良いものは何度も観るのだ

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本来は12/10までの「ALWAYS三丁目の夕日」の上映が、全国的にファンの根強い要望で延長となり、銀座界隈は日劇からシネパトスに移ったんだけど、1/6までのはずだった。しかしまた急遽上映延長となったと聞き、外出の帰りに早速観に行って「予定通り」また泣いてきました(笑)。もう、片手で数えられないくらい観てますぜ。周囲もそういう方ばっかりみたい。今回は映画と映画館も似合いすぎ。あー、なんでこんなに涙もろくなったのか...。

この映画、好きなシーンやセリフはいろいろあるが、一平の「またかよー」と「これがアブラだ」のところはカナーリ気に入っています。六ちゃんの津軽弁もこの映画のポイント。今まで方言といえば、関西弁とか九州弁がハバをきかせてるけど、これ観た人は津軽弁が好きになったんじゃないかな? だから、青森の人はプライベートではこれを機会にどんどん方言使ったらいい。「なんだべ?」「教えてけろ」「よろすくおねげえすます」とか生のをもっと聞きたいなあ。それに生粋の江戸っ子は「ひ」を「し」と発音するしね。いーんじゃないの?プライベートでは。

まあ、そんなこんなで、日テレがほくそ笑んでいるのもわかってし、「アカン、完全にハメられたなー」とも思うけど、当然ながらこういうのはPeer Productionベースでは絶対に作れないわけで。多くの人のリアル世界での努力や協力があってこそ出来上がるコンテンツの代表例。テレビ局というか制作側は、偏向したニュースとかバラエティと称するマスを埋めるための企画モノ番組は一切やめて、こういう質の高いコンテンツをどんどん作って、Pay Per Viewとかファンドでビジネス化していけばいいと思うのだけど、マジで。その為にはもっとスリム化してホールディング会社になるべきだろう。事業管理ではポートフォリオ管理やリスク見極めが難しいので、そこは広告代理店や総合商社、銀行とも人材やシステム面で連携すればよい(既に株主の関係はあるけど)。もっともそうなると、今度は労働サービス提供側としてのタレントや俳優、歌手達の原価構造もいじらないとだめだろうな。いまや企業社会の掟となりつつある、現在価値での評価に。某芸能事務所にいいようにタレント差し込まれるとかそういうのももう無くしましょうぜ!

ただ、まずは今の著作権のエグイ構造や任意団体の既得権を守るんじゃなくて、Disruptionする側に回って、決意を見せてくれよう、と思うのは僕だけかなあ?

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