何事も程々がいい

ジェリー・サインフェルドとビル・ゲイツによるシリーズCMの第2弾。TV-CMでは30秒とかの短いバージョンが流れているらしいが、これはノーカット版(4分30秒)。

今回は2人は「フツーの家庭」にお邪魔しているというストーリー。テーマは「We need to connect with real people」ということで、フツーの家庭の複雑な事情を垣間見た2人が「フツーの人達と繋がんなきゃな。アンタはシアトルでマザーシップみたいな『お月様のおうち』に住んでるし、オレは車を買いすぎて自分の車で立ち往生」みたいな会話を交わしつつも、ちょっとした事件に巻き込まれてゆく、というもの。見ていて悪い気はしないCMだ。

ZDNetにアンケートがあって、僕は「前よりマシ」と言えるくらいかなと思って「At least it's better than Ad No. 1 in the new campaign」に投票したんだが、やはりこれが一番多い回答だった。そのZDNetの記事によれば、これまでの2回のCMはWindowsを何ら前面に出していないが、まもなく、製品にフォーカスしたバージョンが出てくるとMicrosoftのスポークスマンが語ったらしい。

Windowsを前面に出さずに今の芸風で留めておいて、それを長期間やればMicrosoftへの印象も変わるかもしれないと思ったりするが、real peopleならぬreal productsを出したとたん全ては水の泡に帰するのではないかな。CMとしては全く皮肉な話なんだが、Microsoftはいつも「やりすぎる」からねえ(笑)





*Refer*


*Updated*
評判がやっぱりよくなくて、ジェリー・サインフェルドのシリーズは中止だそうだ。広告も「フェーズ2」と称して変更。