GDriveかLive Driveか?でも今はGSpace

MicrosoftがGoogle GDriveに対抗して、Live Driveのリリースを計画しているらしい。
Microsoft Readies Storage Service to Rival Google's 'Gdrive':
The MSN team is working on a new Windows Live service, code-named Live Drive, that will provide users with a virtual hard drive for storing hosted personal data.

今や、Bill Gatesに代わってテクノロジー面での牽引役となった、Ray Ozzieもそんな発言をしている。ストレージサービスとしては、2005年にSOHO・個人向けにバックアップ&リストアサービスをサブスクリプション・ベース(つまり有償)で立ち上げる予定があったらしいが、これはLive Driveに統合されるようだ。

GoogleはGDrive、GDSとLighthouseという3つのサービスを準備していると、3月のアナリスト向け説明会でのチョンボでバレてしまった。Amazonはほぼ同時期にS3という可用性99.9%の開発者向けストレージサービスを始めている(有償)。Yahooも遠くない将来にきっと参入するのだろう。

さて、どこにデータを預けるか? HotMailで期限切れとなって消えた僕のメールデータはどうしてくれるねん?と小一時間問い詰めたいMicrosoftには預ける気になれないねえ。"Microsoft's Not Evil"と叫んでいる内部の方もいますが、
Working at Microsoft:
If anything, Microsoft seems to have the opposite problem, in which employees sometimes design or cut a feature or product without fully appreciating the huge impact their decision can have outside the company. When the media goes wild with knee-jerk reactions for or against something Microsoft did, often the employees responsible for the decision are caught off-guard by the disproportionate public attention.

と、製品のデザインや機能に関する意思決定が世間へのインパクトと関係なく行われて、結果、あわてふためくことがある点について指摘している。そう、要は人とか企業、或いは機能の優劣というより、ユーザーに向かい合うポリシーが問題になると思うなあ。その意味で、Googleが「当たり前のことを口にするな」と言われつつも「Do not evil」と謳っているのは、ブランディング上も非常に価値がある。

ところで僕は、GDriveやLive Driveを待たずに同種のサービスを使っている。GSpaceというのがそれ。何のことはない。GMailをストレージ代わりに使うことです。素晴らしいFirefoxの機能拡張があって、これを組み合わせて使うと、あっという間に2.7GBの無料ストレージサービスのユーザーというわけです。操作も簡単で非常にスマート。もっとも、GoogleはGMailも前述の3つのサービスのいずれかにマッピングするとの話ですが...。

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