SF Chronicleサンフランシスコ新聞, Internet版はSFGate.com)がヤバイという噂でちょっと騒がしい。編集長のPhil Bronsteinがスタッフに「ニュースビジネスが壊れて、誰も解決する方法を知らない」という緊急ミーティングを最近開いたことを話したようだ。伝えられるところでは、ベイエリアの複数の新聞社は記者達のレイオフを計画しているとのこと。
O'Reilly Radar > SF Chronicle in Trouble?:そもそものネタ元はあのO'Reilly。これをDave Winnerが「誰もがジャーナリストになる時代を想定し、ジャーナリズムの基本原則を教えるべく学校をリフォームせよ」「紙面での引用(Quote)を使って、ブロガー達を囲い込め」と書いて、さらにRobert Scobleが「Newspapers are dead…」とやった。
I hate to play Valleywag, but I'm hearing rumors that the San Francisco Chronicle is in big trouble. Apparently, Phil Bronstein, the editor-in-chief, told staff in a recent 'emergency meeting' that the news business 'is broken, and no one knows how to fix it.' ('And if any other paper says they do, they're lying.') Reportedly, the paper plans to announce more layoffs before the year is out.
How many future journalists are being trained for the online world?そして、83のコメントが続く。
I can tell you how many: zero.
- ジャーナリズムはブログやDiggなんかとは違う。もっと深いんだ
- 死んだのは紙の新聞であって、ニュースそのものではない
- 学校のメディア部教授陣は1960年代のままだ。デジタル拒否だ
- アメリカだけだろ。インドでは関係ない
- NYでは100年前、100種類の新聞があったが、今は2.5だ
- マイクロソフト長すぎたんじゃない?集約されてるだけで死んだのではない
- 新聞は世の中にガチガチに食い込んでて簡単には死なない。インターネットは代用にはならぬ
- 風評被害だ
- 新聞死すともジャーナリズムは死さず
- etc...
ところで、このブログへは昨年2月の「新聞離れが急激に進む」という記事への検索結果でこられる方が結構多いのですが、今回の一連のやりとりを調べられるといろいろ参考になるのではないかと思いますです。
*Updated*
てなことを書いてたら、あのライフ誌が昨日廃刊したらしい。まあ、新聞ではないですが...。
On Paper, Time Puts an End to Life - washingtonpost.com:ライフ誌は1972年に一回廃刊になってて、今回が2回目の廃刊。主たる理由はやはり広告収入減だ。
Time Inc. pulled the plug on its venerable nameplate yesterday for the third time in 35 years, saying it no longer makes sense to print the publication as a magazine. Instead, the company said it will launch a 'major portal' online to host its millions of award-winning photographs.