わかった、2機売るよ。いらないやつ

池田信夫BLOGの自家用ジェット機というメタファーという記事で、ビッグ3のCEOが金の工面に自家用ジェットで現れた失態について経済学の観点で説明されているが、その後どうなったのかなと記事を漁ってみたら、GMは5機のうち2機を売るらしい。でもそれは反省したというわけではなく、Out-Of-Services - 未使用だからという理由。CEOのRichard Wagoner氏は依然自家用ジェットは所有し続け、セキュリティ上の理由からビジネスとプライベート両方に使うとのこと。

ABCの報道に端を発する非難やゲーリーアッカーマン下院議員の以下の非難に応えてではない、とわざわざ言っているのが面白い。わざわざ言わなくていいのにね。



しかし、ゲーリーアッカーマン下院議員の皮肉は痛烈です。
There’s a delicious irony of seeing private luxury jets flying into Washington DC, and people coming off of them with tin cups in their hands, saying that they’re going to be trimming down and streamlining their businesses. It’s almost like seeing a guy show up at the soup kitchen in high hat and tuxedo.

ワシントンDCへ自家用飛行機で入った件は実に皮肉めいた面白さがある。アルミコップを手に「ビジネスのムダを省き能率化します」と言いながら彼らはやってきたんだが、ソープキッチン(貧困者のための無料食糧供給所)に山高帽とタキシードで登場したようなもんだ。
これと対照的な話として、CNNが11月初めに日航再生計画に伴う西松社長の痛みを分かち合う姿勢についてビデオで再報している。インタビュアーの言い方からも、欧米の人から見ると相当奇異に映っているようだが、どうせならそういう雰囲気を醸成するのがお家芸の日本のマスコミを逆取材しては?

えっと、このネタに引っかかったのは、夜行のエコノミークラスでヘロヘロになって帰ってきたからという庶民的理由からです、はい(笑