IE share has fallen below 80% in US

OneStat.comの発表によれば、米国でのIEのシェアは80%を割ったようだ。世界平均では83.05%。
BetaNews | Firefox Usage Passes 15 Percent in US:
Internet Explorer use worldwide has fallen below 80 percent in the United States to 79.78 percent, according to OneStat, although IE still accounts for 83.05 percent of the browser market globally. British Web surfers are the biggest IE users, giving Microsoft's browser 86.23 percent of the market.
具体的な調査結果はここだ。IEを最も使用している英国で86.23%とあるが、日本が調査結果にないので最大手が英国かどうかはなんとも言えない。IE使用率低下の原因は勿論、Firefoxの躍進にある。

日本でも、
などと拡大を目指しているわけだが、Firefoxを究める256のテクニック (単行本) の著者の方が「秋葉原でFirefoxのCD-ROMをばらまいてきた」と書いている一方で、Slashdot.jpにおけるスレを読むと、逆説的にまだまだ拡大の余地があると思える。

オタクを含め、IT先端人口は考えているより遥かに少ないのだろう。『「Web 2.0」の利用者は53651人』とsatomi氏が記事にしたような部分もそうだし、実際周りを見ても、必要以上に道具としてのPCやブラウザにこだわらない。会社が決めたもの、最初から入っているものを使うだけの人々だ。先日、初心者向けTIPSとして「Ctrl+C」とか「Ctrl+A」といったショートカットネタを記事提供したら「へぇ~」という反応。「Windowsキー+D」は「おおっ!」(笑) ま、そんなもんです、フツーの人々は。

700万人が2ちゃんねらだといわれているようなので、仮にこの人達がPC関連情報に敏感で、全員がfirefox派になったと想定する。国民2人に1人はパソコンを持つ時代なので、PC人口、つまり母集団を6000万人とすると、firefoxユーザーは11.7%だ。ま、テキトーな計算だが、firefoxを20%のシェアにするだけでも結構大変だろうなということが想像できる。

企業向けは最初から狙っていない気がするので、個人向け拡大ということでは、iPodを日本で成功に導き、昨日電撃退任を発表した前刀禎明氏に登場願うべきかもね。


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