阪急復活

プロ野球のことではない。ハイソな阪急神戸線が再び復活したというニュース。
ここんとこ財務状況で苦しんでいたせいで新型車投入は10年ぶりとのこと。その間にJRにさえ液晶テレビが付く始末。阪急神戸線は芦屋や夙川など山の手を走るのでキレイなんだけど、車両は最新鋭ではなかった。

鉄道マニアではないので型番を出すのは気が引けるが、今回投入されたのは9000系というやつで、液晶画面が付いてるっていうんだけど、そんなことは他でもやってるしどうでもいい。報じるべきはその質感なのだ。本当のお薦めは同系列の9300系。2003年から京都線(四条河原町-梅田間)の快速として走りだしているが、下記のWebを見てほしい。
間接照明、タイル調通路(他でもあるけど)、木目調肘掛などなど。乗っている人にはもはや日常の風景だろうが、出張ついでに関西に行った人は9300系、9000系に是非乗ってみてくだせい。あと外人さんかな? 特急料金払わなくても、日本ではこんな豪華な電車に乗れる......

でもやりすぎると日本人の異常さをアピールすることになることだってある。豪華さはまだしも、今以上に「清潔・潔癖」の方に振れるとね。抗菌・防臭シート(つり革)とか空気清浄機とかね。あまり日本全体がキレイキレイっていう価値観に染まりすぎるのも考え物...。


清潔文化の誕生
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おすすめ度の平均: 4
4 「清潔」ってなんだろう
4 楽しいが、注が必要かと