SUPERBARって...

Vistaの話題がめっきり減ってしまった代わりに、Windows7の話題が最近は多い。Techmemeでたまたま挙がっていたPDC2008で行われたセッションの一つ、"Welcome to the Windows 7 Desktop"を見て思ったことは、「凝って凝って凝りたおす文化は健在」。

細かい話はどうでもいいんだが、IE8のタブをタスクバーで切り替えることができるとか、タスクバーのアイコンクリックでメニューや履歴が表示されたり、どんどん高機能化。コンセプトは「Things you use all the time are at your fingertips」だとか。

"Web is the OS"派の僕としては、デスクトップOSはその存在をひたすら隠すべきと思っているが、Windows7は(も)はっきり言って逆。ある意味、期待通りだけどね。




前述のプレゼンテーションはタスクバーが主題なんだけど、「アイコンの重要性について他のオペーティングシステムから学んだ」 という発言がある。恐らくMac OS Xのドックのことを言っているんだろうが、真似はできないので、彼らは、各プログラムがタスクバー上で存在の自己主張を実現できるようにするみたい。

デモではExplorerやMedia Playerのアイコン上ではマウス・ポインタに追随してライティングのような効果が現れていた。この効果は別にライティングと決まったわけではなくて、好きなように自己主張しろというわけ。デスクトップをカスタマイズするAPIのセッションも別に行われている。Mac OS Xのように「お仕着せ」ではないよ、といいたげだ。



エンジニアリングチーム・ブログのコメント欄を見ると、「SUPEBAR!」とか「すぐ使いたい!」とか、なんというか、まあその、とっても香ばしい感じ。

いろんなところで既報だが、Office2007で採用されたリボンUIも全開だし「凝って凝って凝りたおす文化」はまだまだ続くんだろう。3rdパーティのソフトウェア会社、ハードウェア会社、ユーザートレーニングの会社などから成る彼らの生態系(エコシステム)を維持するには仕方ないと思うけどね。