Amazonが開発者向け有料ストレージサービス開始

Amazonが開発者向けに、S3というWebサービス用有料ストレージサービス(Beta)を開始した。最大5GBまで預かってくれる。記憶域使用料つまり保管料金は1GB/月で0.15ドル(18円)、データ(オブジェクト)のアクセス(Read/Write)は0.2ドル(24円)。保管料は安いのだが、データアクセス料金はバカにならないかもしれない。料金はアカウント登録時に入力した決済用のクレジットカードから自動引き落としされる。有償にしているだけあって、可用性は99.99%、つまり、1年間で53分しかサービス停止しませんと宣言している。いわゆるミッション・クリティカル・クオリティです。

開発者向けにはサンプルコードなどがダウンロードできるリソースセンターや会議室などが用意されている。S3用ライブラリはperl,ruby,pythonといったスクリプト言語以外に、JavaやC#も一応(笑)あるな。Webサービス用ライブラリはREST版がメインでJavaとC#用にだけはSOAP版も用意されている。

Amazonがインフラビジネスを始めようとしていると思えば驚くけど、本当のところはどうなのか? eWeekによれば、S3は実は前から使っている人達がいた。カリフォルニア大学バークレー校のStardust@Home team(NASAの"Stardust@Home"プロジェクトをやっている)なんだけど、彼らが6万枚の画像を保管したり10万人のボランティアに配布するのに「いやー、インフラ気にしなくて助かったよ」という話があるが、たかがその程度か?と思ってしまう。

昨年の12月にAmazonの子会社(というか1999年に買収)であるAlexaが、内容は違うけど、Alexa Web Search Platformという、Alexa検索エンジンのデータをアクセスしたりプログラムを走らせたりできる有償のサービス(Beta)を立ち上げている。これもいわばインフラ提供サービス。S3はこれと無関係の横並びの関係なのか連動させる意図があるのかはわからない。Amazon Web Serviceを使ったアプリの開発ならS3なんかわざわざ使わなくて良いし、少なくとも課金体系から見てもAmazonの書籍などのデータをS3に置いて別のWebサービスを開発者に立ち上げさせるようなことも考えていないと思う。

同じ検索エンジンの子会社A9のCEOだったUdi ManberがGoogleに移籍したニュースは記憶に新しい。Amazon-A9連携よりAmazon S3-Alexa連携に力を入れていたのが気に食わなかったと考えるのはうがちすぎかなー? なんかあるように思うなあ。開発者向けとはいえ単にストレージサービスだったらGDriveには勝てないと思う。Googleならそんなの無料でやるに決まってるし...。

なんかピンときたらまた書きます。
Amazon.com Amazon Web Services Store: Amazon S3 / Amazon Web Services: "Amazon S3 is storage for the Internet. It is designed to make web-scale computing easier for developers.

Amazon S3 provides a simple web services interface that can be used to store and retrieve any amount of data, at any time, from anywhere on the web. It gives any developer access to the same highly scalable, reliable, fast, inexpensive data storage infrastructure that Amazon uses to run its own global network of web sites. The service aims to maximize benefits of scale and to pass those benefits on to developers.

それともう一つ言える事があった。
  • 「Web1.0ベンダーや規格(標準化)主導のSOA(Service Oriented Architecture)は終わった」
始まっていないとゆー話もあるけど(笑)。確実に企業+Wisdom of Crowds主導。それはSOAとはもう呼ばないだろう。この話にはちゃんとした理屈があって、近々、Gartnerの方と放談する予定。

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