一味違う議論

文化人類学をやっているカンサス州立大学のMichael Wesch助教授が、今年の1月31日"Web 2.0 ... The Machine is Us/ing Us"というビデオをYouTubeに投稿した(wmv形式の高画質版がMediaFireにある)。



これ、ウィチタ州立大学のTonya Witherspoon女史が書いた詩的な文が元になっているようだ。Transcriptはここ。このビデオ、あれよあれよという間に2月7日にはthe most popular video in the blogosphere に躍り出た。すぐさま、これにインスパイアされたKevin Hodgson氏(正体不明)が、Finding Words Inside of Image: An Undiscovered Countryという詩をGoogle Docs上で公開。mp3によるオーディオ版もある。YouTube上では3700を超えるコメントがついた他、いろいろな反響がビデオで投稿されているんだけど、秀逸なのがCoryTheRavenという方が投稿したこのビデオだ。



手書きでよくわからないところもあるけど大丈夫。ここにTranscriptがある。どっかの先生が「オレのInternet Communicationクラスの教材にしたぞ」なんてコメントに書いていて「このダイナミズムがすごーい」って思ったな。

内容については、Web 2.0時代になっていろいろ考え直さなきゃという問題提起に対し、コミュニケーションの本質は変わっていないとか、また伝達力とい意味ではリアルコミュニケーションとはギャップがあるよとか、VirtualRealityに向かう必然性やMatrixでしょ的な意見があるようで、もうちょっといろいろ読んでから追記します。日本では誰も取り上げていないようなので、とりあえず面白いことになってるよんという紹介です。

*Updated*
TMIU/Uには、ニコニコ動画じゃないけどアノテーション・バージョンがあるみたい。

Web2.0が結局何をもたらすかってことについては、Democracy Now!のスタッフ(xenophobia2006)が投稿したこれだろうとCoryTheRavenは締めくくっている。