ナントカの遠吠え?

「5年のうちにJ2EEは21世紀のCORBAになるだろう」とBurton Groupのシニアアナリストである、Monson-Haefel は茶化す。人々はJ2EEを見てこう言う。「J2EEの時代はあったが、複雑になりすぎてもはや誰も使わないのだ」。
Analysts see Java EE dying in an SOA world:
'In five years, Java EE will be the CORBA of the 21st Century,' Monson-Haefel quipped. 'People will look at it and say, 'It had its time but nobody uses it any more because it was too complicated.' '
SOAがその理由だそうだ。曰く、J2EEはSOAを考えて作られていない。得意なOO(Object Oriented)はSOAでは必須ではない。Java VM(仮想マシン)はポータビリティ(可搬性)のために考えられたが、SOAで大事なのはInter-Operability(相互運用性)だ。N+1階層に基づくフレームワークが作れたり何でもできるけど、結局は複雑になりすぎた。EJB/Servlet/JSP、どれもSOAと調和しない、J2EE5.0は終わりの始まりだ、といった調子。

5年前なら多少は興味を引いた記事かもしれない。BEA, IBM, ZapThink, OMG...このSearchWebservicesというサイトで見かける名前は、今の僕らが追いかけている名前ではないだろう。正直、SOAがJ2EEを貶めているって構図はどうも、ねえ。

僕的には、J2EE5.0が終わりの始まりかどうかはともかく、"SOA: dead man walking" です。まずはオノレを心配せんかい、と。

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