Google Chromeのブックマーク機能

Google Chromeのブックマーク機能は簡単なんだけど、ローカル保存な点がいまいち。かといって、Google Toolbarもまだみたいだしなあ、と思っていたら、Google Bookmarks用のbookmarkletが提供されていた。bookmarkletの紹介を読むと、Googleはどうやらローカルに保存したブックマークとの自動同期を考えているみたいだね。
Bookmarks : Using Google Bookmarks - Google Chrome Help Center:
Google Chrome bookmarks are separate from those saved in Google Bookmarks. While it's currently not possible to automatically sync these two sets of bookmarks, you can use a bookmarklet to easily create Google Bookmarks in Google Chrome.

帰国した

ハノイのホアン・キム湖で。自分もこんな風に道路を渡るのに多少慣れてきた(笑)



旧市街地のLuong Van Can通りで、HUGO BOSSのメガネフレームをUS$49で買ったんだけど、これがどうも本物かどうか怪しいんだなー。ま、安かったしいいか。今回のベトナム行きではUSドル紙幣を受け取ってくれないケースが何度かあって、米国の金融危機を肌で感じた次第。

帰りはホーチミン経由で帰ってきたのだが、ホーチミン空港周辺は激しい雷雨。機体が上下左右に激しく揺すぶられ滑走路に入る手前で4度断念。5度目でコースを変更してやっと着陸、というかなり際どい目に遭う。ゲロ吐いてる女の子もいたしなー。でも来月もまた行くんだな、これが。

ダナンの空

どこで見ても夕焼けはいいもんだ。

グーグル創始者の告白

Googleの創始者の一人、セルゲイ・ブリンがおとといからブログを始めた(勿論、blogspot)。

NASAで働いているセルゲイの母は原因不明の痛みについて、彼女の叔母がパーキンソン病であることから自分もそうではないかという恐れをぬぐいきれない。パーキンソン病は遺伝しない(相関が強くない)のだが、パーキンソン病かどうかを明確に判別するDNAテストはまだないためにずっと怯えているらしい。

セルゲイの妻Annは彼女が共同創始者になる予定の23andMeを紹介した。23andMeはパーキンソン病の遺伝子研究をしているが、セルゲイはパーキンソン病に関するゲノム研究を疑っていた、当面は成果は望めないだろうと。高確率での遺伝的事例が存在しないからだ。同じ血統での事例は存在するが稀である。ところが、ここ数年の研究によって「G2019S」として知られるLRRK2(leucine-rich repeat kinase 2)遺伝子の突然変異が遺伝的事例(家族性PD)を説明できることがわかった。

彼はさっそく23andMeに自分の遺伝子を持ち込んでチェックしてもらったり、他のセルゲイ一族が関係しているのかどうかなど遺伝子探索を楽しんだようだ。しかし、彼は彼の母同様、パーキンソン病になる確率が高くなるLRRK2遺伝子の突然変異を保有していることを知ることになった。明々白々という状況ではないにせよ、20~80%ぐらいは普通の人よりもパーキンソン病になる確率が高いらしい。

ここでセルゲイはLRRK2の研究にも興味を持ったようだ。そして、自身のパーキンソン病リスク低減に対する取り組みの機会と、LRRK2研究への投資の機会の2つを得たと述べている("This leaves me in a rather unique position" といってのけるところがある意味すごい)。
But, of course, I learned something very important to me -- I carry the G2019S mutation and when my mother checked her account, she saw she carries it too.

さて、このブログ記事を受けて、「セルゲイは、自身の健康に関すること、それもかかってもいない病気に関することを何故わざわざ開示したのか?」という点で注目が集まる。「23andMeでまた金儲けか」という意地悪な意見や「マイケル・J・ フォックスがやってる支援と同じなのに、どうしてそんなに冷めた反応なのか?」といった応援など。NY Timesのコメント欄が活発で一読お薦め。
94 Comments
僕は、自身のDNAツアーを楽しむセルゲイの子供のようなところと、既に大金持ちという事実を以って、「23andMeで金儲け」説はどうだかな、と感じる。ただでさえ、サブプライム問題で激震の投資家に対し余計な不安を煽ったということも言えなくもないが、ある意味それもグーグル創始者らしいかな。

*参考*


AmazonのCDNビジネス

AmazonがCDNビジネスに進出するようだ。といっても単独ではなく、S3やEC2などのコンピューティング・クラウドの延長として。GigaOMでは「破壊的」と評価している。「本を買うようにCDNサービスを買える(API-based CDN)」という点と「価格」の2点からだ。さらにAmazonがやる場合は既存のAWSユーザーを取り込めるという優位性も有する。
Amazon Launches Content Delivery Network. Rivals, Watch Out! - GigaOM:
If Amazon delivers what it is promising -– a simple, API-based CDN – then it would put then not only ahead of all CDN players, but also force rivals to meet the rules (and pricing) set by Amazon. There is a good chance that it’s going to drive weaker players right out of the game.
CDNをやるらしいというソースはこれ。
Before the end of the year we are planning to release a new service for content delivery. This new (and as yet unnamed) service will provide you with a high performance way to distribute popular, publicly readable content to your customers all over the world, with low latency and high data transfer rates.
CDNと言えばAkamaiだったし、今でも使いまくりなんだけど、コモディティになってゆく中では今の彼らのポジションに変更が生じるかもしれない。



Google Audio Indexing

Googleがまた面白いサービスをLabで始めている。Google Audio Indexingというのがそれなんだが、Youtubeビデオの中でしゃべっている言葉を検索できるというもの。2ヶ月前に公開された、Google Elections Video Search gadgetの拡張なんだが、こちらは最初から米国の大統領選挙コンテンツにスコープを限定している。一方、Google Audio Indexingは実験として、たまたま大統領選挙コンテンツを素材にしているが、これは実験としての足がかり。Web全体の動画音声検索に発展させてゆくみたい。「自分のビデオを音声検索可能(speech-searchable)にするには?」というFAQに対して「まず、YouTubeにビデオアップして」と書かれている。

あー、なんかもう日本語記事が出てるなあ。。。


ちょっと試してみたけど、なかなか面白いよ、これ。"crisis"で検索かけると、オバマ候補は"crisis"って言葉を結構多用していることがわかる。プログレス・バーにある黄色のマーク数でわかる。



そのうち、「SEO対策スピーチ入門」とか「検索で上位にランキングされる話し方指導セミナー」というようなのが溢れかえるんだろうか。
皆様、本日は「SEO対策スピーチ入門」にお越し下さいましてありがとうございます。検索の上位にランキングされるための極意は非常にシンプルです。スピーチ冒頭で無条件にあるおまじないを叫んでくださいねー。

    「Googleはネ申」

はい、皆さんご一緒に。

とか。こわ(笑)




ホットドッグとマスタード

雑感。ロングテールのChris Andersonが、Nick Carrと彼が書いたGoogle 10周年に寄せて書いた記事をベタほめしててなんか気持ち悪いんだけど。"the most insightful thinkers"とか"always worth listening to"とか、おいおい(笑) 

それはさておき、
Rough Type: Nicholas Carr's Blog: The Omnigoogle:
Because the sales of complementary products rise in tandem, a company has a strong strategic interest in reducing the cost and expanding the availability of the complements to its core product. It’s not too much of an exaggeration to say that a company would like all complements to be given away. If hot dogs became freebies, mustard sales would skyrocket. It’s this natural drive to reduce the cost of complements that, more than anything else, explains Google’s strategy.
の赤字部分はいい例えと思った。「ホットドッグがタダになったらマスタードはバカ売れ」。Googleのビジネスモデルのことを言ってるんだけど、ホットドッグとマスタード、家と住宅ローン。付随して消費されるサービスや財とコストの関係をGoogleはよく考えている。普通の企業はホットドッグに付加価値つけて売ろうとしてるんだよね。Microsoftも然り。こう考えると、Microsoft vs Googleというような見方がしっくりこない理由が見えてくるような気がする。尚、このNickの記事は昨年書かれた「The Google Enigma」の続編になるみたい。

そりゃそうと、「Big Switch」の評判はいまいちみたいなので買ってないんだが、ペーパーバック版が来年1月に出るらしい。ペーパーバック化してもあんまり安くならないみたいだね、


何事も程々がいい

ジェリー・サインフェルドとビル・ゲイツによるシリーズCMの第2弾。TV-CMでは30秒とかの短いバージョンが流れているらしいが、これはノーカット版(4分30秒)。

今回は2人は「フツーの家庭」にお邪魔しているというストーリー。テーマは「We need to connect with real people」ということで、フツーの家庭の複雑な事情を垣間見た2人が「フツーの人達と繋がんなきゃな。アンタはシアトルでマザーシップみたいな『お月様のおうち』に住んでるし、オレは車を買いすぎて自分の車で立ち往生」みたいな会話を交わしつつも、ちょっとした事件に巻き込まれてゆく、というもの。見ていて悪い気はしないCMだ。

ZDNetにアンケートがあって、僕は「前よりマシ」と言えるくらいかなと思って「At least it's better than Ad No. 1 in the new campaign」に投票したんだが、やはりこれが一番多い回答だった。そのZDNetの記事によれば、これまでの2回のCMはWindowsを何ら前面に出していないが、まもなく、製品にフォーカスしたバージョンが出てくるとMicrosoftのスポークスマンが語ったらしい。

Windowsを前面に出さずに今の芸風で留めておいて、それを長期間やればMicrosoftへの印象も変わるかもしれないと思ったりするが、real peopleならぬreal productsを出したとたん全ては水の泡に帰するのではないかな。CMとしては全く皮肉な話なんだが、Microsoftはいつも「やりすぎる」からねえ(笑)





*Refer*


*Updated*
評判がやっぱりよくなくて、ジェリー・サインフェルドのシリーズは中止だそうだ。広告も「フェーズ2」と称して変更。

ジャンプ!

ベトナムの方々20名くらいを交え、総勢60人くらいで親睦会。縄跳びのようなシンプルな遊びでも結構盛り上がります。みんなスレンダーなんだよねー、羨ましい...。



今月は代々木公園でイベントあるよん。

MSの新広告の評判

GetaMac広告にやられっぱなしのMicrosoftが出したVistaイメージ向上CM。ジェリー・サインフェルド(Jerry Seinfeld)とビル・ゲイツによるどこかのモールの靴屋でのシーンなんだけど、評価が分かれているというか、話題になっているみたいだ。



内容だけど、キツい靴(サイズが10)をはこうとしているビル・ゲイツに、ジェリー・サインフェルドがそれが履けるようになる知恵を授ける代わりに、「シャワー中に服を着たことがあるか?」という問いかけに続けて、「Microsoftはケーキみたいにしっとりして噛み応えのあるものを出す気がある?」と尋ねる。そして「答えがYesなら、体揺ってみ」と。で、最後に「未来はおいしい」と来る。

道化クラブのプラチナカードを手にするニコニコのビルゲイツでもって好印象付けたらVistaが売れるようになるのかと思う一方で、「Guess what Bill, you’re a 10.」というセリフは、Google 10周年と関係あるのか?と思ったり(笑)いまいち意味わからんが、僕はまあいい印象を持った方かな。

少なくともこのCMよりはマシだろう。よくこんなん出したよねえ(笑)

救世主

Google Chromeでえらい騒ぎですねえ(少なくとも僕の周囲では)。CNetのスピードテストではJavascript実行速度について、ものすごい差が報告されています。IE7はハナから勝負になりませんが、FF3と比べても体感としても「速い」と感じる場合が多いのでは?

まあそんなことは今の段階ではどうでもいいですし、Googleも将来においてブラウザという形にはこだわっていません。ところで、WebOSやってる人達は小躍りしてるんじゃないかなあ。WebこそOS。

「Software-as-a-Service(SaaS、ああ嫌な言葉)」に対抗して「Software-plus-Services」という言葉がMicrosoftによって持ち出されて数年。彼らは自ら持ち出した「Software-plus-Services」つまり、Chrome+Web Servicesによって淘汰されていくのでしょうか。



上はeyeOSね。

*Update*

10日前に紹介した、FF3.1のTraceMonkeyの方が速いという記事がある。Windows XP on Mac miniというのがどうなんだというのはあるけど。コメント欄のjwbakerって人によれば、ChromeもFF3.1もIE8の5倍以上速いとか。