各所で早速話題になっているGoogle App Engineのプレビュー。限定10000人なので早くもアカウントは一杯。今から登録しても試すことは叶わないようだ。ただギャラリーでアプリケーションのいくつかを見ることができる他、下のVideoでも開発~デプロイの雰囲気はわかる。言語がPythonというのがGoogleらしい。
サービスとしてのプラットフォームで先行するAmazon Web Servicesを使う開発者は既に33万人も居るらしく、これから競争が始まって面白くなりそうという意見や、Read Write Webみたいに「Googleに開発環境のはじめから終わりまで支配されたいの? それってMicrosoftを恐れていたのとどう違うの?」と問題提起する向きもある。
Googleは確かに世界一のデータセンターを所有していると思うが、2月のAmazon S3のトラブル以来、XaaS(SaaS,DaaS,PaaS....)はサービス稼働状況など借り手および最終ユーザーへの説明責任上必要な機能が議論されている。また、Amazon S3は昨年から借り手がEnglishかUSかデータセンターを選べるようにしており、本来のGridの考え方を補正していると見られるが、Amazonはそういった借り手の心理にも配慮するということなのだろう。これから考えるとGoogleはそういう配慮(?)をするとは思えないは、いずれにせよ本命というか真打ち登場には違いない。
「そうそう」と思ったのはZohoの記事。Marc Andreessenによる、初期のNingは確かに早すぎるGoogle App Engineだったなあ。
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