宣伝コンテンツといえばそうなんだろうが、これがなかなか楽しい。まだ大学の数は充実してないけど、学校によってかなり色が違うのがわかる。まあ、当たり前か。
見た目、最も充実しているのはスタンフォード大学。ベンチャー向けプログラムでは、Marissa MayerとかGuy Kawasakiの講演も収録されている。ビデオコンテンツやプレゼン画面が表示される拡張Podcastもある。
UC-Berkeleyは実用派で、例えばComputer Scienceではコンピュータ入門からデータ構造、オペレーティングシステムなど、IT関係の基礎コースを一式提供してくれている(ただし、枯れた内容の講義は日本同様に眠たい感じ)。社会科学など、ほかの分野もどーんとコンテンツがあり、太っ腹な感じだ。これだけで留学したような気になれる。エージェント関係でよく出てきた、UMBCは工学系かと思ったら芸術関係のコンテンツが多い。
MITは以前からオープンコースウェアを公開しているだけあって、内容も多岐に渡ってこなれた感じ。日本関係のコース紹介も。あと、コンテンツの品揃えで頑張ってるなーと思ったのはNJIT(ニュージャージー工科大学)かな。Technology and Society Forumでは、
- Radical Evolution
- How to Win the Oil Endgame
- Designing Sociable Robots
- Energy Security and the Quiet Crisis
- Ecologically Intelligent Design
- The Impending Oil Shortage
- 21st Century Education
これから留学って人は、これで雰囲気をつかむのもよし、「あと、ン年若かったら...」と思っているおじさんは、これで青春を取り戻すのもよし。無料と言っても内容は新しく、2005年くらいのものもあるけど4月や5月に収録したものが多い。これからどんどん更新されるとしたら本当に楽しみだし、駅前留学ならぬPC前留学、いや、iPod留学/iTunes留学だな。
日本の大学も少子化のこれからは学生奪い合い(リタイアした団塊世代奪い合い?)なので、日本語版iTunes Uのコンテンツも出るだろう。子供の教育に金を惜しまない層を考えると、対象はむしろ中高か。
そうそう、無料と言えばiTunesでこんなのも拾えるよ。D5でのジョブズゲイツ競演!詳しくはsatomi氏の解説をドゾ。