連休は殆どブログの更新できず。日曜は和歌山県の紀ノ川市(旧那賀郡打田町)へ。もう神出鬼没です(笑)。紀ノ川沿いは自然が一杯で、気持ち良かった~♪ 目的地はJA紀ノ里が運営している「めっけもん広場」。ここは道の駅なんかでも時々見かけるいわば野菜や果物の直売所ですが、スケールが大きい。テレビでも放映されたせいもあって、奈良や大阪からも買出しに来る人が多いのです。
和歌山というだけあって柑橘系も含めて野菜がどどっとあります。ホウレンソウなんか60円! 最近は菜食主義なので、野菜の値段には結構敏感なのだ。金柑やビワとか懐かしいのもありますが、びっくりしたのはデコポンとかアンコールとか清見とか、スーパー柑橘と呼ばれる新種がいろいろあるってこと。
- アンコール
クネンボ実生のキングと地中海オレンジを交配。糖度が13度以上でメチャメチャ甘い。色が着色かと思うくらい、鮮やかなオレンジ色。皮は薄く、手に持つと固く締まった感じがする。 - 清見
正式には清見タンゴールと呼ぶらしい。日本の温州みかんと外国産のトロビタオレンジを交配したもの。パッと見は普通のミカンのように見える。甘味と酸味のバランスが良いそうだ。 - デコポン
漢字で「不知火」と書くそうだ。清見と中野3号ポンカンという品種を交配。名前の通り、デコボコがあり、萎びたような見てくれだが、糖度が高く、皮が剥き易い、種が殆ど無いとか、結構食べやすい。
えひめ村 みかんの種類:
みかん大百科
みかんの種類 ファイル4(その他柑橘類)
で、そこからは粉河海道経由で泉佐野市へ。この途中には犬鳴山(いぬなきさん)というところがあります。真言宗犬鳴派(!)の本山の七宝滝寺がある場所。修験道が盛んで、今でも「行者の滝」では水に打たれて修業する方が居るそうです。参道のいたるところに祠(ほこら)があったり、京都の鞍馬山なんかと同じく霊験あらたかな山という感じ。祠なんてドラクエの世界でしか知らないもんねえ。犬鳴山の名前の由来は平安時代の義犬伝説に基づくようで、本来、山の名前ではなくて「宇多天皇が与えた七宝滝寺の山号」らしい。ゴールデンウィーク前後に最も大きな規模の護摩と火渡りの行があるとのことなので、興味のある方は一度行かれてはいかがでしょうか。女性の行者も多く、修験道体験(1000円要予約)もあるみたい。あ、これ、ちょっと補足が必要かな? 京阪神以外はよく知らないが、「高野山に篭る」とか、そーゆー行に参加するとか、普通の会社員でもそんなに珍しい話ではありません(たぶん、だけど)。僕も得意先とうまく行かずにノイローゼ気味となり高野山に篭った人を直接知ってますし。昔はカウンセラーとかなかので、心が弱った時はそういうことが珍しくなかったのかもしれないですねえ。
谷にはこれまた犬鳴川が流れていて、大阪とは思えぬ鄙びた犬鳴温泉街となっている。名前から考えて僕は通り過ぎるわけにはいきませんので(笑)、日帰り入浴でチャプンと浸かりました。こういう鄙びた温泉街は非常に貴重。ところで、ここを題材にした「日本旅館にはマーケティングは存在しない」という論文を発見。なかなか面白い研究成果と思うのでこれも是非ドゾ。
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