AdobeがFlexをオープンソース化

AdobeがFlexをオープンソース化した。これはかなり面白いニュース。昨日、Robert Scobleが「今日の夜、数十億ドル企業がデカい発表をするぜ、ヒントは「(Steve Ballmerの例の雄叫びをもじって)Developers, developers, developers!」と予告していて、みんな「どーせマイクロソフトでしょ?」的な反応だった。
News tonight for developers « Scobleizer
Come back tonight at a little after 9 p.m. Pacific Time tonight.
Some big multi-billion-dollar corporation would like to announce something.
Why?
Developers, developers, developers!
で、フタをあけたらこの知らせだったというわけ。4/16にMicrosoftがSilverlightを発表し、同日、AdobeがAdobe Media Player (with DRM)を発表した話は本ブログでも書いたとおり。あんまり日本では取り上げらなかったけど今回はどうだろうか?

で、今回のニュースは3つの意味があると思う。
  1. Desktopアプリにおけるリッチなユーザー体験をめぐってさらにMicrosoftとAdobeがバチバチ火花を散らすってこと(Robert曰く、"firing its guns")
  2. Web 2.0 Expoでも話題になった、Widgets/Badges/Gadgets領域で優位になるだろうってこと。例えばこんなの → Ely Greenfield’s DisplayShelf componentDemoCode
  3. Flash環境はOpenかどうかという議論に終止符を打つだろうってこと
オープンソースライセンス形式はMozilla public licenseで、Tamarin projectとしてAction ScriptのVMをオープンソース化した時と同じだ。開発者を取り込んだ方が勝ちという意味では、Adobeは正しい選択をしたと思うし、一方でAcrobatなどプロプライエタリ製品はちゃんと残しているし、バカ売れとは言えないFlexをオープンソース化したところで財務的にはあまり痛くはないと思う。もし、Macromediaを買収した時点でここまで考えていたとしたらたいしたもの。

オープンソースとしてリリースされる予定のものは、
  • Flexコンパイラ (mxmlc, compc, asc)
  • Flexコマンドライン・デバッガ
  • View sourceユーティリティ
  • 自動テスト化フレームワーク
  • Flexコア・コンポーネント・ライブラリ(Apolloコンポーネント含む)
  • Build用スクリプト群
  • Web層コンパイラ
  • Flex-Ajaxブリッジ(既にオープンソースだが、ライセンスがMITからMPL)
だそうだ。さらにここでGoogleが絡む。サポートや議論のためにOpen Source Flex Google Groupが存在する。Adobeとしてはそれでも保証が欲しい企業ユーザーのために、有償でFlexサポートを提供するとのこと。コミュニティは既にFlex Beta 2の頃から形成されていて十分に育っているというのも魅力。

一方、MicrosoftのSilverlightは評判は悪くないのだが決定的な「ねじれ構造」を持つ。彼らが強いEnterprise市場はWeb 2.0とかXAMLどころではないということだ(内部統制だ、Thin Clientだという話はあってもね)。SharePoint Server 2007はSilverlightコンテンツを扱えるようになるだろうがそういった使い方の需要は多くないだろう。企業向けアプリではAdobeは劣勢(.net > Flex)だが、現在Web 2.0が展開されている、B2C市場ではAdobeはいい戦いをするのではないか?それを決めるのはどの記事にも書いてある通り、「開発者達」だ。

最後に、Robert Scoble自ら、FlexアーキテクトのEly GreenfieldとFlex製品担当副社長のDavid WadhwaniにインタビューしているPodCastを紹介しておきます(冒頭、大き目の音で入るのでちょっと注意)。



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Links for 2007-04-25

本日はリンクだけです...。

Tronto = Mash Up Paradise

トロントを舞台にしたGoogle Mapsのマッシュアップは凄い。Mash Up Paradiseと呼ばせてもらおう。まずはSpeed Traps in the GTA(ネズミ捕り)ね。
XYYZ: Email for guys in Toronto with stuff they can actually use:
Each month we mash up a Google map with something of interest to guys in Toronto. And what could be more interesting than the location of the city's speed traps?

そして、新たな景観政策の素案に対する市民意見の募集を打ち出した京都市も是非やって欲しい、
Illegal billboards in Toronto(違法看板マップ)


こんなもんじゃない、まだまだある。
探せばまだありそうだ。恐るべし、トロント。でもBay Areaにはかなわないのかな?

とはいえ、日本でもゴルフ場のコースをGoogle Earthで確認してる主婦の方々がいると、とあるダンナさんから聞きました。「何故わざわざGoogle Earth?」と聞いたら、ぎゅーんと地球が回ってゴルフ場に到達するのが快感らしい(笑) 意外なところからマッシュアップがブレイクするかもねー。


[Via Google Maps Mania]

美しき検索人生

4/19にGoogle Web Historyが始まったことは、日本でも一部ニュースで報じられたので知っている人もいるだろう。
  1. 表示言語が英語
  2. Googleアカウントでログインしている
  3. ToolBarを導入していて、PageRankをONにしている
の条件が揃っていないとだめなんだけど検索履歴が時系列で出てくる。過去に検索したサイトを探すは簡単だし、各履歴は個別に削除できる。



と言っても、これを見たら「こんな詳細に検索履歴がネットの向こうに残るなんて!」と怖がるのが普通の感覚だと思う。そう、僕はこの日の12:22amに「tara-tara-tara」を検索してた、間違いなく。Kathy Sierraのブログかなんかで見かけたこのフレーズがずっと気になっていたのですよ。Tara Huntのことなのか、それとも擬態語かってね。

確かに気持ち悪い。しかし僕が何をしていたかはデジタルデータとなってたぶん100年後も200年後も残るかもしれない。生きた証、検索の軌跡がね。何代目かの孫が「おじいちゃんは○月×日にtara-tara-taraを検索していたのか」と驚くかもしれない。不都合な検索履歴は消せることになっているわけなので「美しき検索人生」を残すことも理論的には一応可能。本当はエロいのばっかりだとしてもね(笑)

いずれにせよ、いろんな理由で証を残したい人々はたくさん居ると思う。そういう方からすればプライバシーはささいなことかもしれない。

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University of Iowa Farm Machine Music

ピタゴラスィッチを調べてたらこれに遭遇。ひえええ!

アイオワ大学(?)で組立てられたとか、組み立てて調整するのに13029時間かかったとか?

うーん、何だか変だと思った人はここを見よ。フル・バージョン(オリジナル)はここだよん(最初はCMなので注意)。

Web 2.0 Expoメモ

先日開催されたWeb 2.0 Expoの内容について、日本語記事が出るかと思って待ってたんだけど、「11/15~16にWeb 2.0 EXPO Tokyoが開かれるぞ、Tim O'reillyが来日するぞ」ってニュースしか見当たらないので、R/WWなどから拾った情報を備忘録代わりにサマっておきます。

*概要*
Web 2.0 Expoは3回目。開催する度に名称が変わり、2005年は「Web 2.0 Conference in 2005」、昨年は「Web 2.0 Summit」。今年は最高の人出で1万人~1万6千人くらいだったそう。顔ぶれも、ディベロッパー・デザイナー・ビジネスマン・投資家・ブロガーなどなど。Laughingsquidに会場でのスナップが掲載されてる。楽しそう。
*特徴*
今年は企業向けのStartUpsが注目を浴びたようだ。SMEという言葉がよく出てくるので何かと思ったら、Small and Medium Enterprise - つまり中小企業の略だった。

まず、VisualStudioやEclipseとは異なるWebベースのアプリ開発環境が出始めているということで、Bungee Labsの名前が挙がっている。Ningはphpによる汎用Webアプリ開発を目指してたけど、今やソーシャルアプリのクローンツールになってしまったし、企業というより個人やベンチャーにフォーカスしてる。一方こちらは明らかに企業向けだ。僕も早速レジスト(ベータ案内は5月から)。驚くような新しい機能があるわけじゃないんだけど、本当に使えそうか見てみたいので...。

これ以外には文書管理のEgnyte(キーワードは共有、自動整理、パワフルな検索、同期)とOne-Time Access CodeソリューションのVidoop(ビデオはここ)、サイト分析のrobotreplay.comの名が挙がる。

Single Sign OnのOpenIDも確実に広がっている。セッションスライドはここ(pdf)
*ポイント*
  • 消費者向けから、企業向けStartUpsが台頭してきてる(そういえば、先週は郵便局がSalesforce.com採用ってことで一部で話題になったね)
  • ベンチャー投資の変化(破壊)。巨大資金を投入するスタイルではなく、小さく投資を始めるところが増えた
  • TechCrunchの読者やこのカンファレンスに集うような人々はマイナーで特殊な存在。自分達は市場ではない。市場である実世界(梅田さん言うところの「コチラ側」の世界)からは理解されていない
  • ソーシャルメディアに向けてのSEOも無視できなくなってきた。WidgetとかバッジはCPM(Cost per Mill:広告表示1,000回あたりのコスト)がいいらしい。YouTubeやTwitterがいい例。Dion Hinchcliffeによれば「DIY現象」だそうだ。これからはアフィリエイトもWidget時代?
  • PCだけに注目してちゃだめ。倍以上の人口ベースを持つケータイ市場もある。先は長いし、謙虚に行こう。次のカンファレンスはインドか中国でやる?
  • 次は、オフラインWebアプリが大きな波。Adobeのapolloデモはalpha段階なのにスゴかった
  • Geekはプレセンが悲惨。コミュニケーション能力が....
*拾い物*

[Via Web 2.0 Expo Wrapup, More Thoughts On Web 2.0 Expo, Web 2.0 Expo: All Things Widgets]

変なオモチャ

Acrobotsというらしい。AdobeのCrawlerから思ったら、これを再現したもののようだ。Amazonでも売っている



ここから辿れるfeedtheheadもとっても変。でも面白い。調べてみたら、大元は独立アーティストであるPatrick Smith氏のVectorparkのようだ。

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選挙カーの単純接触効果

いろんな方がブログに書いてますが、ウルサイことこの上ない。最終日の今日は選挙カー乱れ打ちって感じでした。連続して3台が交互に通るわ、マンションの前で静止して連呼するわ...。「うるさくしてすみません」と叫びまくるのってどう考えても矛盾してる。ったく、21世紀とは思えないな。

当選したら一般市民には見向きもしないのだろうが、選挙期間だけは「我慢我慢」と思って彼らは連呼す る。無論、聞かされる方も我慢の日々。滑稽極まりない風景だ。これ、8:00~20:00は法律の規制外なんだよねー。引用してみるとこうだ。
公職選挙法 第十四章~第十六章:
(連呼行為等の禁止)
第二百一条の十三 政党その他の政治活動を行う団体は、各選挙につき、その選挙の期日の公示又は告示の日からその選挙の当日までの間に限り、政治活動のため、次の各号に掲げる行為をすることができない。ただし、第一号の連呼行為については、この章の規定による政談演説会の会場及び街頭政談演説の場所においてする場合並びに午前八時から午後八時までの間に限り、この章の規定により政策の普及宣伝及び演説の告知のために使用される自動車の上においてする場合並びに第三号の文書図画の頒布については、この章の規定による政談演説会の会場においてする場合は、この限りでない。
中にはこんな候補者達もいるが超少数派だ。
選挙カーでの遊説は人の迷惑も顧みない騒音行為だから、反感こそ沸いても良い感情など生まれるべくもない。喉元過ぎれば、の国民性もあるから、次の選挙の時にはまた同じことボヤいてるんだろうなと思いつつ、効果の面からは誰が考えても「?」であることがわかるはずのことを何故繰り返すのかと思ってちょっと調べてみた。

選挙カーの理論みたいなのがあると面白かったのだが、そういう都合のいい理論はなくて(笑)、
Mere Exposure Theory(Exposure Theory)(単純接触理論)だろうということを書いている方がいた。数多く接触した相手には好意を抱くという社会心理学の理論だ。写真を被験者に見せる実験結果を通して1968年にこれを唱えたRobert B. Zajonc教授の名から「ザイアンスの単純接触効果」と呼ばれているが、なぜかこれが「サイオン効果」に化けて、アフィリエイトサイトで「あなたもザイオン効果で大儲け」みたいな使われ方をしている。実際は人間の心理はそんな単純じゃなくて、ザイアンスの単純接触効果だけならストーカー行為はとっても効果的!という話になってしまうぞ。

で、こういう話になると、選挙運動におけるインターネット解禁みたいな話になるのだけど、これはこれでスパムが増えそうな気がする。候補者は必死だし、罪悪感もなく個人宛に1日1000通くらいメールを送りつけても不思議ではない。候補者ブログは、なりすまし・炎上やDOS攻撃とか収拾つかなくなる恐れもある。そういえば、今月はじめに「MySpaceが大統領予備選挙を開催」なんてニュースがTechCrunchで報じられたけど、こういうインターネットを使った予測市場っぽい選挙みたいなのは、実際の選挙でアナウンスメント効果が作用しないのだろうか。そういうものも折り込まれるから予測市場なのかな?

そんなこんなで心理学関係をいろいろ調べてたら面白そうな本があった。最初は値段がヒトケタ違うんちゃうか?と驚いたが、学術本なのでこんなもんか。「ヤバい経済学」にハマっている某氏にもリコメンしとこっと。

ヒルガードの心理学
スミス バーバラ・L. フレデリックソン ノーレン ホーセクマ ジェフリ ロフタス Edward E. Smith Barbara L. Fredrickson Susan Nolen‐Hoeksema Geoffrey R. Loftus 内田 一成
ブレーン出版 (2005/11)
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おすすめ度の平均: 4.5
5 ぜひ読んで頂きたい一冊
5 臨床心理士試験合格しました。
5 留学してとっても役に立ちました

Docs&Spreadsheetsにグラフ機能追加

Google Docs&Spreadsheetsにグラフ機能が加わった。スケールを調整できないとかまだまだ発展途上だが、簡単なグラフなら問題ない。グラフはイメージとして保存できる。



昨日書いた「著名Webサイトの可用性」のダウン時間部分を早速グラフにしてみたよん。Spreadsheetsは一応公開してあります

ただ、世間的には、PowerPoint相当を無償で出すことを認めたニュースとTonic Systemsを買収した発表が話題になっているので、グラフのことはあまり取り上げられていませんね。Tonic Systemsはサンフランシスコとメルボルンを拠点とし、Javaプレゼンテーション自動化製品やソリューションによる文書管理系を得意とする会社。以前からプレゼンソフトを一緒に開発していたとのこと。Web 2.0 ExpoでCEOのEric Schmidtは、MS Officeと競合するというJohn Battelleのツッコミを「機能的にMS Officeをカバーしてないし、する気もないから」否定してますが、これは出てみるまでは(「Due Dateは夏」とOfficial Google Blogには書かれている)なんとも言えないな。

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Voicethread

Web 2.0系スライドショーはいろいろあれど、VoiceThreadは面白い。最近はPicasa Web Albumを愛用している僕も食指が動いてしまいました。何が面白いかというと、コメントを声で付けられること。言ってしまえばニコニコ動画路線。写真展で絵を見て友達と「あーだ、こーだ」言う感覚。Twitterの件もそうだけど、やっぱり皆どこかで繋がっていたいのかな。

下に埋め込んでみました。「Type」で文字コメントを、「Record」で声コメントを貼り付けることができまする。



Voicethreadの使い方は簡単。レジストして確認メールが来たら、中に書かれているConfirmation用リンクをクリックするとすぐに使えるようになる。GUIも操作の流れに沿って適度にAjax化されていて使いやすい。もちろん音声登録もできるが、今回は声は入れませんでした(汗)

スライドショー自体は最近の時流というか、Flashオブジェクトとしてブログ等に簡単に埋め込めるようになっている。さらに公開・非公開を選ぶことができて、閉じたグループで「あーだ、こーだ」のコメントを楽しむこともできる。宴会とか旅行の写真でやってみると結構ウケるんじゃないかな?



目の付け所というか、非常にSmartなStartUpだと感じましたです。

[Via O'Reilly Radar]

著名Webサイトの可用性

4月12日にリンクだけ紹介したDowntime in 2007 for the Alexa top 20 websitesだが、2007/1/1 ~ 3/31のダウンタイム値なので、軒並みThree nine (99.9%)以上と可用性となってしまい、あまり参考にならない。そこで、2006/4/1 ~ 2007/3/31の期間で可用性(availability)を表にしてみた。並びはAlexa Top 20の降順だ。

サイト名
ダウン時間
(2006/4/1-2007/3/31)
可用性
yahoo.com
1時間22分48秒
99.984%
google.com
19分
99.996%
myspace.com
16時間42分
99.809%
msn.com
34時間9分99.610%
ebay.com
14分99.997%
youtube.com
23時間52分99.728%
facebook.com
3時間00分99.966%
wikipedia.org
21時間19分99.757%
craigslist.org
8時間7分99.907%
live.com
34時間42分99.604%
amazon.com
2時間55分99.967%
blogger.com
24時間40分99.718%
go.com
13時間5分99.851%
aol.com
19分99.996%
microsoft.com
26分99.995%
cnn.com
37分99.993%
comcast.net27分
99.995%
imdb.com9時間54分99.887%
flickr.com
58分99.989%
photobucket.com
4時間41分
99.947%

ダウン時間のソースはPingdom GIGRIBに掲載されているデータ。各サイト名をクリックすると、元データを見られるようにしてある(GIGRIBは"Green Is Good, Red Is Bad"の略)。

ダウンの判定だが、Pingかと思ったらそうではない。サイトの説明によれば、HTTP HEAD要求を投げ、応答が402, 404と5xx以外なら稼動していると見做すとのこと。また誤差をなくすために1度のやりとりではなく、一定の時間窓を設定し、その範囲で60%がダウンを示す値なら「サイトがダウンしている」とマークされる。

これを見ると、Yahoo(Three nine), Google,Ebay(Four nine)はトラフィック量を考えるとやはりすごい。aolやMS本家、CNNなどもFour nineだ。また、ECサイトを作ったことがある方なら、あのてんこ盛りの機能で本格トランザクションシステムのamazonが年間通じて99.9%以上だということにも感心すると思う。一方、Google系列とはいえ、YouTubeやBloggerは「うーむ」という印象。Bloggerは途中から動的コンテンツに変わったので一概に言えないけどね。

尤も、このモニタリングシステムには盲点がある。障害時や保守時に「修復中です」などのアナウンスページに即座に切り替えるシステムがあると、HTTP応答としては正常なのでダウン中とはカウントされないということ。よって、そういうことも含めた「可用性」なので過信しない方がいいだろう。

ところで、このデータを提供してくれているPingdomというサイトは、サービス監視をテーマにした珍しいというか面白いWeb 2.0 Start upだと思う。応答時間などの情報をメール通知してくれたりするフル・サービスの他、今回利用したPingdom GIGRIBは、監視データを無償で利用できる。専用クライアントをダウンロードして、任意のサイトを10個までを登録できたりするようだ。Royal Pingdomというブログも他にあまりないWeb運用ネタが多く、たまにチェックすると拾い物記事が見つかるかも。例えば、Google's Next-Gen of Sneakernetとか。

Spockはやっぱりすごいのかな?

Tim O'Reillyが特定のStart Upをベタ褒めするなんて珍しいと思ったので、ちょっと紹介しようと思い日曜日の夜に記事を書き始めたんだけど、考えがまとまらず放置していた分。考えたところまで書いておく。
O'Reilly Radar > Why I'm so excited about Spock:
Michael Arrington wrote the other day about spock, the new people search engine, but I have to say that I don't think he did it justice. Spock is really cool, and performs a unique function that is well outside the range of capabilities of current search engines. What's more, it's got a fabulous interface for harvesting user contribution to improve its results.
Spockは人物検索アプリケーション。Spockはだいたい200サイトくらいをクロールしているんだけど、「えっ?少なすぎじゃない」って思うでしょ。しかしSpockのクロールはGoogleやYahooといった巨大検索エンジンとは全く違う。まず、探すサイトはWikipedia, IMDB, MySpaceや先行している同業のLinkedInなどだ。さらにSpockのロボットは自動的にその人物タグのクラス・タグを付けてゆく。クリントン前米大統領の場合は、「前アメリカ大統領」、「偉大なリーダー」、「浮気者」、「左利き」、「民主党」、「サックスホーン奏者」といったものらしい。「らしい」と書いたのは、このサービスは招待制で僕はまだ試せないからだ。とはいうものの、先週TechCrunch日本語訳)でも紹介されているから、サービスの概要はそちらをどうぞ。

Spockのやり方は
、Entity Resolution(ER)というそうだ。ERと言ってもCoddのER(Entity-Relationship)-modelと は関係ない。Entity ResolutionはNo Relationshipを前提にしているからだ。これはむしろ一見関係のないところにどうやって関係性を見出すかという話。興味のある人はスタンフォード大学にある、以下の論文をあたるとよいと思われる。
このSpock、サービス開始前にも関わらず、VCから700万ドルを集めた。一体、どうして? 前述したように人物検索サービスはSpockが初めてではない。LinkedInZoomInfoは数年前からビジネス経営者層をターゲットに起業している。LinkedInは最初はコンタクトサイトとして始まり、ユーザー同士がコンタクトすることを許可していたが、登録プロファイル数を増やすべく、よりオープンなやり方に移行し、欧州やアジアへ進出し始めている。

ZoomInfoは2900万を有償サブスクリプションで提供する。LinkedInは290万のプロファイルを有する。いずれも2008年までに1億プロファイルを目指すらしい。一方で、Spockはなんと最初から1億人を目指す。それも共同創始者のJaideep SinghとJay Bhattiの2人だけでだ。こんなことができるとしたら、Entity Resolution方式によるところだろうし、VCの注目を浴びる理由もそこではないだろうか。

検索市場はまだまだ奥が深い。「What Google Can’t Do(Googleができないこと)」という記事があって、マルチメディア検索や垂直検索に弱いとしている。

Webを探すならGoogle。

本を探すならAmazon。

では、人を探すなら....?

答えはGoogleでなくても不思議はないだろう。拡大する空間Twitter - いつか来た道?(déjà vu)で触れたように、「2001年~2010年はフィジカル、つまりリアルとの融合の時代だとすれば、実世界に存在する人の検索は有望な領域だと思う。そういえば先日「IBM、マイクロソフト、そしてグーグルに至る道程」という記事が人気を集めていた。その最後には「2010~15年あたりに、グーグルを脅かすことになる企業が産声をあげる」とあるが、それはSpockのような企業かもしれないな。

あと、MIXIが今の停滞(衰退?)は脱却するにはSpock路線かな?と、ふと思った次第。

Links for 2007-04-16

とりあえず、急ぎで...。
2つ目と3つ目のニュースだけど、AdobeはFlashがあるのに何故これをリリース(というか計画発表)したのか?答えはDRM。FlashにはネイティブのDRM機能がない。では、MicrosoftはFlashは98%のシェアを持つにも関わらず、何故、SilverLightを?

いろんな記事によれば、Any Platformでのリッチな体験をもたらすVideoマーケットを狙っているってことなんですが、いわゆるお得意のコテコテ路線ですね。Adobeもコテコテ路線なので、どっちが激しくコテコテにできるのかというとよくわかりません。MXML vs XAML。見方を変えればMicrosoftもAdobeもデスクトップが今後も主戦場であってほしいわけで。

僕的にはGoolgeにAdobeを買ってもらって、Firefoxと組んでSimple路線で勝負してほしい気がします。現在、ブラウザに内蔵されているXULではVideo戦場における勝ち目はないと思いますが、そこはGoogleに頑張ってもらって...。

ハートに突撃

桜も見納めかと思って、まだ咲いている場所を探していたら、Google Mapsでハート(♥)型の巨大な湖みたいなものを発見! 「なんじゃこりゃ?」と思って調べたら、渡良瀬遊水地(Watarase Flood Control Basin)だった。で、早速行って来た(笑)

From Watarase

一言、「疲れた」。

先月、ヨシ焼があったので間の抜けた感じがしないでもないが、その分見通しがよくて、広さを体験できた、っていうか、広すぎ。東京ドームの約700倍の広さなんだそうだ。

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Links for 2007-04-12

昨日から今日にかけて面白そうな記事がたくさんあった。深読みしてないので、とりあえずリンクと1行コメントのみ。
最近はフィルタリングしても、とりあげたい記事が多すぎて追いかけきれないんだよね...(弱気)

5月31日はGoogle開発者の日、そして...

拡大する空間で開発者の質・量の拡大について触れたんだけど、お昼前に世界10ヶ国向けに、Google初の開発者向け大規模カンファレンスのアナウンスがあった。東京は即日満員。すごー、というか、まあ日本ではこの手の大規模イベントがなかっただけに当たり前という感じだけど。

内容はGoogle Maps API、KML, Google Web Toolkit、 Google Gadget , AJAX サーチの解説が中心になるとのこと。



Web 1.0(あるいはそれ以前の)企業のカンファレンスと違って、Macromedia MAXのときみたいに、若い方が多いことが予想される。他のGooglerに会えるというだけでもワクワクするし、雰囲気的にも楽しい1日になるだろうな。某社のカンファレンスみたいにスーツなんか着て行くと恥ずかしい思いするかも。

参加できない人のために、Live Streaming Webcastと、YouTubeチャネルによるビデオ配信があるとのこと。

そして、もうひとつビッグニュース。
IT|Redux - Office 2.0 Japan:
Many readers of this blog are from Japan, and several of them have recently expressed interest for an Office 2.0 meeting to be organized there. After some preliminary investigations, we have decided to organize such an event, albeit at a small scale, to take place in Tokyo on June 26th.
あの"Mr. Office 2.0" Ismaelが日本にやってくるのですよ。6月26日に「Office 2.0 Japan」と題して、小規模ながらイベントが行われるみたい。Ismael担当分以外の詳細は決まっておらず、アイデア募集中らしい。今はメールで問い合わせるしかないが、要注目。「Zoho+SAP」で触れたアドベントネット株式会社とかも参加するのかな?

GMailは遅れているって?

You've Got Webmail」という記事で、PC MAGAZINEが以下の4種類のWebメール比較のサマライズを行っている。
  • AIM Mail
  • Opera Web Mail
  • Windows Live Hotmail (beta)
  • Yahoo! Mail (beta)
曰く、GMailは、無制限をアナウンスしたYahooを筆頭にストレージ容量面でキャッチアップされ始めた(Operaを除く)だけでなく、ユーザーインターフェースにおいてGMailとは明らかに違うアプローチとしてDrag-and-Dropを採用したために(やはりOperaを除く)、ユーザーインターフェースではむしろ遅れを取るようになったと述べる。そして、Windows Live Hotmail (beta)とYahoo! Mail (beta)をEditors' Choiceとしている。

この記事、見事にGMailの本質を見誤っている。XMLHttpRequestを紹介したMSが何故Ajaxで第一人者になれなかったか? PC買い換える時ならいざ知らず、途中でOffice2007にバージョンアップしようなんていう気にならないのは何故か?Windows Live Hotmail (beta)はOutlookみたいと褒めていて「バカじゃないのか」と思ったら、一対一で論破している記事があった。
GMailは、XMLHttpRequestによる非同期通信による応答性、素晴らしい検索機能や整列機能、キーボードショートカットなど、「Search-Orientedアーキテクチャ」な面がウケているのであって、Microsoft的な価値観で支持されているわけではない。日本でも、Danさんが別記事の後半で同様のことを述べている。
ただ、英文記事の最後にもあるように、全体として脱デスクトップが進み、Webメールが多様化するのは健全な動きだろう。GMailをまだ使っていないサイレントマジョリティは、もしかしたらMicrosoft的な価値観をWebメールでも支持するかもしれないので、戦略として間違っているかどうかは何とも言えない。皆同じでは困る。

Save As Image

Web画面でスクロール部分も含めたハードコピーを取るには、Screengrab!という有名なFirefox機能拡張がありますが、今回紹介するのはほぼ同様の機能を持った「Save As Image」で、同じくFirefox機能拡張。

利点は軽いこと(10KB)と解像度が4種類(Low,Medium,High,Best)指定できること。右クリックかFileメニューから「Save Page As Image」を選ぶだけ。拡張子は.pngになっていますが、.jpgに変更すれば、JPEG形式で保存できます。



Flashの部分はFirefox自身が対応してないのでだめ。ScreenGrab!の方は、Javaがインストールされていれば採取できます。

Mozilla.orgの機能拡張ダウンロードページ
ちなみに、Firefox3ではページがpdfで保存ができるようになるようです。

[Via Mozilla Links]

「今何処にいる」が共有される?

先日、Google MapsにMyMaps機能が追加されたが、早くもこんなStartUpが出来ている。
MyMapは人にある場所への道順を教える時にすごく便利。この前行った北鎌倉もこんな感じだし、Google Earthではこんな感じだ。KMLに落とせるのがいいねえ。

Twitterとか、ライバルとの声もあがり始めたJaiku(140文字は俳句みたいとの声があったので、それをもじったものと思われる)なんかが「今何してる」を共有するので、Google MyMapsを用いて「今何処にいる」が共有されてもそろそろ不思議ではない。

尤も、女性なんかはパブリックにするのはアレなので、現実的なStartUpは「募集中のオレはここですよん」みたいなやつ?

ブロガー行動規範の草案

Tim O'Reilly曰く、ブロガー行動規範の草案ができたようだ。合わせてこれに従った空間であることを示すバッジ(右図)も作られた。細かい説明は原文を参照願うとして、おおまかには以下の通り。
  1. 自らの言葉に責任を持ち、自らのブログにおける、基本的な礼儀標準を確認できないコメントを制限する権利を有する
  2. (本人に)直接言えないようなことはオンラインでも言わない
  3. 緊張がエスカレートしたら、公に応答する前にプライベートでつながる
  4. 誰かがアンフェアに他人を攻撃している場合は対応する
  5. 匿名コメントを許さない
  6. 荒らしは無視
  7. ブログ運営者がサービス条件をより精力的に強制することを奨励する
ご存知のように、今回の動きキャシーへの殺人脅迫に端を発したものだ。前回の記事でも触れたように、Timはブロガー行動規範策定のための呼びかけを行っていたが、BlogHer Community Guidelinesを参考にしつつ、Blogging Wikiaにおけるレビュー・プロセスを通じて、練り上げが今も行われている。Timによれば、レビューには一定の期間が必要なので、「まだ確定はしたくない」とのことだ。

6の「匿名コメントを許さない」は気になるところだが、「コメント者へは投稿前に有効なメールアドレスを提示することを要求する。ただ、実名ではなく本人を確認する別名でも許可する」とあるので、メールで連絡が取れる場合はコメント可能と解釈しました。


また、「何でもアリ」のサイト向けには、それとわかるバッジ(上図)と文章を掲示することを提案している。
This is an open, uncensored forum. We are not responsible for the comments of any poster, and when discussions get heated, crude language, insults and other "off color" comments may be encountered. Participate in this site at your own risk.

これは開かれ、無検閲のフォーラムです。我々はいかなる投稿者のコメントにも責任を持ちません。議論がヒートしたり、下品な言葉や侮辱、青ざめるコメントに遭遇するかもしれません。自己責任でこのサイトに参加してください。
ただ、大御所Timの呼びかけにもかかわらず、皆がこれに賛同しているわけではないようだ。
Deep Jive Interests » Why Are We *Still* Confusing “Blogging Code of Conduct” With “Having a Comments Policy”?:
So, is it important to have a Bloggers Code of Conduct? No. And the whole issue of civility and collegiality is only one aspect of it.
But should we all have a comments policy that is clearly written and understood? Sure.
Tony Hungは、「匿名コメントを許す、許さない」「荒らしコメントを削除する、しない」などポリシーをシンプルに掲げればいいだけ、BlogHeraldみたいにね。だいたい荒らすのはブロガーじゃないんだから、という意見。TechCrunchのMichael Arringtonもこれに賛同している

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北鎌倉

From KitaKamakura

花見といえば人々はたぶん桜名所に行くだろうってことで、裏をかいて北鎌倉。なかなかキレイでした。

ジョブズもゲイツも友達?

Twitter、ちょっとなめていたかも。だってスティーブ・ジョブズからメッセージ入っちゃうんだもん(笑)



TwitterはWebでなく、IMやSMSケータイでも使えるってことで、GTalkで試してみた。
  1. (Twitterでアカウント登録)
  2. 「Setting」→「Phone & IM」で、GTalkを選んでIDを入力後、「SAVE」
  3. GTalk側でtwitter@twitter.comを友達として登録
  4. Twitter画面上のキーワード(下では「dtptjt」)をGTalk側から入力



  5. メッセージを受け取りたい人が居たら、GTalkで「follow Twitterのid名」を入力。「friend Twitterのid名」は、相手が自分のことを知らない場合はやめておきましょう
  6. メッセージを受け取るのを一時的に止めたいときは、「leave Twitterのid名」「delete Twitterのid名」があるけど、web側(http://twitter.com/friends)でやった方が間違えなくていいと思う
Robert ScobleBiz StoneTara Huntいった有名ブロガーや、John Edwards, Steve Jobs, Bill Gatesまでが、Twitterでメッセージを公開している。

→ Steve JobsもBill Gatesは釣り(ニセ)だった。簡単に釣られすぎ orz.... (詳しくはココを)

ビルゲイツはともかく、ジョブズは有名な方々も結構まめにメッセージを更新しているので、友達感覚というのもあながちウソではない。無論、あくまで「感覚」であって、勝手にTwitterメッセージを購読しているだけなので、本当に「オレは友達」と思い込まないように(笑)

他にも、ニュースフィードをTwitter→GTalk(等のIM)で購読することができるのも面白い使い方だと思う。
RSS配信とほぼ同時に表題がIMに飛び込んでくるので、ニュースに敏感な人は、RSS Readerよりも遥かに使い勝手がいいんじゃないかな(もちろん、本文はリンクを辿らないと読めない)。これは、RSS本家のDave Winer氏言うところの、「River of News(ニュースの河)スタイル・アグリゲーター」らしい。

ちなみにTwitterメッセージは「読み逃げご免」の世界ですからねー。あと、Fakeに注意(汗)

*Updated*
Google MapsでTwitterイベントをモニタリングするtwittervisionもなかなかユニークですぞ。

Twitter - いつか来た道?(déjà vu)

メディア・パブさんの記事で既報の通り、先月からTwitterブームが爆発中だ。SXSW conferenceあたりからかな? Twitterの意味は「さえずり」つまり「ピヨピヨ」だ。「今何してる?」だけをひたすら共有するWeb 2.0 Start Up。

TwitterはObviousがサービスしている。先日紹介した、Odeoを売りに出してる企業(Odeoの売り方参照)でもある。ObviousにはBlogger開発でも一役買っていたBiz Stone氏がいるんだけど、彼のブログでニコラス・G・カー(あのIT Doesn't MatterのNicholas G. Carr)が、Twitterにハマっていることを知った。「Twitter is the telegraph system of Web 2.0」だって。

140文字という制限が生む新しい世界。Nickはこれを「Web 2.0時代の電信」、つまり、モールス信号だと形容したわけです。あまりに単純すぎて、差別化できない。World is flat。人類みな兄弟。

先日来取り上げている、キャシー(Kathy Sierra)は、あの事件の前、何故Twitter中毒になるかを説明している。
  1. スロットマシーンみたい。(不確定だが)断続的に小さな喜びがある
  2. 本当に「ツナガッテル」感じ。ショートメッセージの連続により、時間・場所を超えて、他人の感情が伝わる
これ読むと、モバゲータウン(Mobage-Town)とかの日本のケータイ文化のように思える。

Nickに戻るが、彼はこう言っている。
Rough Type: Nicholas Carr's Blog: Twitter dot dash:
The great paradox of 'social networking' is that it uses narcissism as the glue for 'community.' Being online means being alone, and being in an online community means being alone together.

「ソーシャルネットワーキング」の偉大な矛盾は「自己愛」がコミュニティの接着剤になっていることだ。オンラインであることは、孤独であることを意味する。そして、オンライン共同体とは「みんな一緒の孤独」を意味している。
既視感?どこかで聞いたような?
Rough Type: Nicholas Carr's Blog: Twitter dot dash:
As the physical world takes on more of the characteristics of a simulation, we seek reality in the simulated world. At least there we can be confident that the simulation is real.

物理的な世界がより一層のシミュレーション特性を見せるとき、僕らは(逆に)シミュレートされた世界で現実を求めるのだ。
これは先日の拡大する空間で述べた、この10年の物理への回帰の話に一部通じていると思えるなあ。

まあ、Twitterをめぐる子供のようなはしゃぎっぷりを見ると、「アメリカは遅れてる」と言い出す若者が居ても不思議ではない気がする。Twitter / nytimesなんかを見ると、「すわ、micro media到来?」なんて少し思えて、この先の展開はわからないけどねー。

ブログ翻訳記事の盲点?

3月21日に書いたWebサイトがWebサービスになるときについて、Cnet Japanで完全日本語訳が掲載されましたね。是非、一読をお薦めします。
この記事は著者である、Alex Iskoldとコメント投稿者のやりとりが結構ミソだったりするので、それも日本語訳で掲載してほしいと思うが、コメント者の許諾が取れない(取りにくい)ので難しいのだろう。ブログ翻訳記事の盲点かもしれない。

あと、ここでは便宜的に使っている「Web3.0」というラベルが一人歩きするんではないかと。勘違いWeb3.0特集記事とか出そうな予感が...。

Australia Dayでの航空写真

Super Google Mapsという記事で、zパラメタを変更してレベル22とか23の写真(衛星ではなく航空写真)を見る方法を紹介したが、そんなことしなくても見られるエリアがみつかった。





これらはレベル22。他にもあるよ。全部、シドニーです。
これじゃ、おちおち歩いたり寝たりできない? 実は、Google auは1月27日(Australia Day)に「こんな飛行機で撮るぞ!」と事前アナウンスしていたらしいのだ(現在はアナウンスページは消えている)。でも、大丈夫。新聞社(The Sydney Morning Herald)のブログ・アーカイブに報じられている。何故、シドニーなのか、何故、Audtralia Dayなのか、とかもね。
事前アナウンスを受けて、こんなことをやった連中もいるようだ。楽しそう。

[Via Google Earth Blog]