大阪で最も有名なラテン語

veni_coin関西の文系の人なら、大阪日本橋の喜多商店CMのセリフ「来た、見た、買った」が、ユリウス・カエサル(Julius Caesar)がポントスのミトリダテス6世の息子のファルナケス2世(Pharnaces of Pontus, a son of Mithridates VI)との戦いに勝ったことを告げた「来た、見た、勝った」のシャレであることを知っているかもしれない。ラテン語では"veni, vidi, vici"、英語では"came, saw, conquered"だ。貨幣まで作っていたとは知らなんだ。

*訂正*
この貨幣はFake Coin(偽物)でした。Giovanni Cavino(1500-1570)が想像で作ったらしい。「ローマ人の物語」を読み直してみたら、ちゃんと写真と解説が載ってた(汗) あと、ここにも証拠写真があった。
Julius Caesar - Wikipedia, the free encyclopedia:
After spending the first months of 47 BC in Egypt, Caesar went to the Middle East, where he annihilated King Pharnaces II of Pontus in the battle of Zela; his victory was so swift and complete that he commemorated it with the words Veni, vidi, vici ('I came, I saw, I conquered').

欧米でも有名な言葉なのだが、その理由は「あまりにシンプル且つ判りやすい名言」だからだ。喜多商店のCMは1970年~1980年あたりから放映されているような気がするが、日本の大阪近辺では買い物中のオバハンでも「キタ、ミタ」と言えば、「京橋は♪→ええとこだっせ♪」ほどではないにせよ、結構な確率で「カッタ!」と答える状況が数十年続いていることは、さすがの塩野七生女史も知らないだろう(笑)
学生の選んだラテン語集:
Veni, vidi, vici.
来た、見た、勝った。

この言葉は、関西で最も有名なラテン語の一つだと思う。関西に住んでいる人なら「来た、見た、買うた!」と叫んで、お兄ちゃんが電気製品を持って飛び上がる日本橋の電気店の「喜多商店」のCMを見たことがあるはずだ。

よく見たら、ちゃんとホームページにも「来た、見た...」のアニメーションGIFが...。恐るべし、喜多商店。

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