Saturn Retail Video Ad


(IEの人で観られない場合はこちらへ)

Googleがサンフランシスコの広告代理店と組んで作った、GM SaturnのCM。全米6都市の22のSaturnディーラーを紹介するものだ。どうして紹介したかというと、Google Earth Proのビデオ機能を使ってるから。

Google Earth ProはwmvかaviへのExportをサポートしている。これをうまく使って、Powers Of Tenの逆のようなシームレスな紹介CMを作ったということみたい。

Google-Saturn

Embedしたビデオはラスベガスのだが、他にもいろいろあるので楽しんでください。

会社や大学案内、結婚式なんかでありがちな生い立ち紹介ビデオなんかを、Google Earth Proで作れば結構ウケるかもね。あと、普通では受かりそうもない面接時に黙ってノートPCで自己紹介ビデオ流してみるとか。Google Earthを知らない人はまだまだ一杯居るので「ほぉ、君が作ったのかにィ」と驚いてくれる。

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カンリショク

はてブにあったネタ。僕はトヨタには無縁だったが、これはその通りと思う。人を出す時こそ管理職の器がわかる、と当時(いつだ?)の上から教えられた。相手が困っている時ほど最高の人間を出す。異動だろうが転勤だろうが出向だろうが同じ。他にも、管理職は着任したその日から、いつ自分が居なくなってもいいように部下を育てるということとかね。
「カイゼンは巧遅より拙速」行動が遅いと外されるトヨタの厳しさ:ITpro:
トヨタでは困っている部署や人手が足りない部署があると、他部署が部下を応援に貸し出す仕組みがある。そんな時にこの上司は「一番優秀な部下を貸し出す。それが結果的に自分の城を守ることになる」と教えてくれた。当然、残された人たちは、その優秀な社員の分まで働かねばならず、真剣に知恵を出し合うようになる。その過程で次の人材が育ってくるのだという。

しかも、一番優秀な社員を貸し出せば、当然相手には喜ばれるし、逆に自分たちが困った時に他部署の一番優秀な人が応援に来てくれる。それが「自分の城は自分で守れ」ということだと、山森氏は教えられたという。
尤も、後半の「自分たちが困った時に他部署の一番優秀な人が応援に」というのは、たいていの場合、期待できない(とゆーか、恩を仇で返される)のが実態だろう。あと、「猫の手も借りたい」って時に「虎」を貸し出したのだが、相手側で暴れて手に負えなくなり制御不能に陥るケースとか(笑)

あー、オヤジっぽい記事かな。ヤキが回ったか....
焼きが回る:ことわざデータバンク:
読 み: やきがまわる
意 味: 刃物を鍛えるとき、火が行き渡りすぎて、かえって切れ味が悪くなる。転じて、年をとるなどして、頭の働きがにぶくなったり、腕前が落ちたりすること
英語表現事典 日常表現集:スペースアルク:
おれも50を過ぎて、少し焼きが回ったようだ。
英訳例
● I've sort of lost my touch since I turned 50.
● Since I turned 50, I've noticed that I'm not the quick-witted man I used to be.

あ、50というのは引用先にそうあるからだお(笑)

あかおに

まあ、ゲームでもしながらごゆっくりと。素敵なラジヲもございます。





ゲームは[NEW]ボタンを押す。ラジヲはスピーカー消音を解除して上のボタンで選曲できます。firefoxはいいんですが、IEだとちょっと表示が遅いかも...。

このGadget達はLABPIXIESにあり、こうやってBloggerにも埋め込めるのがいい。最近もGoogle Personalized Homepage用にと紹介されてたね。NetvibesやWindows Liveにも対応しているみたい。他にもたくさんあるので気に入ったので遊んでみてくだせい。

しかし冒頭のセリフは「ないたあかおに」を思い出すなー。昔は教科書に載っていた。
心の優しい鬼の家です。
どなたでも おいでください。
楽しいゲームがございます。
素敵なラジヲもございます。
お茶も沸かしてございます。 
           
               おかおに

あ、いや、お茶は沸かしてません(汗)

日本ではとてもポピュラーでファンも多い話と思うが、ひろすけ氏作の童話なので当然ながら海外には無い。パリのジュンク堂にあったが、どうもこれは「ひらがな勉強用」目的みたい。ググってみると何人かの方が英語やイタリア語での紹介記事を書かれているが、広く知られているというわけではなさそう。どうしてもDemon(デーモン:悪魔、鬼)という訳語を使わざるを得ないようで、これだと必ずしも「悪」ではない日本の「オニ」の概念は伝わりにくいのかもしれないなあ。


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2020年までのインターネット予測

フリードマンやトフラーなどの大御所は別として、個人による「これだっつ!」的な思い込み型予測はよくある。ホント、本屋へ行けばこれでもかっていうくらいあるな(笑) しかし、これはちょっと違うアプローチだ。報告書の表題は「The Future of the Intenet II」という2020年までのインターネット予測なんだけど、ハリウッド映画じゃあるまいし、「II」というところがまず怪しい(笑)
Pew Internet: Future of the Internet II:
A survey of internet leaders, activists, and analysts shows that a majority agree with predictions that by 2020:
それはさておき、これのアプローチは742人のリーダー・専門家による予測の集計となっている。どうしてこんな方法を採っているかというと、歴史的な経緯があるのだ。Ithiel de Sola Poolという人が、1983年に「Forecasting the Telephone : A Retrospective Technology Assessment」という本を執筆するときに、その書名にあるように、過去の主たる公式文書、書籍、業界リーダーらのスピーチを検証した。

そして、2003年にJanna Quitney Anderson教授(Elon大学)が1990~1995年に1000人の専門家による4200を超える予測を検証。これの成果を、Imagining the Internet: A History and Forecastに発表した。どうもこれが結構良い分析だったようだ。一方、2001年中頃から研究プロジェクトを始めていた、Lee Rainie氏 (Pew Internet & American Life Project)は、同じ手法で2020年を予測しようと考えた。1990-1995年の専門家達が示唆に富むなら、現代の我々にだってできるだろうというワケ。

その成果物がこの報告書なのだ。Future Boy(?)の僕としては見逃せないシロモノ。トピックスだけを列挙するとこんな感じ。
  1. ローコストのグローバル・ネットワークが成功し、「フラット化する」世界で新しい機会を創造するだろう。
  2. より多くのアクティビティが自動化され、「利口なエージェント」が増殖したとしても、人類はテクノロジーを担当し続ける。とはいえ、調査回答者の42%はテクノロジーを制御する人間の能力については悲観的だ。大多数は危険性と依存が我々人類の能力を越えて発展すると考えている。これは、調査において大番狂わせだった。
  3. テクノロジー拒否者(Refuseniks)はネットワークから隔離して暮らすことを選び、カルチャー的な集団となるだろう。テクノロジーによる変化に対するテロや暴力を犯す人達がいる一方で、情報過多を制限するための穏やかな手段としてこのように振舞うだろう。
  4. 人々はプライバシーを失ったとしても、メリットがあれば意識的・無意識的に自身についてより多くを晒すことになる。
  5. 英語はコミュニケーションの世界共通語になる。しかし他の言語が置き換えられるわけではない。実際には多くの人は標準中国語のような他の言語が広がっていると感じるだろう。
報告書は115ページから成るPDFになっており、読み応え十分。複数の専門家による予測を取り纏めたものなので、1か0かのような断定的な書き方ではなく、あるシナリオに対し、Agree/Disagreeをパーセンテージで示しているところが特徴的。

例えば、シナリオ1の「A global, low-cost network thrives」では、Agree=56% Disagree=43%だ。ただし「モバイルデバイスがグローバル接続の鍵となる」という個別予測に対し、「ネットワークは完全にはならない」「著作権侵害やDRMが最大の摩擦だ」といった反論がある。「新しい或いは異なるネットワークが出現する」という個別予測に対しては、CiscoのFred Baker氏が新しいネットワークが既存のネットワークを置き換えるかもしれないとか、相互運用性の確保は難しいとか述べているし、Scott Moore氏は政府や企業が制御し易いネットワークを使い出すだろうと述べる。デジタル・ディバイドのことも語られていて、貧困のために少なくとも30%はネットワークに接続するのは依然困難。健康・教育・基本的なアメニティの問題を考えると発展途上国のことを楽観的に考えすぎだといった指摘も掲載されている。もちろん、このブログで何度か紹介しているMITのNicholas Negroponte氏のOLPC(Open Laptop Per Child)のことも紹介されている。

こういった形で予測の「ゆらぎ」を読み手が感じるところができるのが面白いと思う。

というわけで、まだ読み始めたばかりだけど、エージェントのところでSemantic Webについて殆ど言及が無いのは気になっている。
The technology to make the internet easy to use continues to evolve. World Wide Web innovator Tim Berners-Lee and other internet engineers in the World Wide Web Consortium are working on building the “semantic Web,” which they expect will enable users worldwide to find data in a more naturally intuitive manner. But at the group's May WWW2006 conference in Edinburgh, Berners-Lee also took the time to campaign against U.S. proposals to change to an internet system in which data from companies or institutions that can pay more are given priority over those that can't or won't. He warned this would move the network into “a dark period,” saying, “Anyone that tries to chop it into two will find that their piece looks very boring … I think it is one and will remain as one.”
というように、金を出す者が優先される、ネットワークの中立性に逆行するような「暗黒時代」になる危険性の方が高いと書かれている。うーむ、違う方向に発展するということかなあ...。

とりえあず、読み進めてみます。

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青木さんのサイト

aoki諸事情で更新が滞っております...。ヤバ!と思いつつ、なにげに見つけた東京芸大デザイン科在住の青木純さんのサイト。誰でも楽しめるエンターテイメントを目指してアニメーションを中心とした映像作品を作っているとのこと。これがかなり秀逸。

YouTubeにもアップされてるようだけど、本家はここ。
どれもいいんですが、僕は
  • 走れ!
  • おしるこ
  • Apartment
  • 奈良鹿物語
あたりがキタ。月並みな表現だが、才能というのはこういうのを言うんだろう。アイデアもさることながら絵がいい。特に「走れ!」では、どうしても今の自分とオーバーラップしてしまう...。今はどこだろう、電信柱で吐いているトコか?(笑)

みんなはどれが好き?

クーデターの中継

昨夜、タイでクーデターが起こったのはご存知の通り。
でも、Redditで中継していたとは知らなかった...。
Tanks appear in Bangkok. Thailand calls state of emergency (reddit.com):
A Thai here, reporting live from the capital.

23:25 Sep 19 local time... All local television channels are shut down. Tanks are rolling in the city. The capital has been completely taken over by the MILITARY coup, facing no resistance. Cellphones have also been cut. It is also rumored that some government representatives have been held captive.

No blood shed so far. Streets are dead quiet.

Of course, their biggest mistake is forgetting about the Internet.

これが最初の報道だったとか。

XGL running on KDE

昼休みなんで詳しくは後で。
完成度は高そうだが、パクりまくりという感じが...。



Rubbing XGL in Windows Vista’s Wounds ~ Chris Pirillo:
Everybody went ga-ga over the video I linked to the other day - showing XGL running on KDE in some random flavor of Linux. Some of you suffered from motion sickness after watching the entire thing, but I don’t think typical usage would require or necessitate that much desktop movement in such a small amount of time.

脱力

はてブで知ったので試してみた。
hail2u.net - Weblog - 圧縮フォルダを使わないようにするとエクスプローラがキビキビ動く
確かにフォルダ内表示が相当速くなった。軽い。Win3.1の頃みたい。.zipファイルはWinZipとか下のようなアーカイバで問題なく圧縮解凍できるから特に不便はない。
しかしナンダ、コレ。これはいかんやろー、マイクロソフト君。
省エネルギーの観点からも、DefaultはOFFにすべきだと思うよ。

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CNN pipelineを観ながら

9/11の様子が、今、この瞬間にCNNによってWebストリーミングで三元中継されている。リアルタイムですよ、リアルタイム。Ground Zeroセレモニーとか3箇所を自由に切り替えてみることができる。360Kbpsなので余裕で再生。こんなのが地球の裏側でタダで観られるなんて、頭ではわかってはいるもののちょっと感動だな。

911_pipeline

あ、今、Ground Zeroセレモニーで「Toshiya Kuge」と読み上げている。ユナイテッド93便に乗っていた久下季哉さんのこととわかる...。さぞや悔しかったろう。

今日は、心なしかDiggエントリも勢いがないような気がするなあ。

9.11は内部の仕業?



米国では、間もなく9.11から5年目を迎えるが、Blogosphereというかインターネットの威力を思い知るような展開になってきているようだ。

Scripps Howard/Ohio大学によるアンケート調査によれば(母集団の)1/3以上が、連邦政府が9.11を止められるのに何もしなかった(あるいは別の目的のために支援した)と答えたとのこと。事前に多くの具体的警告があったことが徐々に暴露されつつある。何故、回避できなかったのか? もしかして確信的に警告を見過ごしたのでは?と、怒りはエスカレーションしつつあり、ネットでは皆が検証を始めた。
Was 9/11 an 'inside job'?:
Suspicions that the 9/11 attacks were 'an inside job' -- the common phrase used by conspiracy theorists on the Internet -- quickly have become nearly as popular as decades-old conspiracy theories that the federal government was responsible for President John F. Kennedy's assassination and that it has covered up proof of space aliens.
注目すべきは、真実はともかく、単なる陰謀説をささやくだけで終わらせないということだ。例えば、多くの人からの情報で構築されている「9.11タイムライン」。いろいろな同時並行的に発生しているイベントがトレースできる。これは本当にすごい。まとめサイトのようなものとは一線を画している。今後のひとつの表現の方向性になるのではないかと思える。
Center for Cooperative Research:
This website allows people to conduct grassroots-level research and investigations on any issue. You do the researching and writing. All data is published in the format of chronologies. You can view existing investigative projects on the timelines page. Please register if you would like to start editing and creating new timeline entries now. All entries are peer-reviewed by other users.
そんな中、「かつてない」ドキュメンタリー「9/11 Press for Truth」というDVDが作られたようだ。さらにこれの完全版がGoogle Videoにリークされ、急速に観る人が広がっているみたい。冒頭のビデオはYouTubeで、10分という制限のために、Trailerしかアップされていない。完全版(1時間24分)は以下をどうぞ。
9/11 Press for Truth(Google Video, 1 hr 24 min 15 sec)
Share this film with everyone you know. This is the best film available to expose 9/11 as a cover up. Even your Republican grandpa from Texas will have doubts about 9/11 when he finishes it!
ドキュメンタリーを作ったのはここ。
http://www.911pressfortruth.com/
9.11を論評するだけの知識は持ち合わせていないが、とりあえず観てるとこ。個人的にはおどろおどろしいBGMは不要じゃないかなーって思ってる。かえって逆効果。

いずれにせよ、これからネットがますます騒がしくなりそうな気配だ。

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アマゾンUnboxサービスの裏側

米Amazonが、Unbox Videoと呼ばれる映画ダウンロードサービスを始めたのはご存知の通り。Unbox Videoサービスでは、DVDを購入するのと同じ金額で映画をダウンロードできるほか、24時間$3.99でレンタルすることができる(海外は未サービス)。

しかし、革命的かというと疑問符がつく。
Uninnovate.com » Amazon Spends Over A Year Developing Movie Download Service Then Shackles It With Absurd Restrictions:
Amazon launched it’s new Unbox Video service yesterday. After reportedly over a year of development, the new service allows movies to be permanently downloaded for the same price as purchasing the physical DVDs from Amazon or rented for 24 hours for $3.99. Unfortunately, Unbox is has so many restrictions that it is unlikely to make very many people happy and it’s license agreement breaks new ground in absurdity.
ここにある記事によれば、理解不能な制限の数々が課せられているようだ。
  1. DVDプレーヤーでは再生できない。バックアップコピー(.amzn拡張子?)は暗号化されており、何もさせてくれないようだ。PCではなく、HDTVで見ようとしたら、PC兼用の大画面液晶テレビを買うか、さもなくばWindows Media Center PCを買って、S端子に接続するとかね
  2. 友達や家族でシェアすることは不可能。普通のDVDと同じ値段なのに! もちろん車載のDVDで見ることもできない
  3. PCに関する制御を、馬鹿げた範囲でアマゾンに渡さねばならない。2006/9/10時点において、ライセンス許諾にはかなりエグいことが書かれている
  • アマゾンから提供されるソフトウェアパッチのための自動アップグレードを許諾してインストールしなければならない、そうでない場合は既に購入した映画を含め、一切を観ることはできない
  • プレイバシーは尊重すると書かれてはいるが、環境状況やディスク空き領域情報などがUnboxレポートと称して、ユーザーの承認なしにアマゾンに送られる
  • ソフトウェアをアンストールしたら、ユーザーに断りなくダウンロード済みの映画を消す権利がアマゾンにはある
  • Trailerとか宣伝用のダウンロード・コンテンツを送り込むし、それらを断りなく消すことに同意すること
  • アマゾンは責任をとることなしに、Unboxサービスを中断することができる
  • アマゾンはこのライセンス許諾をいつでも変更でき、あなたはそれに同意しなければならない。さもなくば、購入した全てのコンテンツを観る権利を失う
記事だけでなく、実際にライセンス許諾そのものを読んだら確かにそう書かれている。一般的にライセンス許諾は厳しい表現のものが多いが、これはちょっとねえ。セットトップ・ボックスのようなものならわかるんだけど、自分のPCに対してこれを許諾しますかね、フツー。

まあ、アマゾンの意思というより、コンテンツ提供側の圧力なんだろう。Appleに出し抜かれたくない、背に腹は代えられないというところか。アナリスト達は、米国時間12日に発表されると憶測されているAppleの映画配信サービスを待っての判断だそうだ。雰囲気を読むのがウマいJobsのことだから、今この時間にプレゼン資料の作り直しをさせているかもしれない。「Think Different 2」とか(笑)

*Update 9/11*
意外とイイ線行ってるかも。明日の発表内容予想では、New Video iPodかMac自身(いずれか、あるいは両方かは今は不明)にダウンロードしたビデオはテレビで観ることができるようだ。MicrosoftがMedia Center PCで仰々しくやろうとしたことをJobsはスマートに実現しそうだ。無論、(Appleを無視した)前述のアマゾンUnbox Videoサービスは少なくともこの部分で差をつけられてしまうことになる。
How Will Apple’s Marketing Maestro Marry the Computer and the Home TV? - New York Times:
A distribution deal with the Walt Disney Company and sleeker, higher-capacity video iPods are part of the consensus among those who handicap Apple product announcements. But company executives have hinted that Apple has at least one bigger idea on tap.
ま、明日の夜には詳細がわかるだろう。

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200年前をググる快感

一部で報じられている通り、GoogleがNews Archive Searchをリリースした。スキャンされOCRで読んだ古い新聞などがインデックス化されており、それらをキーワード検索できる。18世紀、つまり1700年代の記事もあるのだ。検索結果では下のように1870年とか年号が表示される。OCRで読み取れなくて意味不明の部分もあるが、そんなことはたいした問題ではない。しかも無料。本当にすごいことだ。

new york herald

以下は、"Japan Seppuku"で検索してみた記事で、The New York Herald on Tuesday, July 26, 1870(New York,New York)から。ひええ!
NewspaperARCHIVE.com - Search old newspapers:
"'SEPPUKU' is when a man does not wait for the order of a court to let himself out, but does the act rashly on his personal responsibility. The reformer believes that if the man ia guilty of any act to justify this course lie cheats justice, which is not patriotic; and if he is not guilty he deprives the State of a good and brave citizen with a sense of shame that is the foundation of all virtue, and that thus to rob the State is as unpatriotic as to cheat justice. "
こういう埋もれた記事から新たな歴史的新事実がわかることもあるかもしれない。っていうか、100年以上前の記事を検索できるというだけでロマンを感じない? レトロ好きにはもうたまらん世界ですわ。いやー、Googleらしいというか、間違いなく社会的に貢献しているサービスと思えるなあ。

特に日テレの24時間テレビの批判記事読んだ後だけに...(ちくっと。笑) 日本語のは無理だろうな。日本の新聞社さんは記事をGoogleに提供しないだろうし。それに、終戦間際まで国民をだまし続けていたこととかが具体的にわかってしまうしね ;)

あ、「ググる」って使用禁止だっけ? ま、いいか。


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I Started A Blog Nobody Read

「誰も読まないブログを始めた」。Odeo: The Biz Stone Showで見つけた曲だ(BizはBlogger.comでBlogger Senior Specialist:コンサルタントとして関わっていた人だ。今はPodcastのODEOに居る)。


powered by ODEO

I started a blog which nobody read.
When I went to work I blogged there instead.
I started a blog which nobody viewed it might be in cash but topics include....
spritesのmodern gameplayというアルバムに入っている曲なんだけど、Odeoにアップされてて、調べたらGoogle Blogoscopedでも取り上げられていた。歌詞はコメントに掲載されている。この曲を取り上げているブログはそれなりにあるが、みんな歌詞がわからないのか聞き取れる部分だけを書いているのが多い。aとanが違ってるとかあるけど、ここのコメントにあるのはほぼ完璧みたい。最後のフレーズがいい感じだ。
I started a blog but when I read yours it made me forget what I had started mine for.

*Update*
satomi氏に詩を訳していただきました。TNX。

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ChaCha - ライブ人力検索

chachaGoogleに代表されるアルゴリズムによる検索ではなく人手による検索といえば、「はてな人力検索」。海の向こうではこれを知ってか知らずか、リアルタイム人力検索サイトChaChaがアルファサイトとして実験を開始した。これがなかなか面白い。

ChaChaでは、はてなやYahoo Answer等のように不特定の人が回答するのではなく、1人の検索のプロ(ガイドと呼ばれる)がリアルタイムにチャットウィンドウ(IMと言ってもいい)で答えるのだ。ガイドには4レベルある。「apprentice」「pro」「master」「elite」。ChaChaはガイドにおおよそ時給$5~$10を支払う。最高は時給$20くらい支払われるとのこと。また、ガイドは他のガイドを紹介することで、紹介したガイドの稼ぎ10%を貰えるらしい。
Rethinking Google's system / Human-powered search premieres:
Users will connect to a live guide via instant messenger from the ChaCha home page. After a connection is made, within 1 minute or less, the user can ask all kinds of questions of their guides until they get the information they need. The guides, who are organized by their areas of knowledge, will pass on information and Web site addresses that will appear on the user's screen.
利用者側について、利用料金が必要とは書かれていないので無料なのだろう。実際、サイトでは特にお金が必要とは書かれていないし、広告モデルが導入されているとのこと。このサイト、紹介されるや否やアクセスが急増した模様で、現在メンテナンス画面(笑)だから後日確かめてみます。

実際のやりとりはこんな感じだそうだ。一般人にはかなりウケそうな感じがする。しばらくは要注目のサイトかな? それに、煽ってくる奴とか、エロ会話に持ち込む奴にはどう対処するのかという興味もね(笑)
New Engine 'ChaCha' Offers Real-Time Answers From Live 'Guides':
Guide: Welcome to ChaCha! Please wait a moment while I search for your results.
Guide: Please hold a moment.
Guide: I will find a good result for you.
You: still looking?
Guide: I appreciate your patience while I find exactly what you need.
Guide: I am looking for details on kid-friendly hotels.
You: thanks
Guide: I have found several but will soon have one that is well-suited for your search.
Guide: Do you want 5, 4, or 3 stars?
Guide: hotel rating that is.
You: how about most stars for under $200 per night
Guide: OK - one moment.
Guide: how many beds?
You: 2
Guide: ok.
Guide: Kids stay free at these.
You: okay, thanks
Guide: Let me check on the rates.
Guide: The nice thing is that these both have full suites.
Guide: So if you are with kids, you have refridge, etc...
Guide: Is that good for you?

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Google portal for your company

先日、Google Office 1.0というタイトルでGoogle Apps for Your Domainを紹介しましたが、その中に専用ポータルを作るという機能がある。
Google Apps for Your Domain:
Administrators can use the tabs across the top of the page to navigate through the setup options for each page element.
URLは
http://partnerpage.google.com/ig/p/your_domain_name
となるようだ。

今年1月に
Dellがこんなのを作っていて、John Battelleが「90年代みたい」ってからかってたけど、ま、これと同じようなモノが普通の企業でも自社用とか協力企業用に作れるということ。

google personalized homepage for dell

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オンライン広告の戦略が変わる?

BBCニュースでオンライン広告の話をやっていた。
BBC NEWS | Programmes | Click | Online advertisers change tactics:
In a web where pop-up windows are blocked, more advanced methods are needed to make adverts run in web pages.
The pop-up window has been replaced by overlays, which take over the whole web page.
Overlays cannot be blocked in the same way, because they are actually built in to the web page you are looking at.
バナー広告は皆スルー。ポップアップ広告はもはやブロックされまくりなので、次はオーバレイだそうだ。フローティングとか呼ばれている、DHTMLやFlashを使ったアレです。こんなのとかこんなの。しかし、皆がビジュアルな広告を出したいわけではない。制作にお金もかかるし。さらに、リッチメディア広告をめぐる、広告主とユーザーの終わりなき戦いということも以前からある。firefoxユーザーなら、NoScript拡張やAdBlock拡張を使うことでかなり広告を抑制できる。

しかし、オンライン広告の最大の領域は、Google Adwordsなどのキーワード検索広告なのだ。Googleは最近、PCマイクを使った広告表示を考えているという話がある。
Google developing eavesdropping software | The Register:
The idea is to use the existing PC microphone to listen to whatever is heard in the background, be it music, your phone going off or the TV turned down. The PC then identifies it, using fingerprinting, and then shows you relevant content, whether that's adverts or search results, or a chat room on the subject.
PCマイクで周辺の音を拾い、かかっているTV番組や音楽を認識し、それに応じた広告を表示するというもの。そのまま製品化はしないだろうが、スパイウェア紙一重というところか。

一方、インターネットの中の閉じた空間として、MySpaceやMixiといったSNSが流行しているが、この中での広告、つまりソーシャル・マーケティングが注目されだしてきているようだ。Googleは最近、MySpaceと1056億円で提携を行っている。その場で行われているのは膨大なコミュニケーション。それ自体はリアルなものだし、ここそこに小さなHype、つまりマイ・ブームのが存在し得る。それらに応じたバナー広告は出せるかもしれないが、ユーザーの興味はコミュニケーションであって、広告には目もくれないかもしれない。
BBC NEWS | Programmes | Click | Online advertisers change tactics:
'Millions and millions of users are building communities within communities on these networks. They're global, they're unstoppable, and they're big, big money to marketers if they know how to communicate with them.'
これはゲームの中でも同じことが当てはまるだろう。そうしてやがて、友人と思っていた奴が、味方のキャラと思っていた奴が、突然宣伝をするようになる可能性はある。或いはアフィリエイト収入を狙ってそれとなく(わざとらしく?)商品をお薦めするかもしれない。まるで、ジムキャリーのTruman Showだな。俳優が突然モココアのCMをやりだすアレだ。

過剰に宣伝する奴は嫌われるだろうが、巧妙なキャッチのような奴も出てくるかもしれない。で、リアル・ワールドでの出来事がここでも繰り返されるってことなのかも。

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Web 2.0 Awareness Test

Web 2.0 Awareness Test

黙ってクリックすればピタリと当たる。
点数によって拍手が変わる。高得点を獲るのは実は簡単。世の中まあこんなもんです。

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