グーグル創始者の告白

Googleの創始者の一人、セルゲイ・ブリンがおとといからブログを始めた(勿論、blogspot)。

NASAで働いているセルゲイの母は原因不明の痛みについて、彼女の叔母がパーキンソン病であることから自分もそうではないかという恐れをぬぐいきれない。パーキンソン病は遺伝しない(相関が強くない)のだが、パーキンソン病かどうかを明確に判別するDNAテストはまだないためにずっと怯えているらしい。

セルゲイの妻Annは彼女が共同創始者になる予定の23andMeを紹介した。23andMeはパーキンソン病の遺伝子研究をしているが、セルゲイはパーキンソン病に関するゲノム研究を疑っていた、当面は成果は望めないだろうと。高確率での遺伝的事例が存在しないからだ。同じ血統での事例は存在するが稀である。ところが、ここ数年の研究によって「G2019S」として知られるLRRK2(leucine-rich repeat kinase 2)遺伝子の突然変異が遺伝的事例(家族性PD)を説明できることがわかった。

彼はさっそく23andMeに自分の遺伝子を持ち込んでチェックしてもらったり、他のセルゲイ一族が関係しているのかどうかなど遺伝子探索を楽しんだようだ。しかし、彼は彼の母同様、パーキンソン病になる確率が高くなるLRRK2遺伝子の突然変異を保有していることを知ることになった。明々白々という状況ではないにせよ、20~80%ぐらいは普通の人よりもパーキンソン病になる確率が高いらしい。

ここでセルゲイはLRRK2の研究にも興味を持ったようだ。そして、自身のパーキンソン病リスク低減に対する取り組みの機会と、LRRK2研究への投資の機会の2つを得たと述べている("This leaves me in a rather unique position" といってのけるところがある意味すごい)。
But, of course, I learned something very important to me -- I carry the G2019S mutation and when my mother checked her account, she saw she carries it too.

さて、このブログ記事を受けて、「セルゲイは、自身の健康に関すること、それもかかってもいない病気に関することを何故わざわざ開示したのか?」という点で注目が集まる。「23andMeでまた金儲けか」という意地悪な意見や「マイケル・J・ フォックスがやってる支援と同じなのに、どうしてそんなに冷めた反応なのか?」といった応援など。NY Timesのコメント欄が活発で一読お薦め。
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僕は、自身のDNAツアーを楽しむセルゲイの子供のようなところと、既に大金持ちという事実を以って、「23andMeで金儲け」説はどうだかな、と感じる。ただでさえ、サブプライム問題で激震の投資家に対し余計な不安を煽ったということも言えなくもないが、ある意味それもグーグル創始者らしいかな。

*参考*


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