エンタメのLong Tail

Bear Stearnsのアナリスト、Spencer Wang氏による、エンタメの世界にロングテールを当てはめたらどうなるか、という分析。
11/15のYouTube Top 20のうち、75%がUGC(User Generated Content)だったという話や、お仕着せのコンテンツから無限の選択肢への流れ、利用者におけるフィルタの必要性などを、図表を使って順番に説明し、
  • ビデオ需要は増す
  • 皆の嗜好はどこかで食い違うので、ニッチコンテンツにも居場所がある
  • 旧タイプのクリエーターは、古いコンテンツを再配布することはできるけれど、UGMにシェアで負けるかもしれない
  • 新しい競争者としてのStartUpsは現れるだろう
  • 集約とブランド価値は、コンテンツの選択部分で急激に高まる
という、まとめに導いている。TechMemeでも、YouTubeがケータイ向けにビデオ配信するぞ(YouTube Coming Soon to Cellphones)ニュースと合わせて、プチ人気。偶然、タイミングが一致したのだろうけど、別記事の、
も合わせて読むと、いよいよ来年あたりから、Disruptionのうねりが来るかな、てゆーか、来てほしい。だってTVはもう手放したし(笑)。UGCが蔓延する「企画コンテンツ」を超えるという分析はさもありなん。企画とやらせは紙一重。インフォマーシャル的な企画や視聴者をバカにしたような企画は2chなどで即やらせ認定される。やらせに対する大衆の反動は、ブログ炎上やTBSの件などを見ればどうなるかは想像がつく。

前述のTechCrunch記事にもあるが、もはや「いつ」という時期だけの問題なので、大手広告代理店など既存権力はどう準備しているのだろうか。彼らは国家権力の中枢まで入り込んでいる。裏社会とも通じていることも想像がつく。先日も元公安調査庁の部長ビデオで裏社会と芸能関係が関係していることは明言されたところだ。こういう勢力を含めた既得権側は必死で既得権を守ろうとするのが自然なので、法整備も含め、ありとあらゆる策を講じてくると思える。ダウンロード、海賊版は禁止 政府、著作権法改正を検討という24日のニュースも、そういうことを見越しての動きだったりして。で、それを破壊してくれるのは、既存の与党でも野党でもないだろう。出でよ、第3勢力って感じだな。

おまけ
CGM(Customer/Consumer Generated Media)という商売っ気アリまくりの言葉よりも、UGCという表現の方がいいね。去年のWeb 2.0カンファレンスでそっちがメジャーになったと思っているんだけど、日本ではCGMの方が多用されてるな。

My World - Sick Puppies

10月3日に紹介した、ハグ男ネタで流れてる曲のバンドSick PuppiesのMy Worldのビデオ。5曲入りのEPもiTunesでダウンロードできるようになったし、母国オーストラリアでのツアーも決まったようで、ノリノリのようです。



Posted By:SICK PUPPIES - EP now on iTunes

Kansai Days

久しぶりに関西へ帰る。今回はカメラマンと化してました。
From Kansai Days

大阪には「立ち飲み」ならぬ、「立ちたこ焼き」が何軒かある。客層は老若男女カンケーなし。店によっては、ネギマヨなんていうメニューもあって、これがなかなかイケます。梅田界隈にお立ち寄りの際はぜひ。そういえば、こんな記事が。
Sankei Web > 社会 > 立ち食い文化花盛り なにわ新顔、パスタ店登場(11/22 15:28):
 立ち食いは17世紀半ばの江戸の屋台が発祥といわれる。江戸時代のすしは「立ってつまむもの」だったといわれ、江戸前すしのカウンター席も、屋台で立ち食いすることの名残だ。

From Kansai Days

おかきで有名な播磨屋大阪店の「あんころぼたもち」。なんと263円だ。ほかにも驚くことが...。これは行ってのお楽しみ。
From Kansai Days

今までブログに載せる写真素材はFlickrを使っていました。Picasa Web Albumは最近使い出したのですが、写真の整理と公開・共有が簡単だしBloggerとの相性もいいので、今後はPicasa Web Albumを使うことが多くなると思います。FlickrはSNSとしての機能が充実してるし、ちゃめさんも最近友達の輪に入れてくださったんですが、どーしてもYahooよりGoogleブランドに惹かれてしまうのであった(笑) すません >  ちゃめさん。

ぬれ煎餅のハイプ

銚子電鉄の件で「ぬれ煎餅」がかなり話題になってるね。IT Mediaが報じるわ、save the銚子電鉄 @ ウィキなんてのもできて、祭り状態かも。

銚子電鉄

テクノラティで「銚子電鉄」への言及ブログを調べるとこんな感じ。
Technorati Chart

また、この件での初めてのブログエントリーは11月14日付のこれだと思われる。
夜行快速/低空飛行 - 銚子電鉄の苦境について:
銚子電鉄は、鉄路を維持するためにありとあらゆる努力をしてきました。トロッコ列車の運行や記念乗車券、グッズ、煎餅の販売はもちろんのこと、携帯電話の代理店や宅配便の受付、切手の販売、ロケ場所の提供、朝市の開催…その努力ぶりには目を見張るものがあります。おそらく、日本に存在する中小私鉄の中で、ここまでの営業努力を重ねているところはそうそうないでしょう。
本日、22:00現在で3000件の注文だそうだ。昨日は1000件ちょいだったというから、今日だけで2000件くらい? 納期も20日だとか。単に「経営が苦しいから買ってくれ」ではなく、必死の営業努力をしているというのが伝わったからだろう。24名の職員や関係者の人もさぞや嬉しい悲鳴を上げていることと思う。今度の飛び石連休は銚子電鉄に乗りに行く人が結構多いかもね。

ま、ここは「地方経済の落ち込みは...」なんて野暮なことは言わず、ぬれ煎餅を買って応援することにしよう。まさか電通あたりのヤラセではないだろうな、と祈りつつ...

*Update*
ブログができたみたいね。

OLPCの試作機が完成

OLPC(One Laptop Per Child) の試作機(モックアップじゃなくてちゃんと動くやつ)がついに完成したようだ。できあがったマシンを開封しているところの写真もある
One Laptop per Child Community News:
Many put in Herculean efforts and as scheduled the first build of X0 was begun on Tuesday afternoon November 14th. About 35 operators assembled the laptops with the over-site of the entire technical team from Quanta and Mark Foster and Mary Lou Jepsen from OLPC and David Woodhouse from Red Hat on hand. The first laptop was started with its motherboard, and ran most of the way through the line alone ―with every operator idle except for the one, each operator successively doing his or her job. After Laptop #1 had made it through about 20 operators, Laptop #2 was started. 221 laptops were built on Tuesday and an additional 600 units on Thursday; many are still in run-in and final test.

たくさんの人々が超人的な努力を行い、X0の最初の製作が予定通り11月14日の火曜午後に始まった。Quantaからの技術チーム、OLPCからのマーク・フォスターとメアリ・ルウ・ジェプセン、およびレッド・ハットからのデヴィッド・ウッドハウスらが張り付いた状態で、約35人のオペレータがラップトップを組み立てた。最初のラップトップはマザーボードから始められ、各自が自分の持ち分以外はアイドルになりながらも単独ラインで(シリアルに)作業を行った。ラップトップ#1が20人のオペレータで作られると、ラップトップ#2の番だ。火曜日に221台のラップトップが作られ、追加分の600台が木曜に作られた。多くはまだ評価と最終テスト中である。
OLPC WikiにはBIOS, EC codeやブートローダに始まり、いろんなモジュールへの貢献者の名前が記載されている。Sugar's web browserはMozillaのGeckoレンダリングエンジンを採用してて、つまりfirefoxと一緒。あと、EToysで御大アラン・ケイに続き、大島芳樹氏の名前が。この方は、はてなに日記を持っていらっしゃる模様。
大島芳樹のカリフォルニア日記:
http://laptop.media.mit.edu/laptopnews.nsf/latest/news?opendocument=
にEToysチームの人として名前が載っていましたが、名前の順番だけではなく山宮さんやScottの名前がないのは片手落ちではなかろうか。
へぇ、他にも日本人が貢献してるのか。とにかく歴史的な貢献と思います。まずは、おめでとうございます、と言いたいですね。大島さんの日常生活のページにはAlan Kayと秋葉原に行く(1998/ 7/18)というのがあったりするな。

ソーシャル化したNing

Ningでは、登録されているWeb 2.0タイプのアプリケーションやソースコードをコピーして自分のサイトで使ったり、Google MapsやFlickrとマッシュアップ・アプリケーションを作ったりすることができる。Netscapeで有名なマークアンドリーセンが立ち上げたサイトだけに最初は注目を浴びたが、やはり登録されているアプリケーションの数が思うように増えず苦戦していたようだ。原因の一つにはphpソースしか受け付けないというのがあったようで、.netアプリとかJavaアプリも登録できるようにすると言っていたが、未だにphpだけのようだ。

どうなるのかなーと思っていたら、開発者よりもソーシャル・ネットワーク化の方へシフトしたみたい。トップページのキャッチも「Ning - Create your own Social Websites!」となっている。つまり、典型的なソーシャル・アプリを用意するから、どんどんコピーして自分のサイトを作ってちょうだいねと。サブドメイン名も好きなのを用意してあげましょうと。

現在、
  • Flickrのようなソーシャル写真サイト(Ning Photos)
  • YouTubeのようなソーシャルビデオサイト(Ning Videos)
  • VOXやMyspaceのようなソーシャルネットワーク型サイト(Group)
といったキラーアプリがあり人気を博している。物は試しということで、sevendegreesphotos.ning.comを作ってみました。3分で作れるよ。

Ning Photos

基本機能はかなり充実しているので単純にコピーするだけでも十分使える。さらにカスタマイズも可能だし、凝れば相当なWeb 2.0サイトを手にすることができると思う。仲間内での写真やビデオ共有サイトならこれで十分じゃないかな?

無論、以前からの機能(開発者によるソースコード付アプリケーションの提供と共有)も存続している。はてさて、今回のソーシャル化はNing起死回生の一発となるか?

Related posts:

Google Earthでタイムトラベル

Rumsey Historical Maps1

9月13日に続いて、11月1日にアップデートされたGoogle Earth (Release 4 - BETA)では、
  • 描画ツール
  • 新しいアイコン
  • 3D描画が速くなった
  • 印刷の改善
  • MSIインストーラー対応
といった新機能追加や改善が無償版に施された。さらに、Google Earth Proではプレミア機能だったwmvムービー書き出しをサポートするなど、着々と機能を拡張している。

そんな中で、イチオシはこれ。historical mapsだ。レイヤーパネルにあるFeatured Content→Rumsey Historical Mapsで見ることができる。江戸なんか、「yedo」ですぜ。

Rumsey Historical Maps2

Via Google Earth in 4D

First post from Google Docs

WritelyBlogger Betaから直接、投稿ができるようになったようなので試してみたよ。

下はついに買ってしまった、デジタル一眼レフ。Nikon D50 本体とSIGMA 18-200mm F3.5-6.3。 昨年6月発売なので、かれこれ1年半になるし、画素数も610万画素と最近の1000万画素機種に比べると見劣りしますが、まあ、素人ですから地道に入門編からやってみるということで。写真なんか撮れればいいし、多少色とか悪くてもPhotoshopでレタッチできるわい、なんて思い込んでいた日々がウソ のよう(笑)

お世話になったサイトはコチラ。


D50

*Added*
Google DocsからPublishすると、HTTP 500のエラーになり更新できなかったんだけど、Flyoverで指定していた日本語を消したらエラーが無くなった。でも、別のポストで試してみたらFlyoverでの日本語は通る...。まだバグが少しあるのかもしれない。

20年後のTop Gun

speedangeles2003年に女性ディレクターのペイトン・ウィルソンは、米海軍戦闘機パイロットの世界に入った。彼女は軍の前例のない配慮により、コックピット写真などかつてない映像を撮影できた。そして、F-14トムキャットのパイロットになることを夢みてきたJayとMeaganという2人の男女パイロットに出会い、彼らを2年半に渡って追い、ドキュメンタリーDVDを作った。

Trailerやクリップ集はここ。
「Dogfight」なんて観てると、まんまTop Gunみたいだ。あれから20年近い歳月が経っているにもかかわらず、あんまり変わっていないのは妙な感じがする。F15なんかだとまた雰囲気が違うんだろうけど。

Jayは23歳にして2度目の人生。彼は高校の時に顔に銃弾を受けて九死に一生を得て、その後海軍に。MeaganはTop-Gunが大好きだった。しかし彼女はマーヴェリックとデートしたいとは思わなかった。マーヴェリックになりたいと思ったらしい。

しかしこれは映画ではない。彼らは個性豊かで感情的で生々しい。そうして彼らはやがてイラク戦争に直面してゆく。このドキュメンタリーは彼らを通じて全てのパイロット達の物語になっているとのこと。作成するにあたっては、相当の忍耐が必要だったそうで、DVDは来年の1月30日に発売される。Amazonで入手できるなら見てみたい。

2006 - 11/01 - "Speed and Angels" Movie Premiere:
Wilson says her favorite part of the film is Jay and Meagan’s struggles with the reality of their professions. “But if you want more specifics, you gotta see the film,” she adds, laughing.

Tribute to Trainrider



ドイツ・フランクフルトのある21歳の若者が今年のはじめに白血病で亡くなった。彼の名は「Trainrider」。彼は危険なTrain surfingが子供の頃から好きだったようだ。

Train surfingとは走る電車の「外側」に乗る遊び(貧困でやむを得ずというケースもあるが)。落ちて足を無くした子供もいるし、BBCでも南アフリカでのTrain surfing問題を報じている。
これを読んでみると、子供が自分の存在を主張したい、或いは、死を恐れないほど「楽になりたい」と思う気持ちが強いといった、子供を取り巻く社会的・家庭的要因も背景にあることがわかる。

このドイツの若者はどうか? 彼は死を覚悟した昨年、時速330kmで走るICEにも「ライド」している。「一番好きなことをやりたい」と言った結果がこれだったそうだ。上のビデオもそうだが、彼が亡くなった事を報じているYouTubeビデオには、いろいろな列車でサーフィンする彼の楽しそうな彼が映っている。

(当たり前だが奨励しているわけではない、為念)

2025年予測本

山形浩生氏のはてなダイアリー「経済のトリセツ」で紹介されてた、シェル石油による2025年までの未来予測本。ベタ褒めだったので「本当か?」と月曜日に注文してたのが届いた。一見、デザイン本かと思わせるような、上質紙にカラー印刷された分厚い会社紹介風の装丁。裏を見るとDesigned by Grundy & Northedge, Londonとある。デザイナであるPeter Grundy氏ってBloggerユーザーみたい。

著者はJeroen van der Veer氏となっていて、Royal Dutch ShellのCEO。Executive Summaryはこのサイトで読めます。自社のステークホルダに「我々は将来をこう考えている」と、こういう本をリーズナブルな価格で出版するのはすごいことだし、公開企業として理想的な姿と思える。日本の企業もWeb上のIRページだけじゃなくて、こういうことをやってほしいもの。

とりあえず読み始めます。どこまで理解できるやら...。

Mouser



これ面白ーい。キーボードを使って二分探索(Binary Search)方式でマウスポインタ位置を絞り込んでいって、左右クリックとかのマウス操作をさせることができる。薄いブルーで絞り込んでいく様子がわかる。最初は難しいが、慣れると結構操作できて楽しいよ。

Mouser.exe
  1. 上記のexeをダウンロードしてクリックするとタスクトレイにMouserが常駐する
  2. Ctrl+Mでアクティベート
  3. "i"(上)"j"(左)"l"(右)","(下)でポインタを追い込んで、"k"(左クリック)"r"(右クリック)。矢印キーも使える
  4. 脱出はescapeキー

実際にやってるところをハードコピーしようとしたが、PrintScreenキーが効かない。仕方ないので、ソースであるLifeHackerで紹介されてたYouTubeビデオを貼り付けておくね。

Via Hack Attack: Operate your mouse with your keyboard

Office 2.0カンファレンスで学んだこと

Ismael GhalimiによるOffice 2.0カンファレンスの補足。Office 2.0についてずっと書いてきた彼ならではの意見を少し紹介しておきます。3週間くらい前の記事ですが、いいこと書かれているわりにあまり紹介されていないようなので...。
What I learned at the Office 2.0 Conference:
Who is it for?
Individual users and Very Small Businesses (VSB). On one hand, Office 2.0 is not ready for the enterprise, and it’s a good thing. Trying to make Office 2.0 work for the enterprise today will strip the concept off all the good things that make it interesting. The enterprise needs reliability, scalability and security, and such attributes take some time to implement.
....

誰のため?
個人ユーザーと極小ビジネス。他方、Office 2.0は企業向けではない。そしてそれはいいことさ。Office 2.0を今、
企業向けに適合させようとしたら、それを面白くさせているいろんなことが概念上すべて取り払われてしまう。企業は信頼性、スケーラビリティ、セキュリティなんかを必要とし、そういう属性はインプリするのに時間もかかる。
....

Why does it matter?
Because without it, Nicholas G. Carr is right in saying that IT doesn’t matter. The IT industry is not growing anymore, mainly because IT customers cannot gain any measurable productivity gains from their traditional IT investments anymore. Sorry Nick, nobody wants you to be right on this one for too long.
....

なんでそれが重要なの?
Office 2.0抜きでは、ニコラス・G・カーが言っている「IT doesn't matter(邦題:ITにお金を使うのは、もうおやめなさい)」が正しくなってしまうからさ。IT産業はもはや成長しない。顧客は従来型のIT投資からは、測定可能な生産性向上を増やすことができないのがその大きな理由。ごめんよ、ニック。Office 2.0上においては誰も君(の言っている事)が正しくあってほしいとは望んでいないんだよ。
....

Whose lunch will be eaten?
Nobody’s. If you think Office 2.0 will eat into Microsoft’s Office business, you’re missing the larger picture. The introduction of Office 2.0 onto the marketplace will do to the Office 1.0 market exactly what the introduction of the PC did to the mainframe market: nothing. When the PC was introduced in 1981, the mainframe market was not growing much anymore, and it did not grow nor shrink significantly since then. Instead, introducing the PC just increased the overall market, by an order of magnitude or two. The same will happen with Office 2.0.

The reason for this is pretty simple: the bulk of the IT industry is focused on the enterprise today, especially within high-income countries.
....

誰のためのランチ?
誰のでもないよ。キミがOffice 2.0がマイクロソフトOfficeビジネスのエサだと思ってるなら、大きな状況を見落としてる。Office 2.0の導入がOffice 1.0市場に対してするであろうことは、メインフレーム市場へのPCの導入がやったことと全く同じことさ。何もなかった。PCが1981年に導入された時、メインフレーム市場はそれ以上成長していなかった。それ以後も成長もしなかったし、(しばらくは)劇的に縮小もしなかった。その代わり、PCの導入はマーケット全体を一桁ないし二桁増加増加させたのさ。同じことがOffice 2.0によって起こるさ。

この理由はかなり単純。IT産業の大半は企業にフォーカスしてるからね、特に高額所得の国々では。
....

他の記述も「そうそう」「ふーん、なるほどね」と頷く部分が多い。僕は、彼(Ismael Ghalimi)のIT|Reduxというブログが結構気に入っていてよくチェックしています。SAPやBPMとかBAMとか、この世界では珍しく、エンタープライズとWeb 2.0の両方を理解していてバランスがいいと思う。彼はあれからブログを更新してないんだよねー。彼にとっては一世一代のイベントだったようなので、さすがに疲れたのかな?

彼も書いてますが、Office 2.0って何という方は、是非、Office 2.0 setupとかから始めてみてください。しかし増えたなあ...。

Google Custom Search

右側にあるブログ検索をTechnoratiからGoogle Custom Search Engineに変更してみました。Google Custom Search Engineの「Create a search engine」ボタンを押して必要な項目を埋めていくと設置用のコードを簡単に作成することができます(日本語は使えないみたい)。

Google Custom Search

これ、以前紹介した、Google Co-opの機能を使っているのですが、Google Makerと併用すれば、自前の検索ボックス用ロゴも置けるし、検索結果表示ページを用意したり、カテゴリ別検索とかいろいろできそうです(但し、先にCustom Search Engineを作っておくことが必要)。それに、Blogger Betaだとダイナミックコンテンツだから、即反映されてレイアウト含めいろいろ試行錯誤できるのも良いね。

Technoratiは他のブロガーがどんなキーワードで書いているかなど、ブロゴスフィア全体の傾向がわかりやすくて利用価値はあるけど、検索速度に限ってはGoogleには敵わないなあ。結果表示が瞬時だもん。

ThinkFree Online

数日前に「グーグルアプリに強敵登場?」というタイトルキャッチで、CNet JapanがFlash製アプリ「Scrybe」を取り上げていましたね。YouTubeにアップされたデモムービーもあって見てみたのですが、操作性がいいとかオフライン機能があるのはわかるけどClosedなイメージがつきまといます。FlashなのでAPIを公開することもできないし、僕的には「よく作りこみましたねー」という印象以上でも以下でもないなあ。

これで思い出したのが、Java Applet製のThinkFree Online beta。IT-Proが春に簡単に紹介してます

thinkfree

厳密に言うとデスクトップはAjaxで、各ツール(ワープロ、表計算、プレゼン)はJava Appletです。しかもOffice2003そっくり。使ってみると本当に似ているので、ちょっとびっくりします。ThinkFree OfficeというMS Officeの競合品を出しているだけあって研究し尽くしてるんでしょう。.docや.xlsでの保存は勿論、Office2.0時代っぽく、PDFへの保存とかブログ投稿(Blogger,TypePad, WordPress,Squarespace,MovableType系など)もできるようです(Blogger Betaはダメだった)。文書の共有はCreative Commons対応。メニューも日本語化されてるし、フォントもローカルのMS明朝とかちゃんと選択できる。

Appletロード時は少し待たされるが、後は速度も思ったほど遅くない。OpenOfficeもいいけれどこれの方がより好ましく思えるなあ。但し、正真正銘のbetaのせいか、外部アプリから日本語テキストをコピペすると文字化けするとかまだ若干の不具合もあるのは残念。

Google Docs&Spreadsheets等によって、Office 2.0というキーワードの露出が多くなってきたけど、ThinkFreeが他と違うのは、Java Appletのことではなくて、前述のThinkFree Officeとのシームレスな連携、つまり「Web版とデスクトップ版のハイブリッド・アプローチ」にあると考えられる。Microsoftもこの戦略のようだ。
Pure Web Approach : Google, Zoho, その他多くの Office 2.0 startups.
Hybrid Approach : Microsoft, ThinkFree.
となるのかな。以前、Web2.0に足りないもので紹介したように、「オフラインアクセス」と「暗号化されていて且つ検索可能なストレージ」が鍵だと言われているので、この点からはハイブリッドは一見現実解のようにも思える。しかし、企業内部統制の観点からはかえって中途半端で魅力がないんだよねー。

日本でも金融証券取引法(J-SOX)を狙ってか、NECがThin Clientを発表したり、これからこの領域の話題が盛り上がってゆく気がするね。

Getting Real

O’Reillyの新しいレポートが読むに値するかどうかは他の方にお任せするとして、Timのブログには「$375は高すぎる」との非難コメントが。口火を切ったMattってあのMatt Cutt??? 一方で最近、37Signalが出したGetting Realは16の章と91のエッセーから構成され読み応え十分。オンラインで読むのはタダだし、PDF版は$19だ。Web2.0型自費出版サイトのLuLuから出ているpaperbackでも$29。げー、こんなんが出ていたとは....これと比べるとまあ割高感は否めないな。

さらにGuardian Unlimitedで面白そうな特集を発見。冗長かつ叙情的な気軽な読み物という感じなんだけどね。
A bigger bang | Weekend | Guardian Unlimited:
Everybody sitting at a computer screen is alone. Everybody sitting at a computer screen is at the centre of the world. Everybody sitting at a computer screen, increasingly, wants everything to be all about them. This is our first glimpse of what people who grow up with the net will want from the net. One of the cleverest things about MySpace is the name.
Web 2.0 specialという特集が組まれていて、NetvibesのTariq Krim、Del.icio.usのJoshua Schachter、DiggのKevin Rose、Blogger/OdeoのEvan Williamsといった著名なstartupsの起業家達に
  • What is Web 2.0?
  • What is your big idea?
  • The next big thing?
といった質問をぶつけて記事にしている。FlickrのCaterinaタン(笑)も出演中。

O'REILLY's new Web 2.0 report

Tim O’ReillyとProgrammable WebのJohn MusserとO’Reilly RadarチームによるWeb2.0レポート、Web 2.0 Principles and Best Practicesが出版されたようだ。pdfでUS$375。目次はこうなっています。
Executive Summary
Section i:
Market Drivers of Web 2.0
Six Key Market Drivers
Section ii:
Ingredients of Web 2.0 Success
The Eight Core Patterns
Web 2.0 Patterns and Practices Quick Reference
Section iii:
Web 2.0 Exemplars
Web 2.0 Proile: Amazon.com
Web 2.0 Proile: Flickr.com
Section iV:
Web 2.0 Assessment
appendix A:
Web 2.0 Reading List
appendix B:
Technologies of Web 2.0
endnotes
抜粋版を見る限りでは普通のコンサルレポートっぽい。「Web 2.0アセスメント」なんて、ちょっとねえ...。一般のユーザーは個々のStartUpsというより、Disruptionに関心があって、企業関係はEnterprise Web 2.0というか、Office2.0みたいなところに注目していると思うので、そういう部分でなにか面白いことが書かれているといいんだけど。

*Updated*
内容はさておき、$375というのがかなり不評みたい。この続きは次記事で書きます。

外房

DSC00606

新しいロゴが決まった祝いというわけではないが、思い立って房総半島を一周してきますた。内房より外房が趣がある。秋の夕暮れはナカナカ雰囲気がよかったです。

勝浦で本鮪の佃煮をゲト。

maguro

南総と言えば滝沢馬琴の里見八犬伝。てことは、僕的には里帰りしたようなもんか(笑)
初里見氏之興於安房也徳誼以率衆英略以摧堅平呑二総伝之于十世威服八州良為百将冠当是時有勇臣八人各以犬為姓因称之八犬士...

(はじめ里見氏の安房に興るや、徳誼を以て衆を率い、英略を以て堅を摧き、二総を平呑して之(これ)を十世に伝う。八州を威服して、よく百将の冠たり。この時に当たりて勇臣八人あり。おのおの犬を以て姓とす。よりて之を八犬士と称す)...
馬琴は途中で失明するも、息子の嫁お路に文字を教えて口述筆記させつつ28年かけて完成させたらしい。資料性が高いサイトを見つけたので、ご紹介しておきます。
馬琴はすごいのだが、文字を教えられて書くことを引き継いだお路ちゃん(知り合いではないが)もすごい、とある。確かにそうだ。文字を知らない状態からちょっと勉強したくらいでこの怒涛の漢字は書けないだろう、フツー。それに旦那ではなく、義理の親父のためにだ。現代ならあり得ないなー。

Links for 11-04-2006

ScobleShow: Videoblog about geeks, technology, and developers
Hotwired Japanの編集長だった江坂健さんのブログ経由。6月のBill Gatesの引退発表前にMicrosoftを辞め、PodTechに移ったRobert Scobleが、Videoブログをやっているというのは知らなかった。続けてこの記事を読んで、ああ、アカンと思ってしまった自分。

新しい千葉県ロゴの作成について
千葉県の知り合いがたくさんいるので、連休明けにでも感想を聞いてみたい(笑)

[K] 私の「統計のウソを見破るカギ」
健康食品の効用とか、某新聞社の「電話での聞き取り調査」とか、なんでそんなものを信じるのかねー。そういえば、先日、ある事柄に関する全社規程の草案を法務関係の方にチェックしてもらっていたんですが、「NOT (書かれている記述)」をことごとくチェックされて、科学ではないけど、反証主義的なテクニックを使うワケねーと妙に感心したり。

Why I'm giving up reddit - Arve Bersvendsen
やはり、ソーシャル系もエントロピーみたいなものがあって、それが増大してこうなるのか。起業について話をしていたとき、「始まったものはいつか終わる。大抵は終わりをどうするかは考えないので、その領域が実はビジネスチャンスなのだ」という意見で何故かまとまる。

船のいろいろ

昼飯時にナフサなんかの積載重量をどうやって測定するか、という話をケミカル関係の方とお話していたのですが、タンカーというか運搬船っていろいろあるのですよ。
タンカーとか乗ってみたい。Googleなんかのニュースを読んでいると情報の価値を思い知りますが、現実にはモノが動かないと人は生活できない。養殖マグロの棚卸しはどうするか、とか聞いているととても面白いものです。
日本船主協会:海運のことをしりたい方へ:
わが国の経済と暮らしを支えて活躍する日本の海運の姿が一目で分かるようを写真やグラフを主体に説明・解説しています。
ヒト・モノ・カネを知り、情報を知り、と願うわけですが、なかなかバランスよくはいかないものです。ベラヌールあたりまでは結構楽して辿り着いたが、ロンダルギアに向かう洞窟でボコボコにされてるの図に近い、今日この頃。

日本でもGoogle独自ドメインサービスが始まる

報じられている通り、日本でも Google アプリ 独自ドメイン向け が開始された。Exchange Serverやサイボウズなんかも苦しくなるだろうなあ。なんせ、Googleはタダですからねえ。スパム対策やバックアップ対策なんかもなまじ自営するより、ずっと安全・確実。皆さんが予想するように、Google Docs&Spreadsheets(WordとExcel相当)も近々、これに乗っかるだろう。

ライセンス売りの商売をしているIT関係者には激震必至。いくら「コモディティとなったシステムを開発したり、所有することに興味はないんですよ」とITベンダーやSierの方々に説明してもなかなかわかってもらえなかっただけに、僕的には少し嬉しかったりする。

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で、ついでに書籍の紹介。「グリッド」とあるが、それは後半のみで、前半はSaaSというか、Google独自ドメインサービスに代表されるサービス利用型社会についての解説となっている。ITビジネスはもはや「ニーズ」ではなく「リスク・コンサーン」だというくだりには思わず頷いてしまった。

Reddit買収 orz...

redditRedditがWired digitalに買収されたわYO、と、satomi氏より、タレコミあり。
Wired Digital Acquires Reddit
Wired Digital has purchased the personalized social news aggregation website Reddit, the company announced Tuesday.
で、確認。あ、ほんまや。ちょっとショックかなー。

Wired digitalはCondéNet社が所有している。CondéNet社は他にも、Epicurious.comやStyle.comやLipstick.comを立ち上げた会社だそうだが、メディアコングロマリットであることくらいしか、知らない。Business 2.0のOm Malik氏によれば、GigaOMでの「次はどのニュースサイトが買収される?」の5択投票では、Redditは16%で3位というか真ん中。1位2位はBoing BoingとGawkerだったそうだ。

Redditって、diggとちょっと違って、ユーモアというか、シャレが通じるソーシャル・ニュース・コミュニティだったと思うんだけど、これからどうなるんだろう。Reddit2.0と称して、こんなモックアップが公開されてて期待してたんだけど。

*Updated*
てなこと書いてると、JotSpotから「Google has acquired JotSpot」のメールがGMailに入っていた。一瞬、eyespotと間違えて「お、GoogleVideoとYouTubeのマッシュアップ機能が誕生か?」と早合点。JotSpotはそうじゃなかった。コラボ系というか、WikiベースのLotus Notesみたいなもんです、はい。ITMediaが8月に紹介していましたね。GoogleはJotSpotの買収により、Docs&SpreadsheetsやCalendarばかりでなく、外部サービスも相乗りできるプラットフォームを提供しようということかな。