先日買った、村上龍&はまのゆかのシールド(盾)を読了。絵本チックで文字数がそれほど多くないので比較的短時間で読むことができるが、得られるものは分厚い本と変わらないと思う。
自分と重なる部分もあってなかなか面白かった。この1年間で僕はシールドを2回失った。正確に言うと失うことを選択したということになるが、いずれもこの本で言う外的なシールドっぽいものであり、キジマのようでもある。大切なものや素晴らしいものは遠いところにあると不安に感じ、それを隠すためにとりあえず良く振舞おうとするのはコジマと共通している。それはこれからの外的環境の変化によって相当難しくなると考え、とりあえず現状を変えれば何か変わるだろうとシールドを脱いで歩いてみたら、別のシールドが見つかりつつあるのが今。今度は内的なシールドのような気がするなあ。まだ装着できていないのが難点(笑)
手に取ると「なんだ、意外と薄いな」と思うけど、何度も読む本になるかもしれない。今度、同窓会があるので、何人かにプレゼントしてみようかな。
[本][シールド]