Twitter考

気がつくとブログは更新されず、Twitterガジェットの部分だけが更新されてゆくという今日この頃、みなさんいかがお過ごしでしょうか。

そのTwitterも2007年のStart Up後にちょっと試して放置してたのを使い出しただけなんですが、これもまったり使う程度です。まあ実質、更新速度の速いRSSリーダーみたいな状態。というわけでRSSリーダーは殆ど用済み。

TwitterってTimeLineを追うのが面倒なことから、ブログに比べ多様性が保てるとか炎上しにくいとか言われておりますが、Twitterが偉いんじゃなくてリアルタイム時代のコンテンツの特徴です、それは。同時並行でいろいろなストリームが流れる。超多局テレビ状態になっているの図なんでしょうね。するとテレビで録画が出てきたように、またその場面に遭遇しなかった人のために、アーカイブのサービスが整備されて、ああ、デジャヴですねえ。

双方向性はどうなんだというツッコミもあるでしょうが、ガンガン発言している人の職業は自由業というか、個人事業主の方が多いんではないですかね。いわゆるサラリーマンは9時5時はそんなんやってる余裕ないし(昼休みくらいかな)、必然的にROM型Followerにならざるを得ない。ガンガン発信している人々は政治家とかブランディングしたいとかビジネスチャンスを得たいとか読者数が鍵になるブログに誘導したいとかメディアの人とか売買のシグナルを探すデイトレの人とか、ある種の特性を持った方々が多い気がします。そうではない、星のごとくの呟きは「○×△したよん」的な他人には無関係の日記のようなそういうものではないでしょうか。

というわけで、マンネリ感から今のようなテンションはそう長くは続かないかもしれません。可能性としては、よりリアル世界に直結したFourSquareなんかが有望とは思いますが、チェックイン時のサービスをもっと充実させるとか、企業向けに特化するとか(FourSquare for the Enterpriseという記事を読みました)しないともう一段のブレイクは難しいかなあ。

しかし、人を動かす(動員するではなく、継続的に一定品質の役務を提供してもらう)とか、モノを動かすのは難しい。当たり前ですが、TwitterとかFacebookとかそういう世界ではない。ただフォロワーとはよく言ったもので、リーダーにとってはTwitterはFollowerへメッセージを伝える良いツールです。リーダーは継続したメッセージ発信が本当に重要。そういえば孫正義さんの例のLiveをUstreamで拝見しましたが、確かにアツい。カリスマです、あの方は。中内功氏を描いたカリスマ完本を最近読んだのですが、中内氏が戦中世代の呪縛をエネルギーにしていたのだとしたら。孫さんは昭和をエネルギーにしているカリスマという感じで少しダブって見えましたねえ。しかし、皆が坂本龍馬や孫正義さんのようになったら、それはそれで大変な世の中になってしまいますので、僕はしばらくはゆるゆるとというか、今のプロジェクト完遂させろってか。