The Top Social Networks of 2006

年末ともなると総括や予測を兼ねた記事が増える。Mashable.comのSocial Networking Awards - The Top Social Networks of 2006で、今年の総括をやっているのだが、1年で様子がごろっと変わったというか、増えましたねえ。知らないサイトが多い。

カテゴリごとに、「Mashable.comが選んだサイト」「読者が選んだサイト」「来年ブレイクしそうなサイト」が挙げられている。ひとつひとつは紹介しきれないので、個別にチェックしてみてください。僕は、Pageflakes, ReverbNationが気になった。satomi氏オススメのSlide.comも入っているな。

カテゴリ
読者が選んだStartups
MainstreamMultiply
Widgets and Add-onSlide.com, Zwinky
BookmarkTrailfire
PhotoTwango
VideoGotuit
Start PagePageflakes
MusicReverbNation, MOG
ShoppingThisNext, Etsy
Niche
Dogster, LibraryThing,

これを書いてて思ったのは、先日読んだ、梅田望夫氏と平野啓一郎氏の「ウェブ人間論」に書かれている「島宇宙」という言葉。DogsterやLibraryThingなんてそのものじゃないかな? 知恵として、現実社会を離れ島宇宙でサーバイブする生き方。

これは現実社会を牛耳る側からみれば、勝手にガス抜き機構ができて、予定調和アリガトーってなるだけではと思える。メディアとか一部の業界以外はさして変わらずに済む。若者はますます政治に参加しなくなる。結果、組織票を持つ宗教団体と宗教並みのイデオロギー政党を利することになる→現実世界はますますオカシナことになる→さらに島宇宙への脱出者が増える、という際限ない循環に陥って、最終的に皆は仮想世界に生きるマトリックスに...。

ところでこの本、梅田氏と平野氏の年齢が逆では?と思うことがしばしばあった。The Internetならぬ、The Outernetの世界の経験も多い梅田氏だからこその言い分はわかるのだが、アメリカ的個人主義も影響しているのかなと。人は何のために生きるのか、と大上段に構えるつもりはないけど、OLPCKivaやような方向性が議論されなかったのはやや物足りない感じがしたな。

ウェブ人間論
梅田 望夫 平野 啓一郎
新潮社
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