Another Matrix - Spore

Spore trailer僕はゲーマーでは全くないのだけれど、Sporeというゲームがある、というか、開発中だ、くらいのことは小耳に挟んで知っている。ROMカセットを使った少ないメモリーで苦労して作ったゲームを楽しむ時代から、CDを使ったゲームやMMORPGなどのネトゲー時代になった。ゲーム世界は相当広大且つ複雑になったが、その広大さや複雑さはデータ、すなわち背景やキャラクターの凝り具合やステージの数に反映されるだけで「Patternが増えただけじゃないか?」だと考える人達がいる。ゲーム自体の奥行きはいわゆるゲーム世界の広さやキャラクターの数といった要素で決まるものではない。もっとコード(いわゆるロジックというかアルゴリズム)をたくさん書くことにより、ゲームの奥行きを広げる方法があるはずだと。

Sporeは、あの「Sim City」を生んだゲーム界の巨匠Will Wright氏が集大成として5年以上かけて開発を推し進めている「進化シミュレーション・ゲーム」だ。最近、氏は「The Sims(シムピープル)」というゲームがヒットさせており、冒頭の仮説に対する確信をさらに深めたようだ。Sporeは6つのフェーズで微生物から銀河の覇者へと進化してゆくらしい。昨年の発表時のGoogle Video(下記)を観たところ、フェーズは海や陸や惑星や宇宙といったものがあるみたいだ。ゲームが進むにつれ様々なシナリオやパターンが個別に「生成」されるので、各人各様の展開となる。キャラクターもきっと各々で違うのだろう。シミュレーションなのだが、戦いに勝つと強くなるという何やらRPGみたいな要素もあるようだ。が、これも経験値などの各種パラメタで決まる(=数式で決まる)なんて単純なものではないだろう。

以下に、SporeのTrailerやGoogle Videoや、昨年の発表時の様子などを紹介しておきます。
これらのソースによれば、Sporeは今年の後半にリリースされるらしい。日本語化の程度にもよるけれど、ハマる人はきっと多いだろうな。だって考えるからに面白そうだもん。それと、今回は実現されるとは思わないが、Generative(生成的)な方法を採用するということは、より自然な形でゲーム世界において広告ができるということでもある。ECサイトとの連動などリアル世界との接点も多くなってゆくに違いないし、ゲーム世界のGoogleも登場するかもしれないなー、とかツラツラ考えていて思い出したこの有名なシーン。
The MATRIX RELOADED, script intégral en version originale:
Architect:
The Matrix is older than you know. I prefer counting from the emergence of one integral anomaly to the emergence of the next, in which case this is the 6th.

で、以前書いたこういう事柄も、なにやら現実味を帯びてくるなあ、というお話でした。


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