ビンテージ、リサイクル電気製品が流通停止に

経済産業省の超愚行。安全基準が変わったわけではない。こいつら電気製品の監督官庁として「市場にいろいろなマークの製品が混在するのは好ましくない」という、たったそれだけの理由で「古いものは全て販売禁止」という超単細胞的な判断を行った模様。安全性とは関係なく、PSEマークのない電気製品は実質的に4月からは個人間ベースでしかリサイクルができない(業者は関与できない)。松下電器並みの告知をやったんならともかく、「パンフレットも20万部ほど配りながらご説明」ってね、電気用品安全法(PSE法)が2001年から施行されてて猶予期間だとか誰も知らないって。
具体的な問題としては、電気製品リサイクル運動への深刻な被害だけでなく、ビンテージ、例えば、59年物のレスポールとかは言うに及ばず、オーディオ、シンセサイザー、エレピ、ギター・ベース類など2001年以前の中古楽器も一切売れなくなる(僕らは買えなくなる。輸入もだめ 製造業者登録して天下り認定機関にお伺いを立て、自主検査もやり、天下り認定機関に頂いたPSEシールを貼れば店頭販売できるらしい)ということで、坂本隆一氏らが音楽文化を破壊する気かと署名活動を始めた。メディアやミュージシャンが何故、騒がないのか不可解。へタレか?


僕もとりあえず署名はした。皆さんも是非ドゾ。なんとか撤回されることを期待したい。っていうか、これを強行したら担当課長は末代までの恥になるぞ。ほんま、アホかこいつらと思いますわ。

Yahoo!ニュース - フジテレビ系 - PSEマークのない電化製品が4月から販売できなくなることをめぐりリサイクル業界が反発:
リサイクル業者にとっては寝耳に水のできごとだが、経済産業省は、会見で「5年間、相当周知はしてきたつもりではあるわけです。パンフレットも20万部ほど配りながら、ご説明してきたわけでございますけども」などと述べた。
※追記
僕は今日これを知ったんだけど、この数日でブログをはじめとして、ネット上も結構盛り上がっているみたいだ。さっき首相官邸と(党利党略にうつつを抜かしている)民主党にメールを送ってみた。Wisdom Of Crowdsの中の僕がこういう行動をとったということは、相当数の人が同じことをやっている、と思いたいところ。この感覚が間違っていないことを祈りたいなあ。もし、経済産業省へのデモが企画されたら、生まれて初めてデモというものに参加するかもしれない。
※追記2
こういうのは誰が得をするか考えると構図が見えてきそう。最初は中古は含んでいなかったが昨年11月に中古を含めると言い出したらしい。どうも家電業界から働きかけがあったというがあるし、天下り先確保だという話は根強い。

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