに丸の内や銀座はヤバいけど、新宿・シブヤなら歩いても違和感無い?←リンク先を読んだら恐ろしい兵器そのもの。あり得ません。平和ボケです。
V-Rambo


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Two Cows

あなたは2頭の牛を持っています...。

いろいろなバリエーションがあります。
ウシさんの写真が素晴らしい。
Spy's Spice: 2 Cows:
A JAPANESE CORPORATION:
You have two cows.
You redesign them so they are one-tenth the size of an ordinary cow and produce twenty times the milk. You then create a clever cow cartoon image called Cowkimon and market them World-Wide.

Cowkimonはポケモンのシャレね。

Google Co-opはスゴイぞ!(Updated)

(間違いがあった部分や判りにくい部分をRewriteしました。すみません。訂正・加筆箇所は青字にしています。取り消し線を使うか別記事をポストするのが普通だと思いますが、はてブからここにリンクが貼られていることや読みやすさを考えて、元記事を直すことにしました。あしからずご了承下さい)

発表された昨日はあまり気にも留めていなかった、Google Co-op。これはすごい機能だった。Googleと他の差をさらに劇的に広げることになるかもしれない。ちょっと興奮気味(汗)

特定領域を対象に深堀りするような検索を、Vertical Search(垂直検索)というのだけれど、この垂直検索機能を、任意の企業や個人がどんどんGoogle自身(というより、Google Co-opというコミュニティ)に追加できるのだ。つまり独自検索エンジンをGoogleに追加できるというワケだ。

検索機能提供側(貢献者)が行使できる機能としては、大きくはTopics(Labeling)とSubscribed-Linkの2種類がある。Developper Guideに英語で記述されているだけなので判りにくい。

理解している範囲で説明すると、Topicsは詳細分類(ラベル)を表示させ、目的へ誘導させるという仕組みのようだ。このラベルはContributor(貢献者)がアノテーション(注釈)をCo-opに登録することで提供される。既存のTopicsをリファインする場合と新規にTopicsを起こす場合がある。

Subscribed Linkと呼ばれる誘導用のカスタムリンクが2つ目の機能。Subscribed Linkに至るまでに詳細分類(ラベル)を表示させる場合には、アノテーションを登録しなければならないことには変わりは無いが、Subscribed Link自身はかなり強力な誘導機能を提供する。Contributor(貢献者)が「Google検索窓で使う検索式(と任意のパラメタ定義)」「結果の表示書式」をResultSpecsというXML形式でAPIとして定義して、Google Co-opコミュニティで登録する。ユーザーがその検索式を入力すると、Subscribed Linkが表示される仕掛けだ。この機能は、SEM的に考えれば、検索エンジンの入り口をGoogleにして、探すデータは自分のところのデータベース、といった芸当をさせられるようになる、と解釈できる。

そんなことを一律に実施したら、他の人が困るじゃないかって? 心配ない。登録したAPIは購読(Subscription)制だ。Googleアカウントを取得してログインした状態で、且つ、該当のAPIを購読している人だけに、その検索結果が表示される。そのAPIを購読していなければ検索も表示もされないし、Googleアカウントでログインしていなければ、やはり関係ない。Topicsの場合もGoogle HealthのようなTopics検索モードを使わない限りは関係ないようだ(というか、Google Healthの実体はGoogle Co-opだったということになるな)。

で、さっそく、Diggなど気の早いサービスプロバイダがSubscribed Link方式で、Topicsを購読可能にしている。試してみるにはこうすればよい。
  1. Googleログイン
  2. Google Co-opで、Directoryを表示
  3. DiggをのSubscribe(購読)ボタンをクリック
こうしておくと、Googleログインした状態で、Diggで話題になりそうなキーワードを検索すると常にDiggの結果が検索され、Subscribed Linkとして最上位に表示される。一見するとSponcered Linkと同じような感じだ。DiggのProfileの下部に「Preview these queries: vista, macbook, linux」というサンプルリンクがあるので、そこをクリックしてみると動きがわかりやすい。

僕もちょっと試してみた。Diggの場合は「既存キーワードの検索のRefine」になるが、以下は「Delicious Monja in X」(Xは変数)という検索式によって、URLパラメタが可変になるようなAPIをXMLに記述して登録してみたところだ。これは「新規Topicsの登録」ということになる(と思っている)。日本語を記述するときは、<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>を忘れないように。

Subscribed Link 1

Subscribed Link 2

で、これをクリックすると下部に表示されている本当の検索先(ここではuso.monjasearch.com)に飛んでいくワケだ。

Subscribed Linkができたので、後はDirectoryに登録するだけなんだが、
Google Co-op - Topics Developer Guide:
Step 4: Promote Your Topic

The profile page has the link to your public profile. This link is where you can send users so they can quickly subscribe to your contributions. Once a user has subscribed, your labels will appear for any of their searches that match your triggers. By clicking on a label, they can then quickly refine their search.
とあるので、
  1. ProFileを登録
  2. Profileのリンクをメールで送るなり、Webに掲載するなりして宣伝
  3. ユーザーがSubscribeすると検索に反映される
という流れ以上のものは、今のところないみたい。

そもそも、アノテーションやResultSpecsはContributorがDevelopper Guideを読んでXMLで書くわけで、ちょっとした検索の達人だからといって、ホイホイとできるとは思えない(超難しいというわけでもないけど、めんどうな感じ)。Developperというくらいだか ら、SEM的な視点で見ているんですが、どうも腑に落ちない。本来は、検索の精度を上げることが目的のはずと思うのだけど、善意の第3者 向けの機能が主なんだろうか、それとも、広告のことを考えて企業寄りの戦略なのだろうか? 前述の「Step 4: Promote Your Topic」は、企業であれ善意の第3者であれ、何を信頼するかはSubscribeする側が考えろ」ってことを意味しているような気がする。

Google Co-opの位置づけだが、自社サイトへの誘導が重要である、メディアやショッピングサイトをはじめ、アフィリエイト・プログラムを実施しているような企業が、どんどん対応し出す、というか対応せざるを得なくなってゆくだろう。その対象はSubscribed-Link、Topicsだ。そして、ユーザーには「是非、Co-op Directoryで我々のAPIを選んで、Subscribeしてください!」と宣伝するようになるだろうな。逆にユーザーにとっては、最初から目当ての企業やサービスがある場合、それを優先的に検索して表示させることができ、検索時間の節約ができるというもの。

うーむ。これは確かにCoolだし、頭の良いやり方だ。MicrosoftもYahooも真っ青とみた。逆にGoogle贔屓にとっては、ここ最近のモヤモヤが晴れて溜飲が下がるかも。ただし、Google Co-opにも弱点はある。それは「Googleログオンしなければならない」という点。GMailを使っていたらGoogleログオンしてるわけからいいんだけど、皆がGMail使っているわけじゃあない。Googleにとっては、いろいろな魅力的なサービスでGoogleログオン・ユーザーを増やすことが課題になる。そこがこの新機能の勝敗の分かれ目だろうな。
Google Co-op: Add Your Own Vertical Search To Google:
It's a very cool idea. For example, say you are regularly searching for information about search engines and would like to know if Search Engine Watch specifically has any matching info along with searching the entire web for that topic. If we get our act together (and we'll try soon), you could make us one of your subscribed links. Then the next time you search for something where we have content, you might see our matches right at the top of Google.

*Updated #1*
有名なGoogle関連ブログである、Google BlogoscopedでもHow to Use Google Co-opという記事に対し、いろいろコメントがついていますが、著者のPhilipp自身もまだわからないところがあって、いろいろ試行しているようです。

また、企業内への影響という意味では、New Google products and their impact on the enterpriseという記事がわかりやすいかもしれない。スパム防止になるという見方は参考になる。

*Updated #2*
ほとんど、Developper Guideのままなので、あまり価値ないですが、前述の嘘もんじゃサーチのサンプルXMLを掲載しておきますね。


<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<Results>

<AuthorInfo description="Find delicious monja" author="xpotechi"/>

<ResultSpec id="MonjaMatch1">
<Query> Delicious Monja in [Loc]< /Query>
<Response>
<Output name="title"> [0.fullname]で一番美味しいもんじゃ< /Output>

<Output name="more_url"> http://uso.monjasearch.com/?lcn=[0.abbrev]< /Output>
<Output name="text1"> [0.fullname]の美味しいもんじゃと言えば...< /Output>
<Output name="text2"> [0.delicious_monja]に決まってるじゃないか!< /Output>
</Response>

</ResultSpec>

<DataObject id="Tsukishima" type="Loc">
<QueryName value="Tsukishima"/>
<Attribute name="fullname" value="月島"/>
<Attribute name="abbrev" value="tsukishima"/>

<Attribute name="delicious_monja" value="もんじゃ「SevenDegrees」"/>
</DataObject>

<DataObject id="Osaka" type="Loc">
<QueryName value="Osaka"/>
<Attribute name="fullname" value="大阪"/>
<Attribute name="abbrev" value="osaka"/>
<Attribute name="delicious_monja" value="お好み焼き「xpotechi」"/>
</DataObject>

</Results>




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Q&A - Google Press Day 2006 (Updated)

Google Press Dayでのやりとり。Matt Cuttsにより、全文掲載されている。Web Castもある。やり取りの中で、Googleらしいと思った部分を挙げておく。
Matt Cutts: Gadgets, Google, and SEO » Google Press Day 2006:
Q: What about competition with Microsoft?
A: Jonathan: We’re going to continue to focus on innovating as fast as we can.

Q: Do you think “Do no evil” can resist being a business?
A: Sergey: “In short, yes.” We’ve done a good job on aligning our business goals with the goals of our users and doing the best we can. “In general, we’re doing a very good job on staying true to out mission.” But there will always be some people who disagree about some decisions that we make.

Q: Collecting demographic data or additional information such as Microsoft?
A: Larry: history is that we would fail compared to Yahoo! because Yahoo! has zip codes for lots of people. Larry’s contention is that providing a zip code only take ~2 seconds to provide, and Google can collect helpful info in a way that respects the user when it makes sense. The larger thing isn’t demographics, but having the user’s exact interest right when they’re searching.

Q: Google has a large database. You say “we’re not evil” and won’t abuse data. How can you guarantee you’re not evil?
A: Larry: We rely on the trust of our uses, and if we did something bad as defined by our users, it would severely hurt us. The good news is that large companies that have a good brand are aligned with users’ interested: they have a large disincentive that keeps Google trying to do the right thing for users. I would worry more about companies that don’t have a user brand but are gathering a ton of info.

ところで、Press Day 2006では新しいサービスがまた発表されている。Google Trends, Google Desktop Version 4, Google Co-op(LanguageをEnglishにしないと表示されないみたい), Google Notebook(Google Labsで来週公開。URLはhttp://google.com/notebook/ )など。詳しくは下記あたりで。明日にはCNETなどで日本語の解説が出るだろうけど...。
ちょっと触っただけだが、Google Trendsはなかなか面白い。日本語キーワードはまだ分析対象になっていないみたいなので、そこが残念だけど十分に楽しめそうだ。

例えば、キーワード
"Web 2.0"
は、米国では、最初に言葉が提唱された2004年10/5~10/7のWeb 2.0 Conferenceからトレンドに出てくるが、日本では、梅田さんの「ウェブ進化論」が出た時期、つまり、2006年2月からトレンドになっている。一方で、微妙に異なる、空白の無い、
"Web2.0"
だと、USではNo result、日本では2005年10月中旬くらいから。つまり、2005年10/5~10/7の第2回目のWeb 2.0 Conferenceの直後あたりで、ブログ界が盛り上がっていた時期に見事に一致する。


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Another Matrix - Spore

Spore trailer僕はゲーマーでは全くないのだけれど、Sporeというゲームがある、というか、開発中だ、くらいのことは小耳に挟んで知っている。ROMカセットを使った少ないメモリーで苦労して作ったゲームを楽しむ時代から、CDを使ったゲームやMMORPGなどのネトゲー時代になった。ゲーム世界は相当広大且つ複雑になったが、その広大さや複雑さはデータ、すなわち背景やキャラクターの凝り具合やステージの数に反映されるだけで「Patternが増えただけじゃないか?」だと考える人達がいる。ゲーム自体の奥行きはいわゆるゲーム世界の広さやキャラクターの数といった要素で決まるものではない。もっとコード(いわゆるロジックというかアルゴリズム)をたくさん書くことにより、ゲームの奥行きを広げる方法があるはずだと。

Sporeは、あの「Sim City」を生んだゲーム界の巨匠Will Wright氏が集大成として5年以上かけて開発を推し進めている「進化シミュレーション・ゲーム」だ。最近、氏は「The Sims(シムピープル)」というゲームがヒットさせており、冒頭の仮説に対する確信をさらに深めたようだ。Sporeは6つのフェーズで微生物から銀河の覇者へと進化してゆくらしい。昨年の発表時のGoogle Video(下記)を観たところ、フェーズは海や陸や惑星や宇宙といったものがあるみたいだ。ゲームが進むにつれ様々なシナリオやパターンが個別に「生成」されるので、各人各様の展開となる。キャラクターもきっと各々で違うのだろう。シミュレーションなのだが、戦いに勝つと強くなるという何やらRPGみたいな要素もあるようだ。が、これも経験値などの各種パラメタで決まる(=数式で決まる)なんて単純なものではないだろう。

以下に、SporeのTrailerやGoogle Videoや、昨年の発表時の様子などを紹介しておきます。
これらのソースによれば、Sporeは今年の後半にリリースされるらしい。日本語化の程度にもよるけれど、ハマる人はきっと多いだろうな。だって考えるからに面白そうだもん。それと、今回は実現されるとは思わないが、Generative(生成的)な方法を採用するということは、より自然な形でゲーム世界において広告ができるということでもある。ECサイトとの連動などリアル世界との接点も多くなってゆくに違いないし、ゲーム世界のGoogleも登場するかもしれないなー、とかツラツラ考えていて思い出したこの有名なシーン。
The MATRIX RELOADED, script intégral en version originale:
Architect:
The Matrix is older than you know. I prefer counting from the emergence of one integral anomaly to the emergence of the next, in which case this is the 6th.

で、以前書いたこういう事柄も、なにやら現実味を帯びてくるなあ、というお話でした。


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JerryC related links

JerryC関係でアクセスして来られる方が多いので、リンク集への情報を書いておきます。
歳をとると早弾きはキツイ。でもボケ防止だ(笑)
JerryC - Official Site ::Forum :: View topic - Helpful Links + JerryC Tabs.:
ok, here is a thread of all the helpful links and all the jerry tabs i know about. if i have missed any out, pls tell me and i will add them :)
(It might be a help to beginners or people looking for tabs/lessons if Claire could make it sticky ;D)

*Update 8/20*
リンク切れなので再度掲載。


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電子辞書ユーザーとは?

XD-ST7400先日、あることで「イマドキの学生にとっての辞書は電子辞書が当たり前だ」と知ったときは愕然とした。曰く、
「多くの辞書を持ち歩くのは重たいやん」
そりゃそうだろう。今の電子辞書なら英語、第2外国語も1台でガンガン変換できる。広辞苑もついてる。ネイティブ発音でしゃべる。そして薄くて軽くて小さくて電池寿命も長い。これを教科書等の横、或いは上に置いて、サクサクと調べてゆくようだ。大学生はいうに及ばず、中高生もそういう時代になってきているような(認識あってる?)。

例えばカシオのXD-ST7400(イタリア語用)を見てみると、
  • オックスフォードイタリア語辞典 収録数:約175,000語
  • 伊和中辞典(第2版) 収録数:約75,000語
  • 和伊中辞典 収録数:約40,000語
  • ひとり歩きのイタリア語自遊自在 収録数:約2,200例文(全例文)をネイティブ発音
  • 広辞苑(第五版) 収録数:約230,000項目、慣用句検索:約7,000語
  • 逆引き広辞苑(第五版対応) 収録数:約230,000項目
  • 漢字源(JIS版) 収録数:6,355字(熟語:約45,000語)
  • カタカナ語新辞典 収録数:約12,000語(略語:約1,400語)
  • 故事ことわざ辞典 収録数:約4,500項目
  • 四字熟語辞典 収録数:約1,450項目
  • オックスフォード現代英英辞典(第6版) 収録数:約80,000語
  • ジーニアス英和辞典(第3版) 収録数:約95,000語
  • ジーニアス和英辞典(第2版) 収録数:約82,000語
  • カタカナで引くスペリング辞典 収録数:約60,000語
  • 英語類語辞典 収録数:約21,000語
  • 日経パソコン用語事典 収録数:約4,974項目
  • 百科事典マイペディア 収録数:約65,400項目 収録図:約1,500図
  • 最新版家庭医学大全科 収録数:約2,500項目
  • 日経ヘルス サプリメント事典2006年版 収録数:本体約1,000項目/逆引きデータ約60項目
  • ワインコンパニオン 収録数:約2,500項目
  • 英会話とっさのひとこと辞典 収録数:約8,000例文
  • 困ったときのお助け英語自遊自在 収録数:約1,200例文
  • ひとり歩きのビジネス英語自遊自在 収録数:約2,700例文
  • ひとり歩きの英語自遊自在 収録数:約2,400例文
  • 世界の料理・メニュー辞典(米・英・西・独・仏・伊) 収録数:約3,200語
が入っている。ひぇー。さらに無償で「模範六法2006無償ダウンロードサービス」が受けられたりするらしい。シャープのPW-9920は63コンテンツだ。SII(セイコーインスツル)のSR-E8500はTOEICやTOEFL対応など英語系が強そうな印象だ。ジャパネットたかたが頻繁に電子辞書を宣伝しているが、年配の向けとタカを括っていたのは間違いだったなあ。真のユーザーは10代なのか...。

3月に「ディスク無しPC登場の予感」という記事を書いたが、NANDフラッシュメモリーの進化によって、この世界にもとんでもないことが起きるかもしれない。Google Web Acceleratorが内蔵されて、全身GoogleのローカルキャッシュとなったGoogle PC風電子辞書とかOLPC風電子辞書になるとかいう展開だとオモロイな。

※宣伝ではありません。念のため。

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Unschooling

Redditで面白い記事を見つけた。ちょっと古いが、"Welcome to Unschooling"というのがそれ。乱暴に言えば、ユビキダスの時代、学校へ行かなくても、自主的且つもっと良い学ぶ方法があるということなのだけど、当然ながら子供を対象にしているので(本質かどうかはともかく)学校で学ぶことができる人間同士の基本動作とか人格形成に影響する様々な事象はどうすんの?といった疑問はある。しかし、子供に限定しなければ結構すんなり頭に入るのだ。
Day Blog (schoolyard subversion):
TLH kindly provides help on how to keep up with all the basic subjects (English, History, Math, Science, Art, etc.) -- few of them recommend opening up a textbook or taking a class. Instead, unschooling focuses on the learning opportunities that surround us.

I learned English not from school, but by writing emails and this column, as well as reading heavily. When I tell this to other students, they say: 'Oh, I wish I could do that, but I don't have enough time.' Well, if they don't go to school, I'm sure that they'll have much more. It's quick and painless: just read interesting books and write about things that you're interested in. Keep doing it and your writing is sure to improve -- no pain or struggle involved.

学生時代はバイトと遊びに明け暮れ気がついたら社会人。当時の友人もそれ関係ばっかり。その頃はネットもなくメディアも限られていたので今みたいに刺激を受けてどうこうという機会もなかった。「必要に迫られて」というのは確かに効率的だ。僕も英語や数学や歴史に「本気」になったのは社会人になってからだ。恥ずかしい話だけど、for stetementが積分だと気付いたときの脱力感といったら...(笑)

歳を取ると知る。何を知るか?一般的にはそれは知恵だったり知識だったりイケナイことだったり(笑)するけど、僕は「自分がモノを知らなさすぎるという事実を、止め処もなく知る」のだと思っている。昔なら学校に入りなおす機会も図書館通いをする時間も持てず、生きる糧を得ることへのプレッシャーと残された時間の少なさに絶望するしかなかったかもしれない。でも時代は変わったのだ。今はネットがある。Googleがある。Blogがある。知れば知るほど知らないという事実はどんどん増幅され、それが「知りたい」という欲望に変わり、ネットを調べ、本を読み、人と話をし...と回ってゆく。ここに書かれているようにその過程に「痛み」は伴わない。インターネットに善と悪はあるだろうが、自分は善の恩恵はかなり受けている方だと思うなあ。

古代ローマの事だってWikiPediaから辿っていけばいろいろ調べられるし、ガリア戦記をラテン語で読むこともできる。その頃の食生活はどうだったのかとかも調べられる。何度か紹介しているNASAのコンテンツだって、あれだけのものを見たら大抵は科学に興味を持つでしょう、フツー。「ウェブ進化論」は学校のことまでは書いていなかった気がするが、高速道路が敷設されて一定のレベルまでは簡単に到達できるようになる(そこから先が本当の勉強)というのは、こういう「学ぶ」分野でまさに実感できることだろうし、それによって教育や学校の概念が変わってゆくとしてもさして不思議は無い。

まあ、こんな背景があるから5年以上も前の「UnSchooling」という言葉に引っかかったわけだ。先生方が君が代だどーだとか、小泉がドーダとかハンタイハンタイと叫んでデモをするのも勝手だけど「学ぶとは何か?」についてもっといろいろ議論してほしいね。「教職という既得権を守る」観点ではなくてね。

冒頭のコンテンツは2001年で更新が止まっているが、Unschooling.comとか、Unschooling Blogとかがある。まかり間違えると戸塚ヨット系とか、はたまた変な宗教系にいってしまう羽目になる危険性もなくはないが、長期的には学校という存在もDisruptionされることになるかも、って思っておいたほうがいいかもしれない。

UnSchoolingは日本では殆ど言及が無いが、問題領域として、似たような所を突いていらっしゃると思ったコンテンツを紹介しておきます。
商社マンA君は人生経験を積んでから、教師になるのだとのたまう。近々、彼の意見も聞いてみようっと。


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TITAN砂漠

titan
(Image credit: NASA/JSC)

これは、鳥取砂丘?アラビア?
いやいや、土星の惑星、TITAN(タイタン)なのです。

土星にはわかっているだけで34個の月がある。中でもTITANは、水星や冥王星より大きく大気があって、初期の地球に似ているかもってことで、調査対象になっているそうです。NASA・ESA等によるカッシーニ・ホイヘンス・ミッションで土星と惑星TITANの調査が行われているのですが、軌道に乗っかった2004年6月30日からデータが送られ始めてきた。250人以上の科学者がこれをトレースしているんだって。

で、以前は海だと思っていたのが砂丘(dunes)だったのがわかったってことで、5/5に発表をしたそうです。砂と言ってもコーヒー畑みたいなものらしい。でも、砂丘があるということは風が吹くということ。どうやってこの砂丘ができるのか? 雨は降らないのか? だとしたら砂はどうやってできるのか?などなど興味は尽きないってことで、次回は風船でも飛ばすか~って書いてある(笑)
Titan's Seas Are Sand:
'It's exciting that the radar, which is mainly to study the surface of Titan, is telling us so much about how winds on Titan work,' Lorenz said. 'This will be important information for when we return to Titan in the future, perhaps with a balloon.'

しかし幻想的な光景ですねえ。でも、表面温度は-180℃なので、ラクダに乗ってとはいかないな。TITANの状況に関する簡単な解説ムービーがあるのでこれも合わせてドゾ。

A View from Huygens(ホイヘンス調査船からのビュー)
TITAN2
(ナレーション付きQuicktime movie, 16MB)

The Cassini-Huygens mission is a cooperative project of NASA, the European Space Agency and the Italian Space Agency. The Jet Propulsion Laboratory, a division of the California Institute of Technology in Pasadena, manages the mission for NASA's Science Mission Directorate, Washington. The Cassini orbiter was designed, developed and assembled at JPL.


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Colbert on Google Video, Finally...

C-SPANは放映したコンテンツをDVDで販売しているのだけど、YouTubeに削除させておいて、Google Videoには掲載を許可したようだ。
Google Video Blogには経緯は特に書かれておらず、内容説明もC-SPANが提供したものをそのまま掲載しているみたいだ。状況から見て正確にはC-SPANが販促の為に持ち込んだというべきなんだろうなあ。 但し、埋め込み(Embedding)はできない条件みたいなので、これが決め手だったのかな?
Official Google Video Blog: Highlight: 2006 White House Correspondents Dinner:
Highlight: 2006 White House Correspondents Dinner

Find the full version of the video everybody's been talking about, here on Google Video...
Releted posts:

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Colbert on Google Current

Stephen Colbertの件に関して、Google Current(ゴア元副大統領が始めたCurrent TVの1コンテンツ)が取り上げている。2~3日前の状況だけどネットユーザーの反応がわかりやすいかも。



Google Currentってリズム感があってイイ感じ! 日本では、フジテレビがYahoo!ブログをフィーチャーした「ブログタイプ」という番組があったけど終了してしまったね。検索エンジンをフィーチャーしたのはまだ無いはず。そろそろパクリ版が出るかもね。

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キミは僕の太陽だ

誰が言ったか、褒め言葉なんでしょう。でもねえ、これを見よ。
ついでにクリックしてみよ。

sun

どうだ、このド迫力(自慢する立場にはないが)。で、わが地球はこんな大きさだ。シュッって萌え燃えちゃいそうです。

Sun_Earths_s

だから「キミは僕の太陽だ」は「恐ろしいヒトだね、キミは」だったりするのである。わはは!

ところで、これらの写真はNASAのサイトで公開されているものだ(断りの無い限り、教育や情報提供用途の非商用利用は自由)。頭ではわかっていても実際にこれらを見ると、あまりに自分たちが小さな存在であることを思い知らされる。例えば「わぁキレイ! 満天の星」なんて言うけど、実際はこんなのだ。

manten

星だらけやんけ(汗) これが空一面に広がっているとするなら、ロマンチックな感じはしないはず。これでさえ、恐らく全部は写っていないんだろう。知らないこととは恐ろしいもんだ...。ハッブル望遠鏡のギャラリーなんか行くと、他にも凄い写真がいろいろある。全部見るのに一体何日あればいいのかと思う一方で、この世界に魅せられた人は世捨て人みたいになってしまうのだろうなあ...。僕もその一歩手前だったり? ん?、世捨てられ人かー?

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望まない現実を見るということ

5/4にScott Grannemanという人が「Innovative ways to fool people(オバカな人々に対する革新的なやり方人をたぶらかす画期的手法)」と題する記事をセキュリティ関連サイトにポストしている。
Innovative ways to fool people:
Scott Granneman's latest column looks at recent security examples where people have been fooled in increasingly innovative ways: from keyloggers used in a massive bank heist and new Trojans that encrypt data and request ransom money, to real financial rip-offs that extend out from online virtual gaming worlds like World of Warcraft.
Web2.0に代表される、インターネットの将来に対する楽観は否定しないけれども、ダークサイドは理解しておかねばならない。セキュリティだからと言って、システム監査とかSarbanes-Oxley Act(サーベンス・オクスリー法、いわゆるSOX法)といった、誤解を恐れずに言えば形式主義的に実行されがちな領域のことを指しているのではない。本当の意味のリスク管理ポイントは実は別のところにあるのではないかってこと。この記事はそれを感じることのできる秀逸な出来だと思う。ここで何度も例に挙げられている日本の某有名銀行(ここで述べられているSWIFT絡みの事件は報道されたのだろうか?)の方はもちろんのこと、いろんな金融関係者やCSO、情報システム部門責任者に読んでもらいたいと思う。

ところで、いわゆるシステム監査やソレ系の仕事に関わる方達は経験や実績ということで、どうしてもそれなりの年齢の方になってしまう。でも、どこまでこの21世紀の世界を理解できているのだろうか。彼らがKeyLoggerなどのトロイの木馬やRootKitのようなバックドアの実態を知っているかどうかは甚だ疑問だ(要求されてもいないだろうが)。また、先月、ゲームがもたらす仮想経済と現実経済の関わりについて少し書いたのだけれども、この記事にあるように、悪い連中が、賃金の安い発展途上国の人達を使ってアイテムを増やし、オークションによってリアル経済に関わっていることもあまりご存じないだろう。EverQuestの仮想世界であるNorrathのGNPは、約1億3500万ドルで世界79番目の規模らしい。ソニーがEverQuest IIのためのオークションサイトを開設したらしいが、インターネットのダークサイドをどこまで知っているのかには興味がある。

アチラ側とコチラ側、プログラマと経営者、監査系と技術系、ゲーマーと非ゲーマー、いろんな溝があるんだけど、頭のいい奴は、この記事のタイトルである「Innovative ways to fool people」という形で、そういう溝を利用しようとする。冒頭で述べた、別のリスク管理ポイントとはそういう溝に関係するグレー領域というか、「両眼で見る」といったようなことだと思う。自分は「どちら側」ということを意識しがちだけど、当たり前のこととしてバランス感覚が要求されるってことだ。Julius Caesar(カエサル)の言うように、"libenter homines id quod volunt credunt (Men willingly believe what they wish)"ではダメだということですな。思い出したのが「グーグル幻想の『毒消し』」と称して展開された、月刊FACTA阿部編集長のウェブ進化論6――出会い系の「冬ソナ」入門編。読んだときは正直「ちょっと違うんちゃうか?」と苦笑いのだけれど、「見たくない現実も見よ」という意味では結構イイ線を突いているのかもしれない。ところで、下記引用にある、「『金か人生か』は『データか人生か』に単純に置換できる。21世紀なんだぜ」という部分はドキッとさせられるなあ。
Innovative ways to fool people:
In one sense, all three of the criminal attacks I've discussed aren't original. In the case of Sumitomo Mitsui, the attackers used inside access, disguise, and keyloggers, while the perpetrators of ransomware use the same threat victims have heard for millenia: 'Your money or your life!' Just substitute 'data' for 'life,' and you're now in the 21st century.
で、僕はと言えば、こういうダークサイド面も軽視できなくて、少なくとも企業においてはPC利用は終焉させるべきではないかと考えたりしているわけです。少しでもリスクを減らすには、70年代~80年代のダム端末に戻るしかないと思える。今風に言えば、WBT(Windows Based Terminal)のようなガチガチの完全Thin Clientか、以前、Netscapeが提唱したWebTop+Ajax Appか。Google PCが企業ユースも睨んでそういう方向性も兼ね備えているとハッピーなのかなとも思うけどねー。

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Jet powered VW

老後に備えて、ジェットエンジンを取り付けたフォルクスワーゲン・ビートルを作ったオッサンがいる。公道は走れないので絵的にはイマイチなんだけど、紹介しときます。

Jet-Powered-VW

and QuickTime Video.

ミグ15かミグ17のエンジンを探していたらしいが、GEのT58にしたらしい。次のプロジェクトではHondaのスクーターをミサイル駆動にするんだって(笑)
When bugs fly / Auto geek hits highway for surreptitious runs in jet-powered VW:
Ron Patrick is approaching the age of 50, a time when many men begin thinking about minutiae like pensions and second homes and third cars. But Patrick is far more interested in telling you why it is that he has stuck a big jet engine in the back of a prosaic silver Volkswagen.

(書きかけだけど、とりあえずアップ)

Everybody becomes a flogger

初期のゲームで、コナミが開発したフロッガーというゲームを覚えてます? カエルになって障害物を横切って帰ってくるという単純なゲーム。ネット上にShockWave版Flash版なんかがあるので、思い出してください。このゲームはPackmanなんかと同じく世界的に大ヒットしたので、カルチゃーとして根付いているわけです。で、最近、YouTubeに「Real Life Frogger」というのがアップされてます。これ、スタント使ったり、リハーサルしても絶対できないと思う(汗) ほんと何考えてるんだか(笑)



ここまでなら、よくあるYouTubeコンテンツの紹介。で、このネタはこれだけではない。全てのドライバーがFroggerみたいになる世界、つまり、交通信号が要らない世界を真面目に研究していて、論文([PDF]233.8kB)とSimulator(シミュレーター)を発表している人達が居るのですよ。UTCS(University of Texas at Austin Department of Computer Sciences)の人達がそれ。6*6車線のシミュレーターは是非一度体験してみてほしい。いやー、すごいわー、これ。で、理論上は可能なようだというのはわかったんだけど、実際にそういうトラフィックに乗っかることができるかというと...。

sim

Simulation Viewing:
We have proposed a reservation-based system for alleviating traffic congestion, specifically at intersections. As part of this endeavor, we created a custom simulator to model traffic at intersections. We created a Java applet version of the simulator so that the simulator could be viewed through a web browser. To view the applet, you will need the Java Plug-in.


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なんちゃってジャーナリズム vs リアル・ジャーナリズム

stephen2005 Word of the Yearに輝いた「Truthiness」という言葉があります。証拠の有無に関係なく「そうあって欲しい」と思わせる性質のことだそうです。元々、オックスフォード辞書に「誠実さ」の方言として掲載されていたこの用語を再定義したのが、米コメディアンのStephen Colbert。今や夜に放映されている彼のThe Colbert Reportは風刺として多くの人が視聴しているようです。

そのStephen Colbertが、4/29にホワイトハウスで開かれた記者団とブッシュ大統領らの夕食会で、約10分間、イラク侵攻や支持率低下などについて、辛らつなスピーチをしたのが騒ぎの発端。ホワイトハウスの機構改革は単にタイタニック号のデッキチェアの整理みたいだと例えるメディアについて、「違う。この船は沈んでいない。沈んでいるんじゃなくて浮いているのさ。(爆発する)ハイデンベルグ号でデッキチェアの整理をしているのだ」てな感じ。このスピーチは3部に分けてYouTubeなどにアップされています。
さっそく、スピーチ内容のテキストが起こされています。
Democratic Underground - COMPLETE TEXT (clean copy) - Full Video - Great Pic of Colbert:
Thank you ladies and gentlemen. Before I begin, I've been asked to make an announcement. Whoever parked 14 black bullet proof S.U.V.'S out front, could you please move them. They are blocking in 14 other black bulletproof S.U.V.'S and they need to get out.

Wow, wow, what an honor. The White House correspondents’ dinner. To just sit here, at the same table with my hero, George W. Bush, to be this close to the man. I feel like I'm dreaming. Somebody pinch me. You know what; I'm a pretty sound sleeper that may not be enough. Somebody shoot me in the face.
...(continued)
で、ブログ界では徐々に騒ぎになっているようです。その理由は大統領および関係者を横あるいは前にしての凄い発言の数々もさることながら、既存メディアがこのことを全くといっていいほど取り上げなかったから。ABCニュースロイターシカゴトリビューンなどはほぼスルーといっていい扱い。ABCに至ってはアワードはThe Associated PressのDeb Riechmannと自社のTerry Moranだなんて言ってますねえ。

ところで、このスルーについて取り上げている代表的な記事はこれ、かな?

逆に、メディアが取り上げなかったせいでバイラル(口コミ)になったのだという皮肉な分析をしている人もいる。
Daily Kos: Harry Taylor v. Stephen Colbert:
Where the media fails, the citizens step up. The Colbert critique has gone viral, with internet users rapidly emailing it to thousands online (I've received three forwards of it already). So go ahead, give life to Colbert's Harry Taylor moment. Email the video to your friends, your family, Republican, Independent, and Democrat alike. I have, and in doing so, I know that Stephen Colbert speaks for me.
実のところ、それほど騒ぐことなのかどうか僕は判断しかねている。「なんちゃって」ジャーナリズムにやられてしまった既存ジャーナリズム側の意見は聞いてみたい気がするのでもうちょっと注視かな。。。G/W中でもあるので、また時間を置いてから書きます。

*Updated 5/4 #1*
ニューヨーク・タイムズが、5/3付で遅まきながら取り上げた模様。Fox Newsは「Inappropriate, Over the Line, Not Very Funny」と無視は当然と言っていて、これに言及したブログへのコメント欄が活況を呈している。
*Updated 5/4 #2*
Colbertの取った行動を支持するためのブログができている。コメントの書き込みが34788を超えている。すごー。
Thank You Stephen Colbert.:
A president runs criminally amok, dismantling the American democracy.

The press, cowering, forgets its obligation to the citizenry.

A comedian emerges as the Edward R. Murrow of our day.

This site is a Thank You to Mr. Colbert.
月曜日のThe Colbert Report (wmv)。晩餐会の感想を述べるColbertにスタジオは拍手喝采。
White House Correspondents Dinner
-- The President has very soft hands. He must wear gloves when he's clearing that brush.
*Updated 5/5*
YouTubeのVideoは削除されて、別のサイトで復活。satomiさんコメント情報によるifilmとか、BoingBoingのWhy was Colbert press corps video removed from YouTube?にも復活Videoのリンク情報や消された経緯の記事があります。


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