Web 2.0 is a trademark of CMP and O'Reilly

CMPの顧問弁護士が、「Web 2.0 Halfday Conference」を開催するアイルランドの非営利団体「IT@Cork」に対し、「Web2.0 Conferenceや関連するWeb2.0サービスマークを断りもなしにつかうのは権利侵害だ」と書面を送った。確かに「Web 2.0 Conference」を2004年から開催したのはO'ReillyとCMPが協力してやっているのだけど、
  • Web2.0を提唱したのはO'Reillyであって、なんでCMPにグチャグチャ言われなきゃいかんのだ?
  • だいたい、IT@Corkは非営利団体じゃないか。違法利用するようなリソースも所有していない。
ということで、ちょっとした騒ぎになっている。[「Web 2.1234 ConferenceやMedecine 2.0 Conferenceはどうなんだ?」とかいう奴もいる(笑)
O’Reilly trademarks “Web 2.0″ and sets lawyers on IT@Cork! » at Tom Raftery’s I.T. views:
One of these events - the upcoming Web 2.0 half-day conference is the target of a cease and desist letter (below) from the legal team of O’Reilly publishers. Basically O’Reilly are claiming to have applied for a trademark for the term “Web 2.0″ and therefore IT@Cork can’t use the term for its conference. Apparantly use of the term “Web 2.0″ is a “flagrant violation” of their trademark rights!
O'Reillyも当然このことは知っていて、「権利を守るためなんだ。非営利団体を標的にしたのは謝る。でも、保護が必要なことはわかってくれ」と言っている。
O'Reilly Radar > Controversy about our "Web 2.0" service mark:
While we stand by the principle that we need to protect our 'Web 2.0' mark from unauthorized use in the context of conferences, we apologize for the way we initially handled the issue with IT@Cork.
いろんなブログのコメントを読むと、「Web2.1にしたら?」「"Web2.0"と"Web 2.0"は違うぞ」「信じられん」「今年のWeb2.0カンファレンスは欠席だ」とか、まあ、混乱&非難轟々。 ただ、言うべき相手がCMPなのかO'Reillyなのか両方なのかわかりにくいというのが騒ぎに拍車をかけている。書面はCMP側の弁護士が送っている。しかし、各ブログポストは最初は「O'Reillyが」と主語となっていて、追記やコメントで「はっきりさせようぜ、CMPだろ」とか、「O'Reilly Mediaが承認しているんだからO'Reillyだ」とか、いまいちよくわからん。僕は個人的には、CMPはByteDoctor Dobb's Journalを骨抜きにしてしまったので、CMPにいい印象を持っていないんだけどねー。

「Web2.0 Conference」の商標権を主張するのが適切かどうかはさておき、「Web3.0 Conference」「Web4.0 Conference」の商標申請をする奴が出てきても不思議ではないし、場合によっては「Web 999.0」くらいまで予約されてしまうかもしれん(笑) あー、不毛だ。こんな調子だと、今後何か新しい概念を提唱しても、「将来、商標権を振りかざすつもりなのかどうか」を先に確認するというか言質をとられることになるだろうなあ。

下は送りつけられた書面ね。


Cease and Desist1,
originally uploaded by RandlePMcMurphy.

*Updated*
栗原さん、警告されてましたね。サスガ。

*Updated 6/1/2006*



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