以前お世話になった某社のCIOは、「企業の標準オフィスソフトはプレゼンソフトとせいぜい表計算だけでいい。プレゼンソフトをオフィスで主に使っているかどうかは企業IT進化のバロメーター」とまでおっしゃっていた。ワークスタイル変革を実践しているこの企業では、ミーティングも常にプレゼン形式であり、プレゼンソフト使用頻度が最も高い。ワープロは論文や社外向けレターなどどうしても使わざるを得ない用途にだけに使われる。業界にもよるけど確かにイマドキは提案書も企画書も参考資料もプレゼン形式が主流のように思う。GoogleがPresentlyを出したら個人的には活用場面も多くなりそう、というか、Powerpointはだんだん使わなくなるだろうなあ。
愚痴になりますが、Powerpointってグラフィックを貼り付けたりするとファイル・サイズが大きくなりやすい。慣れた人なら、簡単に小さくする手段として、
- オプション設定で「高速保存」をはずす
- 印刷しないなら、ツールバーから画面用に図版を最適化する(元がJPEGやGIFでない限り効果大)
- 別名で保存する(使いまわされたpptほど効き目あり)
ディスクやメモリの無駄遣いに始まり、メール添付時のネットワークへの負荷・相手への迷惑、持ち運び時の不便さなど、この問題を放置しておいて「ナレッジワーカーの生産性向上」はないだろうよ、Microsoftさん、と思っていたら本家のサイトでこんな記事が。
社員じゃなくて外部の人の寄稿だけどね。自社のツールが売れなくなると困るのか、チラ見せみたいな解説なのがイマイチ。決定打にはなっていません。
Google Presentlyが出ればMicrosoftもちょっとはこの悪さ加減を改善するのかねえ。そんなことより、まずNXPowerLiteなんか買い取ってタダで配れよと思いますがー。
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